洋楽フリークス

洋楽、HR/HMのCD,ライヴレポート等。
2009年、娘を出産後更新をお休みしています。

【CDレビュー】【ライヴの予習】Lamb of God『Wrath』

2009年02月28日 14時33分20秒 | 洋楽レビュー(CD・DVD)
ラス

ROADRUNNER JAPAN(W)(M)

このアイテムの詳細を見る


1. The Passing
2. In Your Words
3. Set To Fail
4. Contractor
5. Fake Messiah
6. Grace
7. Broken Hands
8. Dead Seeds
9. Everything To Nothing
10. Choke Sermon
11. Reclamation
12. We Die Alone(international bonus tracks)
13. Shoulder of Your God(international bonus tracks)
14. Condemn The Hive(japanese bonus track)

myspaceで試聴してみましょう→コチラ・・・2月末現在、#1~11が全曲フル試聴できるよ!

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

すでに#3,4はリリース前に試聴していたので、だいたいの雰囲気はわかっていたけど、ここまでバランスよいアルバムだとは思っていなかった。
前作は正直、入門者にとっては聴き易いアルバムだったと思うけど、どんどんLoGの世界にハマっていくと、コマーシャル色が濃いっていうのと、曲の基本リズムが3連音符(リズム)に偏ってたのとで、だんだん飽きがきちゃったんだよね。

まず#1のイントロは思わずMetallicaかぃ!っていう感じの懐古的な雰囲気のイントロ。ただのハードコア・バンドじゃないっていうのをアピールしているかのよう(というかBurn the Priest時代からのファンや『New American Gospel』が名作!って思っている人にとっては「??!!」って感じかもしれないが)。

#2は前作『Sacrament』の#1だった”Walk With Me In Hell”路線を引き継いでいるものの、ラストのギターリフの重厚さは圧巻。

そして、リードトラック#3。
Lamb Of God - Wrath - Set To Fail (Official Music Video)

いやー、ライブではテッパンでしょう、これ。これぞPure Metal、ラムゴ節。
もちろん、今回のツアーでも確実に演ると思われ、超盛り上がりそう。(弾けることができないのが残念であるが

で、#4への怒涛の突入。
こちらはPantera色が濃いかなぁ、曲展開的に。
速いところ~粘っこくてヘヴィなミドルテンポなところのバランスが絶妙。
ライブで演ることがあったら(実際直近の長尺セットリストには入ってたね)、こちらもくちゃくちゃになりそう。。。とくに2分20秒以降の間奏部分。
WoDが早くも出そうな雰囲気です。

#5のイントロ(っつーかスネアの音)、Metallicaかと思いました(笑)。
これもライブで演る可能性はあるよね。
サビんところの「Fake!Messi~ah~!」はランディと一緒に咆哮したいところです。

#6のギターのイントロもある意味Metallicaっぽい(というかOld Metalっぽい)ところではあるけど、リフが始まったらやっぱりLoGやなぁという曲。
一定の行進曲的テンポの16ビート・バスドラドコドコが基調となった曲で、ランディの激しいVocalを除けてしまうと、古き良き時代のOld Metal曲なのですな、これ。
ギターソロなんて泣いてるし

#7は前のアルバムに入っていたら自然な、ミドルテンポな曲。
ある意味、リフや基調となるリズムは一番Lamb Of Godらしい。

#8は、こちらもLamb Of Godらしいのですが、私はこちらの曲が好み。
ランディのVocalの入り方、ギターリフのメロディ、A~Bメロ~サビメロの展開やテンポのよさ、フックのきいた(というかヒネくれた)リズム、完成度が高い曲。
ちなみに、この曲も直近のセットリストに入っていました。楽しみ~

#9もいい曲なんだけど、ある意味ここまでのアルバムの流れで聞いちゃうと凡庸な曲に聴こえてしまう(いや、決してそんなことはなくて、一般的なMetal曲としてはなかなかのデキだと思うんですよ・・・)から、このアルバムの完成度は恐ろしい・・・若干私のひいき目が入っているけどね

#10は、なんか久しぶりの3連符系の曲。そう、前のアルバムに入っている系ですな。
でも、サビんとこのギターリフは好きだなぁ。
というか、これくらいのバランスで3連符系の曲が登場すると、アルバム通して聴いたときのスパイスが効いてていいと思う。
中間や間奏も若干オールディーズなリフやソロが出てきて、いい感じ。

7分を超えるこのアルバム一番の長尺曲が#11。
イントロはRush”Natural Science”だったりギターの音的にはOpethみたいなところも感じた。
このアルバムの中で最も異色作。テンポもスロー~ミドルだし・・・ただ、その分ヘヴィさはあるかも。

ちなみにボートラ3曲は・・・すみません、本編がいかに厳選された曲であるかがわかります。

もともと今週のライブが楽しみやったけど、さらに期待倍増になってしまった一枚です

お気に度:
こんな方におススメ
すべてのメタルファンに捧ぐ!

にほんブログ村 音楽ブログ HR/HMへ←お手間でなければ、クリックをお願いしまふ

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 【CDレビュー】Extreme『Saud... | トップ | キティちゃんがヘドバン(ヘ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

洋楽レビュー(CD・DVD)」カテゴリの最新記事