ささやんの天邪鬼 座右の迷言

世にはばかる名言をまな板にのせて、迷言を吐くエッセイ風のブログです。

大相撲と北朝鮮

2017-12-11 17:46:31 | 日記
近頃のテレビのワイドショーは大相撲の報道ばかりで、つまらない、面白
くない。私が閲覧しているブログのコメント欄には、老人からのものと思
われるそんなボヤきが見られるようになった。たしかに、テレビをつける
と、最近は暴行事件がらみの大相撲報道ばかり。これには私もいささかう
んざりする。

だが、そう思う反面、テレビ番組の製作者はさすがに視聴者のツボをよく
心得ていると感心しないでもない。大相撲の報道を何日も続けるのは、そ
れが視聴率を稼げるからだろう。ーーでは、なぜ大相撲の報道は、視聴率
を稼げるのか。

それは、角界の実態を取りあげる番組が「逃げるものは追いかけたくなる
」、あるいは「隠されると見たくなる」というゲスの本性に適っているか
らである。貴ノ岩はちっとも姿を現さないが、ボコボコにされたという彼
の顔面は、今はどんなふうになっているのか。まだアザだらけなのだろう
か。
貴乃花親方はまるきり口を開かないが、何を考えているのだろうか。モン
ゴル力士会の八百長体質に抗議の姿勢を示すために、あえて沈黙を貫いて
いるのだろうか。
貴ノ岩の顔面の映像が、私は見たくてたまらない。日馬富士に対する今の
本当の気持ちが聞けるのなら、願ってもない。貴乃花親方には、できれば
角界の改革に向けた抱負などを語ってもらいたいものだ、等々。

「見えないものは見たくなる」の伝で言うと、政界のモリカケ疑惑は格好
のワイドショー・ネタだし、北の大王をめぐる朝鮮半島の情勢だってネタ
からは外せない。きのう得た情報は、韓国が自爆ドローンで北の大王の
「斬首」を企てている、というもので、この情報に着目する限り、南北間
の戦争はモニター画面の中の存在になり、一挙にパソコンゲームの様相を
呈してきた。

きょう得た情報も、北の攻撃が「サイバー攻撃」の形をとっているという
もので(現代ビジネス 12月10日《北朝鮮による「サイバー攻撃」驚きの
実態》)、ここでも近未来の戦争は、リアルな空間をつきぬけた、不可視
のサイバー空間内で行われるものとして描かれている。

韓国国防部や在韓米軍のサイトへのサイバー攻撃、韓国の政府機関や
他国の金融機関に対するハッキング、それによる多額のドルの奪取。

実害はたしかに伴うものの、リアリティーを伴わない近未来の戦争は、我
々から恐怖心や忌避の感情を奪い、興味や関心をも奪い、そういうものと
して、我々の知らぬ間に、戦争の災禍へと我々を巻き込んで行く。不可視
のサイバー戦争は、ゲスな視聴者の好奇心に訴えず、ワイドショーの話題
にもなりにくいから、核ミサイル報道のように、頻繁に取り上げられるこ
ともない。そういうもののほうが魑魅魍魎みたいで、かえって危険な気が
する。
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