峰野裕二郎ブログ

私の在り方を問う

プロボクシングの醍醐味

2016年09月19日 | スポーツ

WBCダブル世界戦のもう1つの試合は、バンタム級チャンピョン山中慎介選手対同級1位のアンセルモ・モレノ選手との再戦だった。
チャンピョン山中選手はここまで10連続防衛中とまさに今が旬のボクサー、対する挑戦者のモレノ選手は、元WBAバンタム級チャンピョンで12連続防衛記録を持つスーパー王者だ。

1R開始のゴングが鳴ると同時にモレノ選手が前に出て来る。山中選手への2度目のタイトル挑戦、今回こそはチャンスをものにするために間違いのないKOでの勝利をとの意気込みが感じられる。
一方、山中選手もKO勝ちで完全決着をの気が溢れている。

両選手共にサウスポーなので、お互いに右足を前に踏み出しているのだが、その踏み出している右足がほとんどくっ付くほどの間合いで向き合っている。そのままジャブを出せば互いに当たる距離だ。
序盤、鋭いジャブの応酬から山中選手はタイミングを計りながら左ストレートを放ち、対するモレノ選手は右アッパー、右フック、さらには山中選手の右に合わせクロスに右を打ち込む展開。

1分過ぎたあたり、ジャブの差し合いからモレノ選手のワンツースリーフォーまで繰り出したパンチが山中選手の顔面を捉えると、山中選手の腰がわずかに落ちる。
しかし1R終盤、モレノ選手のやや大振りの右アッパーカットに合わせた山中選手の左ショートストレートがモレノ選手のあごを捉え、ダウンを奪う。

4R後半、山中選手が左から右と切り返しのフックを振るうよりわずかに先にモレノ選手の右フックが山中選手のあごを捉える。山中選手たまらずダウン。
5R中盤、やはり互いに左から右と切り返す瞬間、再びモレノ選手の右フックがカウンターとなって山中選手のあごを捉える。山中選手の腰が落ちかけるがなんとかダウンは免れる。

6Rに入り、徐々に山中選手の左ストレートが増えてくる。そして中盤、ついにその左ストレートがモレノ選手の顔面にヒット、さすがのモレノ選手もクリンチで逃れる。

そして7R、山中選手が一気に倒しにかかる。先ず、強烈な左ストレートでダウンを奪う。明らかに効いているようだったがモレノ選手は立ち上がって来る。
残り2分、ダメージの残っているモレノ選手を青コーナーに追い詰めた山中選手、狙いすました左ストレートを繰り出すと、モレノ選手は崩れるように腰を落とした。

それにしても、両試合共、ほとんどクリンチのない真っ向からの打ち合いで、高い技術とプロボクサーとしての気迫が伝わってくる素晴らしい試合だった。

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