かなぞうとそうたろうのあゆみ

かなぞう、そうたろうとおとうちゃんの成長記録

草木も眠る丑三つ時に?

2007-05-29 21:57:09 | かなぞう
最近のかなぞうは、自分一人でも座れるようになったしハイハイもあと少しだし、つかまり立ちもするし、視野も行動範囲も広がってうれしくて仕方ない。家中の床上30センチがすべて点検(手で触って口に運ぶ)対象だ。

昼はもちろん朝も早くから動き回っているが一番困るのは夜中。和室なので動き放題。ガサガサガサ、カリカリカリ、ドスッ(バランスを崩して)、ワチャ(最近流行りの言葉)、、、そして飽きたらオッパイをねだりに来て、髪の毛を引っ張り、顔をつかみ、体の上に乗ってくる。今までは授乳が終わるとぐっすり寝てくれたのに、今は寝る間を惜しんで動き回っている。運よく寝たと思っても6時(早いときは5時)から動き回る。

 すごく不思議なのは、かなぞうの夜中目覚める時間が大抵3時ということ。そういえば以前、体調を崩した時もなぜか夜中の3時に変調がおこってたな。ん?そういえば出産の時、陣痛が始まって破水したのも3時、、、、何があるの?3時に。見えないものが見えるの?なーんて、怖がりの私はトイレにもいけなくなってしまう。

 寝ようよ、かなぞう。。。お母ちゃん眠いよう。。。ちょっと怖いよう。。。

 ちなみによく怖い話ででてくる「丑三つ時」は現在の時間で言うと2:00~2:30らしい。3:00じゃないのね。ホッ

(写真はCDラックを点検中のかなぞう。このあと辺り一面がCDの海に。。。。)

贅沢なお産

2007-05-25 21:51:37 | 出産・育児情報
 「贅沢なお産(新潮社)」、これはセレブな出産ではない。本当の意味での贅沢な自宅出産を世に広めドラマ化されたこの本の著者の桜沢エリカさんと夫の青木武紀さんがゲスト、バースコーディネーター大葉ナナコさんが進行するトークセッションに先日出席した。

一般的には妊娠・出産関連の情報は「痛い」とかトラブル等の「怖い」情報ばかり。よくわからないから大病院で産めば何とかなるだろうという人が多い。そんな中で自宅出産って大丈夫なの?って不安になるけれど、妊娠できるということはちゃんと産む力があるということで、ちゃんと食事や体調に心がけて自分の体と向き合い、自分の目で助産師さんを選び不安なことは全て事前に聞いて自分の中に落とし込んでおけば、自宅で出産が可能という。(もちろん、それでもトラブルが起こる人もいるだろうけれど。)

 そもそも一昔前は大半が産婆さんにとりあげてもらってたんだよな。(ちなみにトラブルも会陰切開もない出産は全然血生臭くない。)エリカさんは、自宅で自分・夫・助産師さんの三人であまりに素晴らしいお産ができたから、しばらく経って「また一緒に仕事したい」って思い二人目をつくったらしい。ん~、場所は自宅じゃなくて助産院でも良いからそれほどまでにピッタリな助産師さんに会って仕事(!?)してみたい!!

「皆さん美容院や結婚式場は散々探して回るのに、出産だけはお任せっておかしくないですか?」

思い返してみると、今回の妊娠・出産は、まさに「何がわからないかがわからない」状態で、溢れる情報に翻弄されていた。もちろんその中でベストと思える病院で、お父ちゃんに支えられながら産むという幸せな体験ができたので満足している。が、果たして主体的に臨めたかというと、いざとなれば先生が何とかしてくれるという受け身の状態で多くの不安に蓋をして臨んでいたというのが正直なところ。今なら当時より何が正しくて何が嘘かという情報の見極めもできるし、あとは助産師さんとの出会いだけだ。(もちろん妊娠が先だけど。)

 実はそれが問題。最近新聞やマスコミで「お産難民」と話題になっている通り、日本ではお産できる環境がどんどん悪くなっている。医師不足・助産師不足は深刻で、小さな個人病院はお産をやめ、大病院で産むという方向にシフトしている。今回のセッションも助産師さんを増やすために助産師学校を設立する資金集めの一環だった。産む側もどんどん声を上げていかないと環境は変わらないだろうな。

