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月の満ち欠けに時の流れを感じながら、皆でそれぞれの持ち時間を楽しく意味あるものにしていきたい。

2017年4月の惑星

2017-03-31 22:47:16 | 惑星・天体ニュース

さて、早くも今年も4分の1が過ぎて4月になりました。
  2月の末から始まった3月の月の巡りのまず総集編からご紹介してみますね。

  

  18日お月様に逢えています。雨の少なかった今年の冬。2月の巡りでは20日お月様に逢えていますから、3月に入って天気が崩れやすかった割には結構お月様に逢えていたのだな~と思います。木星は、結構夜遅くに出会えるようになった代わりに、金星とはすっかりさようなら、火星もいるのに見られなかったように思います。

  そして、4月はどうでしょうか。
  本当は、今日4月1日の夕方にアルデバラン食という月に星が隠されて出てくる現象が楽しめたはずなのですが、天気が心配ですね。

  アルデバラン食は、実は偶然にも今年1月9日から10日にかけて観察に成功「面白かった!月のアルデバラン食」としてこの日記に掲載しました。今回は、子供たちとか皆で一緒に観察できる時間帯だったのでお勧めだったのですが・・・

  天気がよくなったら、18時半から19時50分あたりですが、地域差があるので国立天文台の ココ に詳細が掲載されているので確かめながら、観察してみましょう!

  さて、では今月の惑星の話に移りましょう

  水星:夕方の西空に1日をピークに見えているのですが、条件がよくないと地平線近くで木や建物、雲や大気に邪魔され肉眼ではみづらい小さな惑星です。太陽をおいかけて沈んでしまいますので、春はやや難しいかも~です。

  金星:今は、明けの明星となっている金星。4月30日には地球との距離も近く大きい「三日金星」の形で最高に明るく見えます。2月25日「欠けた金星をコンデジ撮影成功っ!」に掲載したように、また欠けた金星をみることができそうです。ただし、早起きの方ならですけれどね~(泣)

  火星:夕方西空に見えてはいるのですが、暗いです。去年は地球に近くてよく見えていたのですが・・・暗い時にわざわざ見つけようとしなくても、近づいて肉眼で赤い姿をみられるまで待ってもいいのでは。

  木星:春の星座のスピカのそばにいて、春の訪れと共に日々存在感を増しています。4月8日が衝で、大きく見える時。コンデジでもズームでガリレオ衛星まで撮れてしまうことがあります。下の写真は、今年の1月のものです。小望遠鏡でも縞模様まで見えるそうですよ。私は基本的には夕方から夜に肉眼で惑星観察をする人なので、縞模様までは期待していませんが・・・。

  

  右の国立天文台の「星空・カレンダー」より転載した夜8時の4月の空を参考に、春の大曲線のそばの木星を見つけてみましょう。めちゃくちゃ明るいです。 

  土星:夜中1時過ぎに東空からのんびり上ってきます。日の出前の早朝に起きる方は、ちょっと外にでて西空に木星、南空にいる土星を探してみましょう。土星も肉眼でみえますよ。夏の大三角の右下にいるさそり座のそばに見つかるはず。刻々と変化する星の位置を知るには、国立天文台の「今日のほしぞら」を利用するか、スマホのアプリ「星座表」などを利用すると便利ですよ。

  という訳で、今月は今日が天気が回復すればアルデバラン食。さあ、天気が回復するか???
  水星や火星も夕方には観察できるところにいますが、肉眼ではやや難しい。
  西空に冬の星座を見送ったら、夜7時には東空から上ってくる木星を楽しむ。

  早起きさんは、木星を西空で、土星は南空に、東空には金星も明るく見えるのを楽しみましょう。

  あれっ、4月は朝が賑やかなんだなぁ~。日の出時刻がどんどん早まってきているので、早起きも本当に暗い内に起きるには大変な時期になるので、本当の早起きさんへの神様からのご褒美になりそうですね。
  早起きの方は、ご褒美を見逃さないように!

   

     
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