暁に咲く幻の花

花が咲くように生きて生きましょうね。
日々のあれこれ、嬉しいこと楽しいこと悲しいことを、花や自然にことよせて綴ります

福山雅治『SCOOP!』観てきました ネタバレ有り

2016-10-16 23:57:49 | シンガーソングライター
実は『真田十勇士』を観るのかなと夫に誘われるままついていったら『SCOOP!』のチケットだったんです。
そう、全然観る気がなかった『SCOOP!』でしたが、気を利かしてくれた夫により観ることが出来ました。





冒頭、いきなり暗いスクリーンから聞こえる男女の激しい吐息。
車の中で、いわゆる風俗の女性とヤッちゃってる福山雅治の最中の声なんか聞きたくなかった…と飲んでたジンジャエールがリバースしそうな中、物語は始まっていきました。

昔何度も社会に問題提起を促す写真や刑事事件の写真をスクープしてきた福山雅治演じる都城静(みやこのじょう しずか)は今は芸能ゴシップを撮る中年のフリーパパラッチカメラマン。
破天荒に生きていながら、何故か男性に好かれる魅力がある男。
常識に捕われている男性には特に惹かれるキャラみたい。
強引に連れ回されて「何だよ、こいつ」と内心思っても、ついていくうちに段々と楽しくなる。不思議な魅力があるんでしょうね。

過去にリリーフランキー演じる元ボクサー、チャラ源と何かあったらしく、それが原因でどんどん堕ちていったみたい。
その過去は描かれませんでした。

その静にまた凄いスクープ写真を撮って欲しい週間「SCOOP」の副編集長の吉田羊演じる横川定子さんは、新人の二階堂ふみ演じる行川野火を静に教育してと静に預ける。
新人を鍛えるのに全く相応しくないような静に預けたのは、新人から昔の心を思い出して欲しい気持ちもあったし、単純に野火を鉄は熱い内に打てとばかりに、苛酷な現場に送って成長させるという一石二鳥も狙った感じ。
始めは定子が提示したスクープ一枚につき三十万というお金に釣られて、渋々引き受けた静でしたが、「この仕事(ゴシップ)って本当に最低な仕事ですね」と本当はアパレル雑誌志望だった野火が吐き捨てるように言っていたのに、静の乱暴な指示に従って有名人のゴシップ写真を次々撮って記事にしていき、いつしかのめり込んで、ある若手政治家の決定的なスクープ写真を撮った時に、静と共に興奮して「この仕事って最高ですね!」と言ってしまい、静は思わず野火にキスしちゃう。驚いた野火に殴られてしまうけど。
静は言い訳に吊橋効果だと言ってました。
まぁ、二人で苦労してスクープ撮って、最低と吐き捨ていた女の子に最高だと笑顔を見せたら可愛く感じてキスするかもね。




その後、連続殺人犯の顔写真が欲しいと定子さんは言いだし、今更そんなことやりたくないと渋っていた静でしたが、野火の犯人を許せない、顔を隠したまま死刑なんて殺された女性たちが可哀相だから絶対この仕事をやりたいという気持ちに心が動かされて「記者がやれと言ったらカメラマンは撮るしかない」と言って、何年ぶりだか十何年ぶりだかわからないけど、編集部でチームを組んで野火たちと作戦を楽しそうに立てます。わざとぶっきらぼうに言ったのが可愛い感じ。作戦をたてる静は生き生きして見えました。

ちなみにこのスクープを撮る計画の前に、静がやめろと止めたのに、野火ちゃんが一人暴走してスクープを撮るどころか危ない集団に捕まり、暴行を加えられそうな時に静が助けに行きましたが、喧嘩は弱い静。一発で倒れてチャラ源が一人で倒して野火ちゃんを救います。チャラ源って、一体何者?(元ボクサーだけど、人を傷つけるのに何の躊躇もない)と観ている者に疑問と少しの恐怖を与えるシーンでした。


作戦を立てたけど犯人の顔は警察が厳重に隠して中々写真は撮れません。静は最終手段で自らが囮になり野火に後を託して、警官たちの注意を引き付けます。
過去にコンビを組んだ副編集長の馬場さんまで使ったし。(笑えるシーンでした)頭のかたそうな馬場さんが静の無茶な注文に断れないあたりに、静に男性が惹かれる何かがあるんだろうなと感じます。
野火は静のサポートをしっかり受け止めて犯人の顔を撮りました。
静が野火に手柄を譲った感じですが静は満足そう。
彼女は静の意図通りスクープをちゃんと撮り、新人ながらホームランを打って雑誌も売れて編集室は盛り上がります。

そして、その後に静と野火のベッドシーン。
結婚する前の福山雅治なら、若い頃せめて40歳前のましゃなら、私はそのシーンで倒れていたかも…
しかし、五十路に近い福山雅治。似合わない髭をはやした私好みでない福山雅治。結婚した福山雅治。若い二階堂ふみ。
私は別の意味で吐き気まで感じて倒れそうでした。
隣の夫は私が二階堂ふみにムカーっときているのかとか、色々的外れな予想をしていましたが、ムカーっも何も生々しくて嫌だったとしかありません。
綺麗なラブシーンじゃないんですよ。音声はないから良かったけど。福山雅治にはもっと綺麗なラブシーンを望んでいたのに。
静のキャラとしては綺麗な方だったかな。

その後の二人の会話は良かったです。
静がカメラマンを目指したきっかけや、初めて買ったカメラの話。
この古いフィルムカメラは重要な伏線です。

そして、物語はクライマックスに。
危惧していたチャラ源の登場です。静に死亡フラグが立ちました。
ハラハラしながら、色んな最期を想像していたけど、まさかそうくるかと。
同じ庇うにしても違うやり方かと思っていたのに、静のそのシーンは私がやられたような反応を一瞬とってしまい、観客が少なくて良かったです。(観客が少ないのは本当は良くないよね)

「野火 撮れ…!」
このセリフは良かったです。
「ごめん。馬鹿で悪かったな」

野火に向けた言葉とも定子に向けた言葉にもとれます。
昔愛した女定子と最後に愛した女野火に託した想い。
静が初めて買った最期まで持っていた形見ともいえる古いカメラを野火はその後も「お守りみたいな物」として現場にも持っていって静の心と共に生きていきます。

で、どうだった?良い映画だった?と聞かれると感想に困る映画でした。
誰かに託す想い。
何者にもなれなかったけど、カメラだけを持って走り続けてこれたのは、理解して支えてくれていた女定子と心を繋いでくれる女野火を最後に見つけたから。
静のメッセージは哀しいですね。
こんな最期か…でも、俺らしい人生だったかもな…
そんな言葉が聞こえてきそう。

ピカレスクものは苦手なんですよ。
やっぱり男性の気持ちは女性にはわからないところもありますしね。
夫は色んな感想がありました。パンフレットも読んでないくせに、監督の意図したことをしっかりと受け取ってました。
男性ならではの感性でしょうか。
私は映画やDVDでもう一度観たいとは思えないです。辛くて。
世の中の闇を描いた作品は少し怖い。
何より龍馬伝は死ぬのがわかっていたから、どう描くか楽しみでもありましたが、『SCOOP!』は予備知識なしで観たので衝撃が大きくて。
彼の最期の姿をまた観てしまった…と沈みました。
むしろ『そして父になる』の方を気分転換に観たくなりました。

福山雅治はコンサートで見るのが1番です。
本職ですしね。
年末大感謝祭のエントリーどうしようかな~


クリアファイルとパンフレット、そして衝動買いしたグッズです。




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