Simply Beautiful ~ヒーリングライフ~

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動物の存在に助けられた経験 - すーちゃん

2017-05-18 10:51:38 | 日記
先日、友人がインスタグラムで愛犬との写真を載せていました。そして、自分が大変な時、どれほど愛犬たちの存在に助けられたかを紹介しており、それを読んで自分が助けられた(現在も助けられ中!)たくさんの出来事を思い出しました。


今回の友人のインスタグラムのポストを見て思い出したのは、スズメのすーちゃん。






すーちゃんとの出会いは、暴風雨の中でした。


その日は、初めての放射線治療の日。実は、私は乳がんを患ったことがあります。27歳の時にガンが見つかり、28歳の誕生日を迎えてすぐに手術をし、その年のゴールデンウィーク明けから、放射線治療をすることになっていました。


本当は午前中に病院で治療を受ける予定だったのですが、もうなんだか気分が落ち込んでどうしようもなく、結局夕方になってイヤイヤ病院に向ったのです。最寄り駅から病院へ歩く途中、強い風に何度も傘を吹き飛ばされそうになりながら、冷たい雨の中を沈んな気持ちのまま歩いていました。



すると足元に何か小さな「何か」が落ちているのに気が付きました。


恐る恐る見てみると、なんと鳥のヒナではありませんか!しかもまだ羽も生えておらず、何の種類の鳥かさえもわからない生まれて数日のヒナ。この暴風雨の中、アスファルトに横たわっていました。もしかしたらこの強風で巣から飛ばされてしまったのかもしれません。近くに親鳥の姿も見えず、鳥の巣も確認できず。


この子をどうしようか…。まさかまだ息があるとは思わず、でもこのまま放っておく事もできない。もし亡くなっているのなら、せめて近くの公園の草木の下に置いていこうかと。このめぐり合わせは何なんだろう、と思いました。自分が癌になり、その前にはうつ病も経験し、色々な死のかたちに思いを巡らせた時期だったからだと思います。自らの命を無いものにしたいという衝動にかられるうつ病、自分の意志とは関係なく死に向かう癌、寿命を全うすること…。そして今私は、ガンの治療のために病院に向かおうとしている。


いろいろ考えながらそのヒナを前に立ち尽くしていると、一瞬そのヒナが動いたように見えました。


「連れて帰ろう」。その動きを見て決心しました。もしかしたら、助からないかもしれない。でも、冷たいアスファルトの上で死ぬよりも、暖かなタオルにくるまれていたほうが良いのではないかと。私の勝手な思い込みですが。


そこから病院に向かい、初めての放射線治療を終え、帰りは会社帰りの母に迎えに来てもらいました。それまでじっとしていたそのヒナが、帰りの車の中で初めて鳴いたのです。


家に戻り、相方に事情を説明。「よくぞ連れて帰ってきたね!」と言う相方の言葉に鳥の雛は迎えられ、そこからとにかくネットで飼育方法を検索し、近くの動物病院にも連絡して指示を仰ぎ、その日から数時間おきに起きて餌やり。鳥の雛用の餌なんて売っていないので、はじめは金魚の餌を水で柔らかく戻して与えたり、少し大きくなってくるとミルワームという虫を与えたり。


気付くと、落ち込みが激しく病院通いも一苦労の様相を呈していた私が、「このヒナの世話をしなければ!」という思いから朝はちゃんとべッドから起き上がることが出来、数時間おきに食事を与え、その間に病院へ行き放射線治療を受け、すぐに帰宅してまた餌を与えるというリズムが生まれてきました。


季節柄、きっとツバメのヒナだろうと、「スワロー」→「すーちゃん」と名付けたのですが、少しずつ大きくなり羽も生えはじめ…スズメであったことが判明(笑)。すずめのすーちゃんとなりました。


まだ飛べないすーちゃんですが、羽をバタバタさせながら走り回れるように。パソコンを使っていると、温かいからかパソコンの横にくっついてくつろぎ、私や相方が返ってくると、玄関まで猛ダッシュでお出迎え。放射線治療で体力が落ちている私が昼寝をしていると、いつの間にか添い寝をしているすーちゃん。寝返りを打って潰さなくてよかった…と何度思ったことか(笑)。


 



羽も生えそろってきたので、飛ぶ練習も始めました。また、この頃から窓を明けていると、すーちゃんの鳴き声を聞いた近所の鳥たちが部屋を覗きに来るように。いろいろ調べてみると、自分の子ではなくても迷子になったりした小鳥を大人の鳥たちが世話してくれることもあるそう。これは期待ができるのでは!、と飛ぶ練習にも力が入ります。


数メートルを飛べるようになってから、窓から外に出してみました。1度目はすぐに部屋に戻ってきたのですが、2度目の挑戦ですーちゃんは飛び立っていきました。もし戻ってきたければ戻ってこればいいし、外の世界で生きるのならそれでも良いと思っていたからこそそうしたのですが、やっぱりちょっとさみしい。


しかしすーちゃんのおかげで、はじめはどうなることやらと思っていた放射線治療も、休むことなく毎日病院に通うことが出来ました。正直、彼女(彼?)がいなかったら、もっと精神的な落ち込みが激しかったのではと思います。


ただそこにいるだけ…ではなくむしろ仕事は増えるはずなのに、本当に愛おしく大切な存在。



友人のインスタグラムの言葉。


「種が違うのにお互いにこんなに愛情と信頼を築ける不思議。動物ってすごい。
どれだけ彼らに救われたかわからない。私の命の恩人であります。愛玩犬という呼称があるのも知ってるし、わちゃわちゃ可愛がることもするけど、
 それだけの存在ではなく、弱い存在でもなく、学ぶところも励まされるところも沢山ある対等な仲間。愛する家族。時には先生。"瞬間を全力で生きる"ことを体現して見せてくれる師匠、です」




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