ささやんの天邪鬼 座右の迷言

世にはばかる名言をまな板にのせて、迷言を吐くエッセイ風のブログです。

角界の闇を見た

2017-12-01 10:15:59 | 日記
これまで本ブログでは、何回かにわたり、角界の暗部に照明を当て、これにつ
いて推測を重ねてきた。今回の騒動に関連するネット記事を、あれこれと読み
漁ることによってたどり着いた仮設と言うべきもので、この仮設の仕上げに当
たるものを本ブログでアップしたのが、きのうのことである。その翌日のきょ
う、ネットの森を渉猟していたら、私の仮設を補強し肉付けしてくれる記事を
見つけた。さっそくそれを紹介することにしよう。まずは、きのう私が本ブロ
グで「星の取引」と表現したことの、具体的で分かりやすい解説である。

相撲には星回しという隠語がある。たとえば7勝7敗で千秋楽を迎えた力士A
と6勝8敗で迎えた力士Bが対戦するとき、BがAに勝っても両方7勝8敗に
なるだけで負け越しは変わらないが、BがAに負けるとAは勝ち越し、出世で
きる。
こういうときBが八百長で負けてAに星を回す代わりに、次は星を返してもら
うのだ。
7勝7敗の力士が千秋楽で勝つ確率は80%という異常な値だが、次の場所で勝
ち越し問題が生じない場合は勝率は40%に下がり、次の場所では50%という本
来の勝率に近づく(『ヤバい経済学』スティーヴン・レヴィット/スティーヴ
ン・ダブナー著)。つまり力士は、長期的関係の中の贈与で互いに利益を得て
いるのだ。
(《電波行政と相撲部屋に残る八百長の構造 ガチンコ勝負をきらって既得権を
守る「電波村」》 JBpress 12月1日配信)

次は、「貴ノ岩の跳ねっ返り根性」、「貴乃花親方が言外に匂わせるアレ」と
私が表現したことの、具体的な報告である。

「貴ノ岩がガチンコ力士だというのは有名です」
と話すのは、今回の事件を機に来日し、日本のメディアをさんざん引っ掻き回
して去った元旭鷲山である。“汚い相撲は取らない”と常々公言していた貴ノ岩
は、モンゴル人力士が出入りする錦糸町のカラオケバーでも、八百長について
不満をぶちまけていたという。
その裏には「モンゴル互助会」への批判があるわけだが、当然、それは他のモ
ンゴル勢の耳にも入る。暴行事件が起きた10月25日の夜には、日馬富士ら参
加者たちから、そうした貴ノ岩の“態度の悪さ”への叱責が始まり、その最中にス
マホを触っていた貴ノ岩に日馬富士が激怒し……というのが暴行事件の経緯であ
る。
これを踏まえ、
「“八百長”“ガチンコ”というキーワードを含めて事件全体を捉えると、クリアに
なります」
と貴乃花親方に近い相撲協会関係者は語る。貴乃花親方の“八百長嫌い”は現役
時代から徹底していて、
「そのようなキーワードが見え隠れするような事件について協会に報告しても
揉み消されるのは目に見えている。だから協会からの聞き取りをはぐらかし、
貴ノ岩本人への聴取を拒否し続けているのです」
(《「貴乃花」の不可解な態度を読み解くカギは“八百長” 協会に突きつけた
停戦条件は…》デイリー新潮 11月29日配信)

はじめの記事《電波行政と相撲部屋に残る八百長の構造 ガチンコ勝負をきらっ
て既得権を守る「電波村」》は、このタイトルが示すように、「八百長の構造
」が角界だけでなく「電波村」にも顕著に見られると告発している。言われて
みれば、角界にはびこる談合の体質、つまり「八百長の構造」は、角界の一部
ではなく、日本社会の全般に巣食っているように思われる。モリカケ問題や、
原発の再稼働問題に、この体質は顕著な形で露呈している。これは実に嘆かわ
しい問題だ。モンゴル力士会だけを批判して済む問題ではない、と思う天邪鬼
爺のきょうこの頃である。
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