 余談だが最後にQ&Aで、自分にピッタリな助産師さんに出会うコツについて質問がでたとき、「助産師さんに限ったことではないけど、自分の五感を磨くこと、それが良い出会い・良い暮らしにつながりますよ。自分の体の声に耳を傾け、季節のちょっとした変化に心を動かす。それには緩むことが大切。今の働く女性は時間に追われて頭で考えて体の声が聞こえないんですよね。」とのお答え。

 確かに!男社会の中で男性と同じ待遇で働いてきた私にとって「緩む」ことは苦手。常に効率化・改善を頭に置き、質の高いスピードを常に求められる中、のんびりやってきた方だとは思うが、それでも大切なものをたくさん見逃してきたんだろうな。妊娠・出産で否応なく自分と向き合うことになり、今ようやく戸惑いながらも柔らかな自分を取り戻そうとしている。でも頭で考えるクセってなかなか抜けない。「緩んでいいんだよ、そのままでいいんだよ。」かなぞうはきっと、そういうことを私に伝えにきたんだろうな。

 妊娠中に読んだ時は、自由奔放なイメージがあったエリカさん。話を聞いてみるとなかなか良いこと言うじゃん。最近モヤモヤと頭にうずまいていたものがストーンと心に落ちてくるような、そんな爽快感と共に会場を後にした。



ゆっくりと、そして着実に

2007-05-22 20:51:29 | お母ちゃん
娘を保育園に預けて、昼間何をしているのか、、、前に少し触れたが資格の勉強をしている。将来子供が何人増えても社会とはつながっていたい~働くママでいたい~これはずっと思ってきたことである。できれば今までの経験が活かせて、時間の自由のきく働き方ができないかと思い、税理士になり何年後かに独立することをひそかに目指すようになった。

 税理士は毎年8月に行われる試験に5科目合格した上で実務経験2年で独立可能。1科目から科目合格可能で一生有効。必修科目の簿記と財務諸表は米国会計士(USCPA)の勉強で概略は知っているし、じゃあまずはその2科目から、、、なんて軽く考えていたが、恐ろしく細かい内容を大量にこなさないといけないので実は大変である。

運良く仕事復帰前でも受け入れてくれる保育園が見つかり、四月から本格的に勉強するつもりだった。。。。が、慣らし保育を終えた直後に怒涛の看病生活。やっと先週から本格的に勉強できる体制が整った。

 朝9時に保育園に預け、その足で水道橋の専門学校へ。通信教育なので通う必要はないが、自習室が充実しているので勉強がはかどる。その間3時間おきにトイレで搾乳。18時にかなぞうをピックアップして帰宅。かなぞうは保育園で目一杯遊んでくるので、家に帰るとすぐ寝てしまう。。。。という日が続いた。

思い返してみると妊娠して以来、かなぞうとこんな長時間離れて過ごすのは初めて。私の身勝手なのかもしれないがどんどん寂しさが積りピークに達した金曜日、かなぞうが早朝に発熱した。今度はどうやら病気じゃなさそう。寂しいのはかなぞうも一緒だよね。私も小さい時、母が出掛ける日に限って熱を出していたものだ。ごめんね。

いきなり頑張り過ぎたことを反省し、金土日とピッタリ密着してゆったり過ごした。

焦らずゆっくり、着実に。かなぞうの成長の一瞬一瞬を大切にして、頑張り過ぎないでゆったりいこうと思った週末であった。


できたぁ~

2007-05-16 13:28:24 | かなぞう
昨日の夕方保育園から帰ったかなぞうは、眠いのを我慢しながら何やら一生懸命ホフク前進(ズリ這い)をしていた。次の瞬間、何か言いたそうな目でお母ちゃんを見ると、シュタッとお尻を上げて後ろ脚を90度に曲げた。

そう、四つん這い♪

「すごいね~、四つん這いできるの?」

というと、得意気な顔で「そうでしょ。すごいでしょ」と何度も見せてくれる。(写真は得意顔のかなぞう)

保育園でお兄ちゃんお姉ちゃんがハイハイするのを見てうらやましかったのかな?10回ほど試した後、睡魔に負けて眠ってしまった。

 さぁ~、次はハイハイ。行動範囲が広がって大変だぞ。

 この間も、少し目を離したスキに雑誌の裏表紙を食べてしまった。翌日のうんちに出て来たが、ちょうどバーコードの部分だったのでびっくりだった。ちゃんと出てくるものは良いけど喉に詰まったら大変!家の床上30センチは要点検


