私の映画玉手箱(番外編)なんということは無い日常日記

なんということは無い日常の備忘録とあわせ、好きな映画、韓国ドラマ、そして
ソン・スンホンの事等を暢気に書いていく予定。

お茶の時間

2016-07-24 19:32:06 | たまに読んだ本
先日、韓国語を教えてもらっているSさんから「益田ミリって知ってますか? 漫画家ですか?それともエッセイストですか?」と聞かれたのだが、一冊も読んだ事がないことに気づき、試しに一冊と手に取った本。

表紙の「カフェが自分の部屋化していることないですか?」というコメントに深くうなずけたせいか、「そうそう」と思えるエピソード率が高かった。
「共感および同感」コミックエッセイに一番必要なものだろう。

「絵がややシンプルすぎるかも」と思いつつも、「共感度、同感度」が高いため、満足度もかなり高い。

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コミックエッセイの難しいところは、自分の立ち位置なんじゃないだろうかと思っている。
普通感を打ち出そうとしても逆にそれを上から目線ととらえられたり、ダメダメ感で親しみやすさを打ち出そうとしても、失敗して共感どころか疎外感を生み出すケースもあるだろう。
各種コミックエッセイを読み、各種読者レビューを読んだ中で、私が勝手に感じたことなのだが、この本は「カフェ自分の部屋化」という人を確実に味方につけていると思う。

著者の他の本を読んだことがないのではっきりしたことは言えないが、カフェでのお茶時間が好きな私には好感度が高い本だ。

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著者の益田ミリの本は韓国でも翻訳されており、かなり読者を獲得しているらしい。
Sさんも韓国人の友人から彼女の本を勧められているようだった。最近は韓国でも同じような独身女性の書くエッセイというのが出てきたらしいのだが、以前は独身女性が書くエッセイというのがかなり珍しかったため、かなり話題だったらしい。
(この本の中にも韓国でのサイン会の事を記した箇所あり)





お茶の時間
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講談社