嗚呼ぁぁぁ。。。長い一週間だった。
一・二日は自然育児友の会のお泊りミーティングといって、自然育児に興味のある親子連れが全国から代々木に集まるイベントに一泊二日で参加した。前日私は風邪でダウンしていたものの、何とか体調を戻し講師の方の手伝いやお弁当配りなど裏方仕事をかなぞう片手に手伝った。夜は参加者や講師との交流会。やはり意識の高いパワフルなママ達が多く、圧倒されつつも講師の方々ともお話できて充実していた。
その夜だ。またしても夜中の3時からかなぞうの夜泣きがはじまり咳込んで吐いてしまった。朝になっても抱っこしてあやしていないと泣いてしまう。ちょうど講師で来ていたホメオパスに直接レメディを指示してもらい、午前中の予定を全てキャンセルしてタクシーで家路に着いた。
口の中に物を入れるのを拒否するのでレメディもあまり飲めないまま段々熱が出始め、ぐったりしてきた。翌日から連休だし、ここ数週間熱が出ては治りを繰り返しているので何か変な病気なんじゃないかとどんどん不安になってきたので、駅前の評判の小児科に初めて行くことにした。
病院は同じような駆け込み受診の人達でごった返していた。かなぞうの熱は39.5度。先生に最近の体調について詳しく説明し、検査することに。
まずはインフルエンザ。この検査は多分粘膜をとるためだと思うけど、びっくりするような長い綿棒を鼻に突っ込まれ、私の膝の上に座るかなぞうは真っ赤な顔をして大泣き。嗚呼ぁぁぁ。。。
インフルエンザは陰性だったので今度は血液検査。
先生が点滴がどうのこうのブツブツ言ってたな~と思っていると、一旦処置室から出るように言われる。え~?見せられないことしてるの??と思っていると、かなぞうの断末魔のような叫び声が廊下にこだました。嗚呼ぁぁぁ。次に会ったかなぞうの右手には点滴(生理的食塩水)の管がつながれていた。お父ちゃんはそれまで付き添ってくれていたが、かなぞうの惨状を見て風邪が悪化して家に帰った。
しばらくして血液検査の結果が告げられる。白血球の数値と炎症反応が高いとか。「軽い気管支炎か肺炎でしょう。」「普通は通院で抗生物質の点滴と内服だけで治せるけど、明日から休みだからね~、大きい病院に入院しますか?」と。
え?入院?寝不足と疲労で思考が停止している私は動転した。「はひ。付き添いできるとこおねがひしまふ。」
結局は親が付き添えるベットが近隣の病院に無かった為、通院で治すことに。
「じゃ、抗生剤入れますよ~」点滴の袋に注射器を差し込む看護婦さんの声に我に返る。嗚呼ぁぁぁ。。。せっかく自然療法とか勉強して薬とか人工的なものになるべく頼らない子育て目指してたのにぃぃ。。。
ショックでうちひしがれながら病院を後にした。抗生物質を体に入れてしまうと、ホメオパシーは迂闊に使えない。今回は現代医学の力に全面的に頼ることにした。
その翌日・翌々日はクリニックが休みというにもかかわらず、その先生はかなぞうの為だけに朝早くに点滴を打ちに来てくれた(感謝!!)。三日間、点滴の管の差込口は装着したまま。(写真はその哀れな寝姿)
どんどん血液検査の数値が改善していくのを見て先生は満足そう。「あ、鼻水出てるね。吸引しておこう」「じゅるじゅるじゅる~(吸引)」「ぎゃ~(かなぞうの叫び)」嗚呼ぁぁぁ。。。
先生はすばらしく良くやってくれていて、すごく感謝しているんだが、この一連の処置については違和感を感じてしまった。自然療法の講座で人間の持つ自然治癒力とかそういうことを勉強してしまうと、現代医学の処置が暴力的に見えてしまう。何か機械を扱うような感じ。故障したら検査して潤滑油を注入、潤滑油は数日入れないといけないから差込口はそのままに。上から液体が漏れてきたからバキュームで吸い取る。。。みたいな。そう思うと先生の顔が機械技師に見えてきた。
効果抜群(!?)の点滴と内服薬のおかげで連休明けにはかなぞうは回復。朝一で病院に行き元気に保育園に行ったのであった。。。。
で、終わりたかった。
まだ続きが。。。
保育園で大はしゃぎだったかなぞうは夕方、微熱で戻ってきた。翌日も微熱だったので念のため休ませると、午後にはまた39.5度の熱。「菌が原因の気管支炎もしくは肺炎なので、抗生物質を途中でやめると菌が死なずに生き残って盛り返すことがある」なんて先生の言葉が頭によみがえり、再び病院へ。
「また熱が出たんですね~。あ、喉が赤い。これ別の風邪です。」
妙に安心した。今流行っている夏風邪とな。今回はウィルス性なので余計な薬(念のための抗生物質とか熱さましとか)はいらないという私の意見も通り、数日様子を見ることになった。何でもかんでも薬を出す先生じゃなかったのね。良かった。
それにしても、保育園に行きだすと立て続けに病気になって最初は仕事どころじゃないなんて話は本当だ。私も四月から復帰していたらすぐに辞めざるを得なかっただろうな。
(注:十月から職場復帰予定だが、保育園に入園させるタイミングは空きが多い四月がベストだということもあり、今は長期の慣らし保育中。お母ちゃんは資格の勉強中。)
あと、ホメオパスが前に言っていた「病気の敵は菌やウィルスじゃなくて『不安』」という言葉も本当だ。今回もう少し私に待つ余裕があれば、薬に頼らず済んだかも。でも素人の私に判断つかないときは臨機応変に対応しよう。近くに良い先生もいることだし。
今度こそ、今度こそ元気なかなぞうに戻って欲しいと願う、長~い一週間であった。