ささやんの天邪鬼 座右の迷言

世にはばかる名言をまな板にのせて、迷言を吐くエッセイ風のブログです。

「斬首」後の成り行きと日本

2016-10-01 10:12:58 | 日記
米軍による北朝鮮への先制攻撃を、中国が容認したとの報道を受
け、私はおとといの本ブログで、次のように述べた。中国はこれ
を機に、豚魔大王が「斬首」された後の北朝鮮の体制として、親
中派の指導者による新たな傀儡政権を樹立しようと目論んでいる
のではないか。その見通しが立ったので、中国は、米軍の北朝鮮
への先制攻撃を「容認」したのではないか、と。

この私の観測に呼応するかのように、きのうのJBPRESS(日本ビジ
ネスプレス)は、次のように論じている。(いま「私の観測に呼
応するかのように」と書いたが、JBPRESSのライターが私のブログ
を読んでいる可能性はむろんゼロに等しく、だからこれは真っ赤
な妄想というか、まあ言ってみれば言葉の綾である。どうか了承
されたい。)

さて、それはともかく、問題は祭りの後、「斬首」の後である。
「豚魔大王を「斬首」した後の見取り図をしっかり描いておかな
いと、後の祭りですぞ。北朝鮮に大混乱が生じて、大変なことに
なりますぜ」というのが、JBPRESSの警告なのである。

JBPRESSは、アメリカがイラク戦争の轍を踏むのではないかと、
なぜか強く危惧しているようで、米軍がフセインを「斬首」した
後の事の成り行きを、豚魔大王「斬首」後の成り行きに重ね合わ
せている。

まだ記憶に新しいところだが、アメリカは軍事攻撃によって、い
ともあっさりとイラクを制圧し、フセイン政権を崩壊に導いた。
ところがイラクでは、その後、予期に反してシーア派のイスラム
教徒が各地で反乱を起こし、内戦が始まったのである。以来、イ
ラクの内戦状態は終わらないまま、「IS(イスラム国)」などの
武装ゲリラによって戦火が中東全域に拡大し、現在に至っている。

このイラクと同様、北朝鮮でも内戦が生じる可能性が大きいと見
るJBPRESSは、その理由について、次のように述べている。

「北朝鮮は実質的な軍事政権なので、金正恩が暗殺されたら後任
は軍の指導者になるだろうが、それが金よりましな指導者になる
かどうかは分からない。最悪の場合には、軍内部の主導権争いで
内戦状態になるおそれもある。」

留意しなければならないのは、この内戦の波及効果である。
JBPRESSによれば、北朝鮮の内戦による混乱は、日本にも無縁で
はあり得ない。北朝鮮の大混乱はおびただしい数の難民を生み出
すが、これらの難民は、日本を目指すしかなくなるからである。
彼ら難民が向かう先としては、さしあたり韓国、中国、ロシアが
考えられるが、これら三国が固く国境を閉ざした場合、彼らに残
された道は、船によって祖国から脱出する方途しかなく、難民が
乗ったこの船の向かう先は、日本以外にはあり得ない。JBPRESS
の予測はかなり具体的だ。

「38度線の北朝鮮側から日本の山陰地方までは、最短でも400
キロ以上ある。大量の難民が船で逃げ出すと、シリア難民のよう
に途中で船が沈没し、日本海で多くの死者が出るおそれが強い。
(日本政府の対応としては)公海上で追い返すのが最善だが、
世界中のメディアが「ボートピープル」の悲劇を報じると、日
本政府は(これらの難民を)救済せざるをえないだろう。」

そう、海外メディアの人道的な声に押されて、日本政府が北朝鮮
の難民を保護すれば、難民は次から次へと日本に押し寄せること
になる。その結果、日本はドイツやフランスと同様、難民問題を
抱え込むことになり、治安対策や、社会保障のコストに苦しむこ
とになるというのである。

そうなるくらいなら、豚魔大王の「斬首」後、中国が北朝鮮に親
中傀儡政権を作るのを良しとして、これを認めるのもアリかな。
JBPRESSはそう言いたいのだろうか?
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