なんていうか、「直った」というより「治った」という感じ。駒が新品になり、魂柱の位置も調整していただいたので、以前とは完全に別物のチェロになった。
どの弦もバランスよく鳴るのはすごく気持ちいいんだけど、弾き損ねもそのまま敏感に音として拾ってくれるのが唯一の難点だったりする(笑)
生まれ変わったら弦楽器工房の職人さんになるのも楽しそうだけど、そうカンタンにはなれないんだろうな・・・
チェロケースの中から「バチーン!」と大きな音がしたから、「あー、弦が切れやがったか。こないだ替えたばかりなのに・・・」と思いつつ中を確認したら、弦じゃなくて駒がパキッと割れてたでござる(´・ω・`)
しかも中の魂柱まで倒れて、素人の手ではもうどうにもならないでござる(´・ω・`)
沖縄で弦楽器の調整や修復ができるお店はたぶん1件だけで、しかもご主人の体調の関係もあって、どんな依頼でもホイホイ引き受けてくれるわけではない。
ただ、今回は快く引き受けていただけてホント助かった。もしお断りされたら内地にあるお店へ飛行機で持っていくしかなかった。
そのご主人とは別に、「駒の交換ぐらいならできるからタダでやってあげるよー」と言ってくださる音楽関係の方もいて、なんだかんだでみんな優しいよなー、と思った。
ただ、南の島の人はみんなわりとシャイだから、最初にある程度会話できるようになるまでがちょっと大変ではある(笑)
今日は新都心公園で東日本大震災関連のチャリティイベントがあったんだけど、そこでBGM役として2時間ちょっとチェロを弾いてみた。
チャリティ運営の人からお茶と手作りマフィンをいただいたので食べてみたらおいしくてピックリ!あー、時代はすでにチョコチップクッキーではなくバナナマフィンなのね・・・、とつくづく実感した日曜の午後のひとときだった。
家に帰ってから、弦をすべてヘリコアに張り替えてとりあえず放置。どうせ2日ぐらいは音が落ち着かないから、今ピッタリと音合わせしてもあんまり意味がない。
とりあえず、バッハの無伴奏の暗譜に励もうじゃないか。
今チェロに張ってある弦が使用開始から1年ちょっと経ったので、「あー、そろそろ弦を張りかえてみるべか」とゆるーく決意。
現在のラインナップはAとD線がラーセン・ソリスト、GとC線がスピロコア(タングステン)のごく平凡な組み合わせ。そして今回新たに注文したのは4本ともヘリコア。
この1年間使った感想としては、「AとD線はソリストじゃなくって、ラーセンのノーマルバージョンでも十分じゃね?」ということ。特にA線は音がキラキラしすぎかもしれないなー、と感じることが結構あった。
それと、下2本のスピロコア(タングステン)は特に問題なし。ラーセンとの組み合わせも全然違和感ないです。
もしヘリコアをしばらく使ってみていまいちな感触だったら、たぶん次は普通のラーセンとスピロコア(タングステン)の組み合わせでいく予定。あ、でもD線だけはソリストにするのもアリなのかな?
公園でチェロ弾いてたら、震災関連で横浜から一時的に避難してきたご家族がいらっしゃったので、なんだかんだと立ち話。
Aちゃん(小学2年生)のリクエストに応えて「メリーさんの羊」と「エーデルワイス」を弾いたらお花をもらったので、チェロケースの小物入れポケットに挿してみた。
Aちゃんいわく、「わたしがポスター作ってあげるから、ココで演奏してることみんなに教えてあげようよ」とのこと。
あー、子供の純粋な優しさって、なんでこんなにほわほわとして温かいんだろ。
※ ただし、小学3年生ぐらいまでに限る。だって、その後は「なまいき度」ばかりが高まって(以下省略)
バッハの無伴奏の中で暗譜した曲を弾いてみるものの、4つの弦をまんべんなく使う難しさにちょっとへこむ。
気晴らしに「白鳥」を弾いてたら、知らないおじさんが「おー、この曲好きなんだよー」と言いながら缶入りのおしるこをくれた。
せっかくのご好意なのでありがたくチェリストとしての初収入(笑)をごちそうになった。
よし、この調子でいけばあと5年もすればストリートミュージシャンとして教会ひとつ分のレンガぐらいゲットできるだろう。
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福岡から来てる老婦人と立ち話。
ここ数年、避寒のため1~2月はご夫婦で沖縄に来ているとのこと。
たしかに、今日なんて内地なら3月中旬ぐらいのぽかぽか陽気で、むしろ夏に来るよりも賢明な選択だと思った。
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愛知県の中学受験もそろそろスタートするこの時期、受験生のみんなはラストスパートがんばれ!
・・・なんて言わなくても、みんながんばるに決まってるよなぁ(笑)
できれば教会みたいなところで思いっきり演奏してみたい。
よし、まずはレンガをちょっとずつ買い貯めてみよう。
先週は新都心公園で幼稚園児と小学生相手にチェロの演奏と体験コーナーを開催。
写真撮られまくりだったんだけど、アレはどこでどのようにして使われるんだろう?
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もうすぐ知事選だから、那覇の中心部では選挙カーの姿をよく見かける。
軽快な琉球音楽を流しながら「○○をよろしくお願いいたします」みたいに言われても、なんか説得力ないぞ(笑)
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季節はすっかり秋。昼間でも薄い長そでが必要な時期になった。
あと1か月ぐらいでクリスマスなのに、サンタはどんな格好でプレゼント配りにいくんだろう?
雨雲レーダーでは大丈夫だったのに、チェロを弾き始めて3分も絶たないうちに雨が降り始めた。
ちょうど近くの幼稚園児が来たときだったので、子供たちもみんな急いで木陰に避難。
幸いすぐに止んだので、練習を再開したら曲の途中で子供たちとかママさんたちのギャラリーが完成。
「あー、こりゃ最後まで演奏しないとまずい雰囲気だよなー」とか思いながらなんとか弾き切ったら、みんな拍手してくれてうれしかった。
ある男の子いわく「曲が渋いねー」とのこと。
カッコイイと言われるためにはPerfumeの曲でもノリノリで弾けばいいのかな?
公園の木の下でチェロを弾いてると、たまに(風景の一部として)写真を撮られることがある。
魂まで抜かれてないといいんだけど。