ささやんの天邪鬼 座右の迷言

世にはばかる名言をまな板にのせて、迷言を吐くエッセイ風のブログです。

特区制度は行政をゆがめたのか、岩盤規制が行政をゆがめたのか?

2017-07-11 10:18:25 | 日記
きのう加計学園問題をめぐって国会で審議が行われた。そのダイジェス
トをテレビのニュースで見て、気になったことがあった。その件をきょ
うネットの記事で確かめてみた。私が気になったのは、今治市長の会見
内容である。こんな記事が見つかった。

今治市の菅良二市長は10日、市役所で記者会見し、「獣医学部新設は
『構造改革特区』のころから続く市の長い年月の努力が反映されている。
ゆがんでいるのは『岩盤規制』の方だ」と述べ、「行政がゆがめられた」
と主張する前文部科学事務次官の前川喜平氏を批判した。
                    (朝日新聞 7月11日)

地方自治体の長からこの発言を突きつけられて、加計学園問題の構造が、
正直、私には解らなくなってきた。前川前文科省事務次官は「(内閣府
によって)行政がゆがめられた」と言うが、内閣府が依拠した「特区制
度」は、行政をゆがめたのではなく、歪んでいた(従来の)行政を正し
たのではないか、本来の(あるべき)正しい行政に戻したのではないか。
そういう疑問が、(素朴な)私の脳裏を駆けめぐったのである。

たしかに文科省は、大学獣医学部の新設を簡単には認可しないよう、こ
れまで厳しい規制をかけてきた。この岩盤規制が(獣医師の増加を望ま
ない)獣医師会の意向を反映したものであることは否定できない。また、
この岩盤規制が大学獣医学部の新設を阻むことにより、結果として地域
の活性化を妨げてきたことも事実だろう。

大学を誘致して、地域の活性化につなげようとする地方自治体からすれ
ば、大学設置の許認可権をにぎる文科省は、不当に規制をかけて行政を
ゆがめ、自分たちの積年の望みを打ち砕いてきた、ということになる。
地方の自治体からすれば、正しい(ゆがんでいない)行政のあり方とは、
地方を活性化し、地方を元気にしてくれるような行政なのである。

(獣医師会という)一圧力団体の意向を尊重して、合理的な根拠のない
規制をかけ、地方の衰退を顧みない文科省のやり口は、本来の(正しい)
行政を(不当に)ゆがめるものでしかないのである。

さて、どうしたものか。問題は、今治市の積年の夢であった大学誘致構
想に、(安倍首相のお友達が経営する)加計学園だけが手を上げたこと
である。手を上げたのは、なぜ加計学園だけだったのか。そこにはどう
いう力学がはたらいていたのか。

そこのところがブラックボックスのままで、明らかにならなければ、こ
の問題の本質的な問題点は解明されないままに終わる。そうではないだ
ろうか。
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