ささやんの天邪鬼 座右の迷言

世にはばかる名言をまな板にのせて、迷言を吐くエッセイ風のブログです。

危険水域の内閣安倍丸は

2017-07-15 11:10:20 | 日記
内閣安倍丸がいよいよ危険水域に入ったようだ。時事通信が行った世論調
査では、安倍内閣の支持率は29.9%となり、3割を切ってしまった。一
方、不支持率は49.6%とこれまでで最高になった。

危険水域入りの原因が加計学園疑惑にあることは明らかで、政権の内部は
この問題への対処をめぐってあたふたと揺れ動き、混迷の度を深めてい
る。竹下亘国対委員長は当初、閉会中審査に対して、開催を拒否する姿勢
を示していたが、のちに「首相は国会で説明責任を果たしたいという意向
を持っている」として、閉会中審査の開催に応じる姿勢に転じた。この右
往左往ぶりは、あるいは疑惑を晴らしたいとの首相自身の積極的な姿勢を
強調するための演出だったのかも知れない。

閉会中審査の席で、安倍首相がどういう受け答えをするかは、だいたい察
しがつく。きょうの読売新聞が、安倍首相の反転攻勢をうけて、援護射撃
をするような記事を書いているからである。この記事によると、京都産業
大の黒坂光副学長が記者会見し、国家戦略特区を利用した獣医学部新設に
ついて「(政府が決めた)2018年4月の設置に向けては準備期間が足
りなかった。今後も十分な経験、質の高い教員を、必要な人数確保するの
は困難と判断した」と語り、教員確保が難しいことを理由に断念する方針
を発表したという。京都産業大が獣医学部の新設を断念したのは、「加計
学園ありき」という内閣府の方針のせいではなく、あくまでも産業大側の
事情と都合と判断によるものだというのである。

この産業大副学長の発言が安倍首相への援護射撃の意図を持ったものであ
るかどうかは判然としない。しかしこれを報じる読売新聞が「ああ、また
あれか」と思われてしまうのは、身から出た錆で、仕方のないことだろ
う。安倍首相にしても、(改憲問題のときのように)「私が言いたいこと
は、読売新聞が書いているので、そちらをお読みください」とは言えない
から、「新聞各社が産業大副学長の発言を伝えていますが、これが事実で
す。真相はこの事実からご判断ください」と答えることになるだろう。

こうした受け答えで、安倍首相は、国民の間に垂れ込めた疑惑の靄を打ち
払うことができるのだろうか。これだけのことでスッキリ晴れるほどの疑
惑の靄ではないと思うが、勝負は時の運という言葉もある。しかし、覆水
盆に返らず、という言葉もある。

九州北部の豪雨災害への対応を梃子にして、安倍政権は起死回生をはかろ
うとしているように見える。外遊から帰国してすぐ、安倍首相が被災民を
見舞ったり、またきのうは稲田防衛相が被災地の朝倉市を訪れたりといっ
た具合に、安倍政権はこのところイメージアップに躍起になっている。メ
ディアを使ったそうした印象操作で、はたして覆水が盆に返るのかどうか。
今後の内閣支持率の推移が見ものである。
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