石巻市牡鹿交流センター‘ほっとまる’にてイベント大成功にて終了
11月17日(土)1時~
準備の段階から雨は降ることを待ってくれなかった。しかし、終わってみれば、これは雨の中のコンサートで良かったのだと納得した。おそらく雨は天と地をつなぐ絆の雨だった。このイベントはそんなふうに思わせるしっとりと優しい、潤いと癒しに満ちたものだったから・・・。
音楽ミニコンサート
ただのなおみさん・・・音のれすとらん メロディシェフ
オルゴールの優しい響きで会場は一気に癒しモードに包まれた。オルゴールに合わせた童謡の合唱もとても素朴で心温まる雰囲気だった。ライアーという珍しい楽器から奏でる音もとても繊細で美しく心洗われた。この楽器は心身の治療にも効果があるとのことで、床に横になり直接身体に乗せて音を奏でる様子も見せてくれた。実は、イベント終了後、私も体験させていただき、その音の振動と心身の同調に不思議な感覚を体験することができた。貴重な体験に感謝
佐藤美佐子さん・・・仙台の歌姫(アマチュアですがプロみたいです)
黒い渋いお着物に着替えての演出にさすがのプロ根性を感じさせ、歌声にはさらにプロの貫禄が・・・。聴衆はすっかり佐藤さんの歌に酔いしれた。『川の流れのように』に始まり、『星影のワルツ』『秋桜』『さくら』・・・。弾き語りの迫力ある歌声と合間に入るトークがまた聞かせる。この私も一曲目から目がしらが熱くなって、二曲目には落涙していた。会場にもまぶたを押さえる方、鼻をすする音、しっとりと聞き入る方々のまなざしを感じた。
さばカンさん・・・アフリカンドラム
今回の立役者。寒い雨の中、外での演奏で出入りのお客様を楽しませてくれた。かえるの着ぐるみはなんて可愛い演奏中は100%キラキラ輝きだすお二人さすがのエンターティナー
2:30~アートフラワー教室開催
準備して行った20セットはすべてお客様が来てくださり嬉しい限り何かを作るって楽しいですよね
皆さまありがとうございました。お疲れ様でした。
おしるこサービスも大好評
白玉入りのおしるこ、皆さまに喜んでいただけたようです。作ってサービスしてくれた‘ほっとまる’のスタッフの皆さんありがとうございました。
いすのプレゼント
手作りの木製いすをお一人ひとつづつプレゼント。準備した70脚はすべてなくなり、喜んでいただけたようだ
復興に少しでもお役に立てればとの思いのイベントだったが、喜んでもらえて一番喜んでいるのは私たちなのかもしれないと思う。ありがとうございます。
これからの長い復興の道のりに、やはり、笑いや希望や癒しや潤いはとても大切なことだと思う。音楽、物づくり、美味しいもの、そして、人と人との交流もとても大切だと思う。そんなことの中で私たちに少しでもできることがお手伝いさせていただきたいと思う。
今後はどちらかが一方的に何かをするのではなく、一緒に何かをして、笑い合い、助け合い、理解しあえることが一番の力になるようにも思う。今回は‘ほっとまる’の方が、場を提供し、集客にも協力してくれた。こうした共同作業で出来上がったイベントだった。こうして仲良くなれた鮎川浜の方々と共にこれからも一緒になって希望を探して行けたらと願う。
今回お世話になった皆さん、本当にありがとうございました。また、よろしくお願いします。