お父ちゃん修行中

2007-05-14 17:35:44 | お父ちゃん
 妊娠してすぐ、私はお父ちゃんに一冊の料理本をプレゼントした。池田書店「はじめてつくる基本の料理」。全くの料理初心者向けでポイントが丁寧に書かれており写真も豊富である。

 元々お父ちゃんは私と付き合うようになって初めて「食べる」ことに興味を持った人。結婚前に一人暮ししていた時でさえ、作ったのは野菜炒めと野菜スティック。結婚して私が高熱で寝込んで「お粥作って」といっても「作り方知らん」と言う強者。そんなお父ちゃんが家で台所に立つことはまず無かった。

 働くママでいたい私としては、職場のマイホームパパが休日は手料理を振る舞うと聞いて憧れていたのもあるが、妊娠して身動きがとれない時に少しでも何か作ってくれると助かるという気持ち、そして何よりも私はお父ちゃんに料理の楽しさを知って欲しかったのだ。

 前から「料理勉強してみたい。」と言いつつ、平日は早くても日付が変わる頃帰宅、土日もどちらかは出勤という生活だったお父ちゃん。料理を始めるきっかけがなかったのだ。結局その本も三ヵ月ほどは開かれないままだった。

 妊娠三ヵ月、子宮の中で出血があり切迫流産で自宅安静余儀なくされた時は、神戸にいる母が家事を手伝いに来てくれ、帰り際に「土日くらい会社休んで、料理してもらえると助かるのにねぇ。。。」とつぶやいた。

 しばらくして、お父ちゃんは「カレーを作りたい」と言い出した。

「あの本に載ってるよ。見てごらん。」

 作ってみると、あら絶品。次は肉じゃが。次はハンバーグ。次は魚の煮付け。。。。

 一品ずつ、一品ずつ、途中で失敗したり、成功して上京した母に激褒めされたりしながら、最初は一ヶ月に一回が二週間に一回になり、ついに今年に入ってからは毎週一回以上は作ってくれるようになった。(タイミング良く仕事の波が落ち着いて、休日出勤が減ったのも一因。)

「料理って簡単やん。かなぞうが大きくなったら食べさせてあげるからな。」

 元々素質があったのかな?味付けはほとんどが合格点。本人は「本の通り忠実に作ってるから」というが、何の何の。。。まだ時間もかかるし私が近くにいないと作れないけれど、それは回を重ねるうちに改善する話。今は単品だけど、そのうち土日の晩御飯まるごとお任せしちゃおうかしら。。。な~んて期待しているが、また仕事が忙しくなったら難しいだろうな。

 でもかなぞうが生まれて外食がほとんどなくなった今、本当に助かっています。ありがとう、お父ちゃん

(写真は昨夜の晩御飯。お父ちゃん特製のいさきの香草蒸しと、私が最近習った豆腐のマリネエスニック風と玄米粥。いや~絶品でした

嗚呼(涙) ~長文です~

2007-05-09 21:59:13 | かなぞう
嗚呼ぁぁぁ。。。長い一週間だった。

 一・二日は自然育児友の会のお泊りミーティングといって、自然育児に興味のある親子連れが全国から代々木に集まるイベントに一泊二日で参加した。前日私は風邪でダウンしていたものの、何とか体調を戻し講師の方の手伝いやお弁当配りなど裏方仕事をかなぞう片手に手伝った。夜は参加者や講師との交流会。やはり意識の高いパワフルなママ達が多く、圧倒されつつも講師の方々ともお話できて充実していた。

 その夜だ。またしても夜中の3時からかなぞうの夜泣きがはじまり咳込んで吐いてしまった。朝になっても抱っこしてあやしていないと泣いてしまう。ちょうど講師で来ていたホメオパスに直接レメディを指示してもらい、午前中の予定を全てキャンセルしてタクシーで家路に着いた。

 口の中に物を入れるのを拒否するのでレメディもあまり飲めないまま段々熱が出始め、ぐったりしてきた。翌日から連休だし、ここ数週間熱が出ては治りを繰り返しているので何か変な病気なんじゃないかとどんどん不安になってきたので、駅前の評判の小児科に初めて行くことにした。

 病院は同じような駆け込み受診の人達でごった返していた。かなぞうの熱は39.5度。先生に最近の体調について詳しく説明し、検査することに。

 まずはインフルエンザ。この検査は多分粘膜をとるためだと思うけど、びっくりするような長い綿棒を鼻に突っ込まれ、私の膝の上に座るかなぞうは真っ赤な顔をして大泣き。嗚呼ぁぁぁ。。。

