ささやんの天邪鬼 座右の迷言

世にはばかる名言をまな板にのせて、迷言を吐くエッセイ風のブログです。

角界の闇を穿つ

2017-12-03 11:26:08 | 日記
角界の闇は驚くほど深い。その闇について、私は本ブログで何度か仮説を立て
てみたが、そのぐらいではこの闇は汲み尽くせないーーそれほど深い闇なのだ。
きょうのネット記事を読んで、その思いをいっそう強くした。

きょう私が目にしたのは、《主犯は白鵬、日馬富士暴行は忖度 貴ノ岩への説
教がすべての発端だった 貴乃花親方との遺恨もヒートアップ》( zakzak 
12月2日配信)というネット記事である。私がこれまでの情報から、「もしか
したら、こういうことではないのかな」と漠然と考えたことを、この記事はそ
のままストレートな形で言葉にしている。要約すれば、こういうことである。

1.まず白鵬が、モンゴル力士会懇親会の、その一次会の席で、平幕の貴ノ岩
に説教を始め、二次会でもそれを続行した。
2.その際、貴ノ岩はスマートフォンをいじっていた。この貴ノ岩の態度に腹
を立てた日馬富士は、白鵬の気持ちを忖度(そんたく)して、「謝れ」と十数
回、貴ノ岩の顔をを平手で殴った。ところが貴ノ岩がにらみ返したため、日馬
富士の怒りはエスカレートし、日馬富士はカラオケのリモコンで、貴ノ岩の頭
を数回殴打した。
3.その後、日馬富士は(ビール瓶ではなく)シャンパンボトルをつかみ、脅す
つもりで振り上げたが、それは手から滑り落ちた。
4,ここでようやく白鵬は「モノを持ってやってはいけない」と止めに入っ
た。(つまり、白鵬は日馬富士の暴行を、平手打ちの段階では黙認していたこ
とになる。)
5.(こうした一連の経緯をふり返って総括すると)「そもそも白鵬が酒席で
説教を始めたことがすべての発端であり、(中略)白鵬が説教を始めなけれ
ば、日馬富士の暴行も引退もなかった」。そう記事は書く。そして次のように
続ける。「暴行問題において、白鵬の立場は単なる同席者ではなく当事者に近
い。だとすれば、鳥取県警の白鵬に対する事情聴取(11月28日)が7時間
半という異例の長時間に及んだことにも合点がいく。」

この記事は「そもそも白鵬が酒席で説教を始めたことがすべての発端である」
と書くが、ホントの事の発端は、はるか以前の、今年の初場所にあったと見る
べきだろう。今年1月24日の「白鵬VS貴ノ岩」の取組みである。11勝2
敗の白鵬が負けると、13勝1敗だった大関・稀勢の里の初優勝が決まる大一
番だった。結果は、左肩を突き出してぶつかった貴ノ岩が、右四つを取ると一
気に寄り切り。わずか10秒ほどで白鵬に勝った。ーーこの時の状況を「たく
さんの座布団が飛び交う中、テレビに映った白鵬の表情は同じモンゴル人力士
に優勝を阻まれた悔しさが漂っていた」と描写した記事もある。

つまり、モンゴル力士会(=互助会)の慣習からすれば、貴ノ岩はこのとき、
優勝がかかる白鵬の意思を忖度して、手加減すべきだったのだ。ところが貴
ノ岩は、それをせずにガチンコ勝負を仕掛け、白鵬を負かしてしまったので
ある。

白鵬が、この時の貴ノ岩の(モンゴル共同体の掟を歯牙にも掛けない)態度
に、遺恨を抱いたとしてもおかしくはない。この遺恨が、暴行事件当日の説教
につながったとすれば、それも大いにあり得ることである。

以上のように書きながら、「角界の闇が見えた」と思った私だが、次にはどん
な闇が現れるのか。角界の闇は限りなく深い。
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