●8/31(木)
6:50
兄たちは深夜バス「Eddy」にて来京。向こうを前日夜21:30に出て、品川に
6:50に着く。ダンナが仕事のため、私が足で迎えに行く。
7:30
自宅到着。さっそくお宅拝見ツアー。両親にも報告せねばとあちこち
写真を撮りまくる。フィルムカメラで32枚。
8:30
朝食。パンとコーヒー。話をゆっくりしているとあっという間に時間が過ぎる。
10:00
出発。向かうは東京タワー。ちょっと遠回りだけど近い駅から。
11:00
外観の写真撮影を終わらせてインフォメーションで展望台のチケット購入。
1Fフロアでノッポンくん着ぐるみと出会う。もちろん記念撮影。
11:20
フットタウン屋上から外階段でいざ展望台へ。
チケットもぎり場で彼女がノッポンくん缶バッチを発見。
子ども用らしいが、「売って!」というと「特別ですよ」といって
3人ともノッポンくん缶バッチをもらって上機嫌。
12:00
展望台到着。展望。せっかくだからと100m上の大展望台まで行くことに。
大展望台でも展望。もちろん記念撮影あり。
13:00
3Fトリックアートのアトラクションへ。
13:30
2Fおみやげ売り場。よくそれだけ歩き回れるなと思うほど観る、観る、観る。
私はちょっとベンチで休憩したりなんかして。
14:30
1Fコンビニでお弁当とビールを買って屋上で乾杯。
もちろん乾杯シーンも撮り逃さない。
ピーカンだったけど、風がいい感じでふいていて気持ちよかった。
15:00
買い忘れたものを買ってやっと出発。
15:30
銀座の写真展へ。
私たち夫婦の結婚式の写真を撮ってもらったカメラマンの個展が開かれていた。
もともとは兄貴の知り合いで、東京の個展にまさか兄が来るとはもちろん
思っていないので、向こうはビックリ&久しぶりの再会で、
すっごく喜んでくれていた。ここでも記念撮影。
16:00
ゆりかもめにてお台場へ移動。
座れなかったけど立ってでも前がいいというので先頭車両の一番前へ。
ここでも記念撮影を忘れない。もうこの段階では私もすでに冒されていて
恥ずかしいという気持ちが薄れている。
最後に一駅だけ座れて二人は超ご満悦。
16:30
フジテレビ到着。お台場冒険王はこの日の18:00で終了のため、ネットで下調べ
していた彼らの好きな番組ブースへ。
ちなみに香田晋がゲストで来ていた(興味なし)。
おみやげの下調査をして明日に備える(とにかくキャラクターものに目がない
いい歳こいた田舎もの)。
↑これはラブワゴンの車内。係のおにーさんが写真を撮ってくれる。
18:30
今度はりんかい線にて帰宅。ダンナに迎えに来てもらうつもりだったが
道がすごく混んでいるらしく、電車で帰ることに。
19:00
最寄りの駅までダンナに迎えに来てもらい、無事帰宅。はー、疲れた。
21:00
順番にシャワーを浴び、夕食。
観光に同行できなかったダンナが準備万端にしてくれていた。
0:30
就寝。私たちは若干の後片付けをしてから。
3Fは彼らに明け渡し、布団を敷くことから全部お任せ。
●9/1(金)
7:30
起床。あいにくの雨。朝食。パンとコーヒー。
今日の観光の打ち合わせ。
9:30
出発。今日はダンナも一緒に車で観光。
国会議事堂やお堀、永田町、霞ヶ関などを車の中からさくっと見学。
そのものものしい警備などに彼らは興味津々。
東京駅へ。丸の内方面出口の赤レンガ駅舎の前で撮影したい、と。
その後、地下のTBSアンテナショップに行って「ハニカミ」のマグカップ購入。
東京駅構内にマグカップがあることまでは調べてきているが、場所がわからない
ので、事前にネットで調べて。
11:00
再びフジテレビに向かう。昨日は冒険王とおみやげの下調べまでで時間切れ
だったため。今日は展望台まで行き、スタンプラリー&5Fの見学コースへ。
もちろん、番組のセットで撮影可能な場所には必ず座って撮影。
おみやげも買い、フジテレビ完全制覇。一路横浜へ。
14:00
横浜到着。車を駐車場に入れ、中華街をブラブラ。雨がちとつらい。
15:00
