理屈で勝ったか自民党

衆院選は各種メディアの予測通り、自民党の大勝に終わった。私もこれらの予
測を受けて、たぶん自民党が勝利するだろうと考えていた。

ただ、枝野内蔵助の赤穂民主党に頑張って欲しいと思っていたことも、事実で
ある。これも予想通りと言うべきか、赤穂民主党もずいぶん票を伸ばしたが、
それでも私の心は晴れない。

私の胸中には、重たいわだかまりのようなものが残っている。結局、安倍自民
党には理屈で勝てなかった、という思いがぬぐえないからである。これまで、
感情よりも理屈を、パトスよりもロゴスを、重く見てきた私には、これは容易
に見過ごせない事態である。

「自民党には、理屈で負けている」。なぜ私がそう考えるに至ったのか、投票
日の前にブログに書きたいという気持ちも働いたが、なにも火に油を注ぐこと
はない。選挙の結果が出てから、「理屈で負けている」と考えた私の見解につ
いて、ゆっくりじっくり吟味することにしよう、と思い直し、いまここに記す
次第である。

問題は、日本という国家の安全保障に関わっている。（つづく）