ささやんの天邪鬼 座右の迷言

世にはばかる名言をまな板にのせて、迷言を吐くエッセイ風のブログです。

北朝鮮核問題とアメリカ

2016-09-15 14:24:21 | 日記
北朝鮮代表が公の席で、自国の核武装の正当性を主張し、「それ
は、米国の我が国に対する敵視の姿勢が、云々云々」と述べたと
いう。

この主張そのものは聞き飽きた、ありふれた代物だが、今回、本
ブログでこの主張を取り上げようと思い、正確を期すために読み
返してみようと思ったら、不思議なことに、ネット空間のどこを
探しても見つからない。私の頭にあるのは、テレビで得た情報
だったのかもしれない。しかし、すぐに消え去る情報では、ブロ
グ記事のソースとしては不適切である。しばらく悪戦苦闘した末
に、本ブログのソースとして適切な、同種の記事をやっと見つけ
出した。時事ドットコムの9月11日付の配信記事である。

《北朝鮮外務省スポークスマンは11日、談話を発表し、オバマ
米大統領による核実験非難声明に関し「米国の核威嚇から自主権
や生存権を守るための(核と経済の)並進路線の一工程にすぎな
い」と強く反発した。朝鮮中央通信が伝えた。 その上で「核戦
力の質的、量的な強化措置を継続していく」と警告した。》

つまり、北朝鮮の核戦力強化路線は、「米国の核威嚇から自主権
や生存権を守るための」ものだというのである。

本ブログのための適切なソースを探しながら、悪戦苦闘するなか
で、私はふと考えた。だったら北朝鮮は、アメリカが「核威嚇」
を止めれば、核ミサイルの開発を中止するのだろうか?アメリカ
がこれまでの「戦略的忍耐」政策を転換して、北朝鮮が望むよう
に平和条約を締結すれば、北朝鮮は核開発の暴走を止めるのだろ
うか?アメリカ政府は北朝鮮の主張を受けて、「戦略的忍耐」の
政策を転換してもよいのではないか。

「平和条約よりも、北朝鮮が核開発を止めるのが先だ」とアメリ
カは主張しているらしいが、平和条約の締結は「米と北の両国が
同時に武装解除する」という話ではないのだから、このアメリカ
の主張は筋違いであるように思える。

その意味では、中国の主張にも一理あると言わなければならない。
以下は、時事ドットコムの9月12日付の配信記事である。

《中国外務省の華春瑩・副報道局長は12日の定例会見で、北朝鮮
の核実験に関して米高官らが中国の「責任論」を取り上げている
ことについて、「核問題は実質的に朝米の対立だ。核問題の原因
と解決策は中国ではなく、米国にある」と反論し、「米国は核問
題の過程を振り返り、有効な解決策を切実に検討しなければなら
ない。責任を負うべきだ」とけん制した。》

アメリカ側には、北朝鮮との和平交渉を躊躇する理由が、――「
北朝鮮と交渉を始めれば、このしたたか者にうまく手玉に取られ
て、軍事的に優位に立たれてしまうのではないか」という気弱な
懸念がーーあるのかもしれない。
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