私の映画玉手箱(番外編)なんということは無い日常日記

なんということは無い日常の備忘録とあわせ、好きな映画、韓国ドラマ、そして
ソン・スンホンの事等を暢気に書いていく予定。

密偵

2017-11-12 18:42:38 | 映画鑑賞
1920年代の朝鮮。得意の日本語を生かし日本の警察に所属することを選ぶ男ジョンチョル。(演:ソン・ガンホ)
上司であるヒガシ(演:鶴見辰吾)は、独立を目指し活動をする@ウィヨルダン(義烈団)を監視することを彼に命じるが、ウィヨルダン側も日本語が堪能なジョンチョルを自分たちに引き入れるべく、団長(演:イ・ビョンホン)は、実行部隊のリーダーであるウジン(演:コン・ユ)に彼に近づくことを命じる。
(団長を演じるイ・ビョンホンは特別出演との事だが、出演場面はきっちり掌握しているのが凄い。)

手の内を見せるふりをしながら近づき、近づいたと思ったらまた離れ。押したり引いたりしつつ、情報戦の最前線にいるジョンチョルとウジンは、お互いに妙な親近感を感じ始め、諜報作戦のバランスは少しずつ崩れる。

権力vs反権力。制圧しようとする者と抵抗しようとする者同士の駆け引きに、時代背景は大事な要素だが、それだけに固執しているわけでもない。舞台が日本統治時代ということで、微妙な場面がないわけではないが、基本的には諜報サスペンスだ。
沈むと分かっている船に乗り続けることは出来ない」と権力を握る日本側に就くこと選んだジョンチョルの心の揺れ、仲間の裏切りに悩む義烈団のウジン、更には映画的には悪役だが、権力側の人間としての生々しい姿を見せるヒガシの行動心理も分かる。

上海からの列車内で行われる駆け引きのシーンが見せ場だとは思うのだが、それ以外にもオープニングに日本警察が屋根の上を飛び回りたった一人の義烈団の男を追いかけまわすシーン、後半ジョンチョンとウジンが森の中を逃げ回るシーンなど結構大がかりな場面あり。ただ、140分は長すぎる・・・・・

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