私たちは空腹のため、お店に入ろうかと提案するが、彼らは時間が
もったいない、ということで店頭で豚まんなどと青島ビールを買って
休憩所のようなところで遅い昼食。その頃には雨もあがり気味。
昨日もおてんとさまの下で食事、今日も屋外。うん、これもおつなもの。
前にも行った「永楽製麺所」へ。
これは私たちが麺やスープ、ラー油が買いたかったから。
兄貴はラーメン鉢を購入。
16:10
山下公園へ。また雨が降り出した。とりあえず氷川丸と「赤い靴」の少女の
銅像を見学。かの有名な「山下公園」とやらいうところに行ってみたいだけ
なのだ。「山下公園」と記載された場所を必死で探し、やっと見つけて
記念撮影。
17:00
港の見える丘公園。ここも名前を知っているから行ってみたいだけ。
雨も降っていたので車の中からチラッと見て終了。
横浜見学は終了して帰路につく。
18:00すぎ
家に到着。自分たち用に買った缶バッチやなんかを開けて二人で
楽しんでいる。とうに四十路をまわったカップルとはとうてい思えない。
20:30
順番にシャワーを浴びていざ新宿へ。今日は外食のため、電車で移動。
21:00
アルタ前、歌舞伎町、ゴールデン街などのツアーをひととおり済ませ、
鼎で夕食。その後、再びゴールデン街に戻り、ダンナの知っているお店
10ccへ。店の中でも記念撮影。
1:00
終電ギリギリで電車に飛び乗る。
2:00
帰宅し、少し明日の予定をチェックして就寝。
●9/2(土)
8:15
昨日遅かったので今日はちょっとゆっくりめの起床。パンとコーヒーの朝食。
9:00
兄貴たちに買ってもらったポストに表札を貼る「貼り貼り式」。
当然式典記念写真撮影だ。
10:00
渋谷に向かって出発。この日からは彼らだけの行動になるのだが、渋谷まで
送ることに。なぜならハチ公、モヤイなどを案内するため。
彼らだけではそれを探すだけで時間がかかる。
ハチ公、109、スクランブル交差点、モヤイを見学&撮影し、浅草に行くという
彼らを銀座線のホームまで案内してここでお別れ。
この日は浅草観光のあと、横須賀へ移動し、横須賀観光をして次の日は
1日かけて鈍行(青春18切符)で帰路につく。
↑電車を待つ二人。Tシャツから靴まですべてペアルック(今どき死語か…)。
こうしてウチでの2泊3日が無事終了した。
私は普段歩いていないので、もうヘロヘロだ。彼らはまだ重いキャリーバッグを
持って浅草と横須賀観光。そのタフさと尋常ではない好奇心には頭が下がる。
兄は「網膜色素変性症」という視覚障害を持っている。暗さに弱く、視野は
たったの5%だ。数年前までは10%だったが、進行している。この病気はまだ
わからないことが多く、治療法も確立されていない。いまは漢方薬を飲んでいる
程度だ。視野が0%になってしまったら、いくら視力があってもなにも見えなく
なってしまう。視野5%は、身体障害者2級の要介護に相当する。
それでも一人でバスに乗り、仕事に行っている。通い慣れた道ならある程度は
大丈夫だが、見知らぬ土地ではかなり神経を使うはずだ。
切符を差し出してもその位置を探し当てるのに時間がかかるため、手を握って
切符に触れさせてあげなければならない。
だから歩くのにも人の1.5倍の時間がかかる。だから観光にも時間がかかる。
私なら恐れたり閉じこもったりしそうだが、彼は前向きだ。病気がわかってから
余計に人生を楽しんでいる気がする。富士山にも登ったらしい。
手帳を持っていれば電車や観光地の入場券などが二人分半額や無料になったりする。
それを「ラッキー」と思えるようだ。
青春18切符と半額を駆使して毎年彼女とあちこち旅行している。
夜は彼女が手を引いて、昼間でも「ここから階段」「階段終わり」「横に鉄柱
たっとるよ」と、兄の目となってくれている。
ウチに来られるのは今回が最初で最後かもしれないと思って、
とにかく彼らの行きたいところに居たい時間だけできる限りつき合ったつもり。
東京を満喫してくれたと思いたい。
これ以上、病気が進行しないでほしいと願うばかりだ。