ささやんの天邪鬼 座右の迷言

世にはばかる名言をまな板にのせて、迷言を吐くエッセイ風のブログです。

首相 真珠湾訪問のなぜ

2016-12-28 13:57:26 | 日記
きょうは安倍首相がハワイの真珠湾を訪れ、「アリゾナ記念館」で献
花を行って、犠牲者を慰霊する。私がこのブログを書き始めるこの時
間には、すでに安倍首相の演説も、オバマ大統領の演説も、終わって
いるはずだ。
きょうのブログのテーマは、安倍首相の真珠湾訪問にしようと(なん
となく)決めていた。そう思って、きょう、ネットで「新聞社説一覧
」を読もうとした。しかし、あら不思議、どの新聞社も社説でこの
テーマを取りあげていないではないか。安倍首相の真珠湾訪問の話題
は、きのうはテレビのニュースショーでも取りあげていたから、まっ
たくニュース価値のない話題でもないのだろう。それなのになぜ、新
聞はこの話題をテーマに取りあげないのか。

というわけで、きょうのブログでは、当初、安倍首相の真珠湾訪問を
取りあげようと思っていたのだが、急きょテーマを変更し、「新聞の
社説はなぜ、安倍首相の真珠湾訪問を取りあげようとしないのか」と
いう問題を考えることにしよう。

新聞の社説が安倍首相の真珠湾訪問をテーマとして取りあげない、そ
の第一の理由として思い浮かぶのは、それが「取りあげにくい」から
であろう。今回の首相の訪問は、「謝罪のためではない」とされてい
る。「謝罪のため」ということであれば、「日本は(悪くないのだか
ら)謝罪する必要はない」、「謝罪すべきなのは、(無差別爆撃で大
量の非戦闘員を殺害した)アメリカのほうではないか」、「オバマ大
統領は、広島訪問のとき、日本に謝罪したのか」、「謝罪するのな
ら、アメリカだけでなく、東南アジアの国々に対してもすべきではな
いのか」といったさまざまな意見が噴出して、収集がつかなくなる恐
れがある。この「恐れ」は、しかし、日本政府にとってのものであっ
て、新聞各社にとってはむしろ格好のネタになる。社説だって書きや
すいだろう。

ところが今回の真珠湾訪問は、「謝罪のため」ではなく、「慰霊のた
め」なのだ。だからそうしたさまざまな意見は、すべて的外れにな
る。「戦争で犠牲になったすべての人々の御霊に哀悼の誠を捧げます
」という言葉には、「ああ、そうですか。それはどうも」と言って、
おとなしく引き下がるしかない。「戦争は終わりました。戦争は二度
と繰り返してはなりません。これからの永続する平和のためには、強
固な日米の同盟関係が必要なのです」と言われれば、「ああ、戦争で
はなく、平和のためですか。そうですか」と答えるしかない。

「平和」という美名の蓋で「臭いものに蓋」とは、安倍さんも日本の
外務省も、うまいことを考えたものだね。
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