 インフルエンザは陰性だったので今度は血液検査。

 先生が点滴がどうのこうのブツブツ言ってたな~と思っていると、一旦処置室から出るように言われる。え~?見せられないことしてるの??と思っていると、かなぞうの断末魔のような叫び声が廊下にこだました。嗚呼ぁぁぁ。次に会ったかなぞうの右手には点滴(生理的食塩水)の管がつながれていた。お父ちゃんはそれまで付き添ってくれていたが、かなぞうの惨状を見て風邪が悪化して家に帰った。

 しばらくして血液検査の結果が告げられる。白血球の数値と炎症反応が高いとか。「軽い気管支炎か肺炎でしょう。」「普通は通院で抗生物質の点滴と内服だけで治せるけど、明日から休みだからね~、大きい病院に入院しますか?」と。

 え?入院?寝不足と疲労で思考が停止している私は動転した。「はひ。付き添いできるとこおねがひしまふ。」

 結局は親が付き添えるベットが近隣の病院に無かった為、通院で治すことに。

 「じゃ、抗生剤入れますよ~」点滴の袋に注射器を差し込む看護婦さんの声に我に返る。嗚呼ぁぁぁ。。。せっかく自然療法とか勉強して薬とか人工的なものになるべく頼らない子育て目指してたのにぃぃ。。。

ショックでうちひしがれながら病院を後にした。抗生物質を体に入れてしまうと、ホメオパシーは迂闊に使えない。今回は現代医学の力に全面的に頼ることにした。

 その翌日・翌々日はクリニックが休みというにもかかわらず、その先生はかなぞうの為だけに朝早くに点滴を打ちに来てくれた(感謝!!)。三日間、点滴の管の差込口は装着したまま。(写真はその哀れな寝姿)
 どんどん血液検査の数値が改善していくのを見て先生は満足そう。「あ、鼻水出てるね。吸引しておこう」「じゅるじゅるじゅる~(吸引)」「ぎゃ~(かなぞうの叫び)」嗚呼ぁぁぁ。。。

 先生はすばらしく良くやってくれていて、すごく感謝しているんだが、この一連の処置については違和感を感じてしまった。自然療法の講座で人間の持つ自然治癒力とかそういうことを勉強してしまうと、現代医学の処置が暴力的に見えてしまう。何か機械を扱うような感じ。故障したら検査して潤滑油を注入、潤滑油は数日入れないといけないから差込口はそのままに。上から液体が漏れてきたからバキュームで吸い取る。。。みたいな。そう思うと先生の顔が機械技師に見えてきた。

 効果抜群(!?)の点滴と内服薬のおかげで連休明けにはかなぞうは回復。朝一で病院に行き元気に保育園に行ったのであった。。。。

 で、終わりたかった。

 まだ続きが。。。

 保育園で大はしゃぎだったかなぞうは夕方、微熱で戻ってきた。翌日も微熱だったので念のため休ませると、午後にはまた39.5度の熱。「菌が原因の気管支炎もしくは肺炎なので、抗生物質を途中でやめると菌が死なずに生き残って盛り返すことがある」なんて先生の言葉が頭によみがえり、再び病院へ。

 「また熱が出たんですね~。あ、喉が赤い。これ別の風邪です。」

 妙に安心した。今流行っている夏風邪とな。今回はウィルス性なので余計な薬(念のための抗生物質とか熱さましとか)はいらないという私の意見も通り、数日様子を見ることになった。何でもかんでも薬を出す先生じゃなかったのね。良かった。

 それにしても、保育園に行きだすと立て続けに病気になって最初は仕事どころじゃないなんて話は本当だ。私も四月から復帰していたらすぐに辞めざるを得なかっただろうな。
(注:十月から職場復帰予定だが、保育園に入園させるタイミングは空きが多い四月がベストだということもあり、今は長期の慣らし保育中。お母ちゃんは資格の勉強中。)

 あと、ホメオパスが前に言っていた「病気の敵は菌やウィルスじゃなくて『不安』」という言葉も本当だ。今回もう少し私に待つ余裕があれば、薬に頼らず済んだかも。でも素人の私に判断つかないときは臨機応変に対応しよう。近くに良い先生もいることだし。

 今度こそ、今度こそ元気なかなぞうに戻って欲しいと願う、長~い一週間であった。