白鳥太郎の弓道のおつまみ

他人にはどうでも良いお話し。

弓箭来福

2018年01月05日 19時14分28秒 | 弓色のレシピ
1月5日(金)



1月1日 8:30 道場の玄関前にて。

初日の反射が美しかったです。



新年明けましておめでとうございます。

旧年中は沢山のかたにブログを訪問していただきありがとうございました。

本年も " 射即人生、射即生活 " をモットーに、弓の修練を通して自分自身や世の中を俯瞰して行きたいと思っています。

この一年が皆さまにとって最良の年でありますようお祈り申し上げます。




今年は本業の仕事始めが8日からなのでのんびり過ごしています。

でもお店はしっかり営業しているので休みはほぼ無いに等しいです。笑

自由時間は、夜が遅いのであえて朝はゆっくり起きて、のんびりお風呂でカラダを温めてから道場に行き、2時間ほど弓の鍛錬をし、遅めの昼ごはんを食べ、お店に行って当日のお客さんの予約状況を確認し、勤務時間まで待機しながらモチベーションを上げていく感じです。

…が、そろそろ早起きして仕事モードにスイッチしておかないといけませんね。




今年の練習テーマは相変わらず引き続き、「横線の最短、最速、最大最長の動きの実現」です。

これは本当に難しいです。

横線の実現には縦線の働きが不可欠ですし、全身の筋肉がそれこそ総合的に連動して一つの動きにならないと不可能です。

果たしてそんなことが可能であろうか…?

と、思ったらそれで不可能確定ですから、実現するとの強い信念で取り組むのみ!


これはもはや技術という小手先の次元ではないですね。

とにかく体が自然とそうなるまで何十万、何百万本と引き続けるという極限のレベルでしょうか?

そこまでやっても実現できるかどうか疑問ですが。笑


それを裏付けるように、星の数ほどの鍛錬を行なってきた堂射の名人である吉見順正にして、


" その行事たるや、外頗る簡易なるが如きも、 其の包蔵するところ、心行相の三界に亘り、 相関連して機微の間に、 千種万態の変化を生じ、 容易に正鵠を補足するを得ず。

朝に獲て夕べに失い、 之を的に求むれば、的は不動にして不惑、 之を弓箭に求むれば、弓箭は無心にして無邪なり。

唯々之を己に省み、心を正し身を正しゅうして一念生気を養い、 正技を練り、至誠を竭して、修行に励むの一途あるのみ "


と、射法訓の中で言わしめています。笑



ま、そんなことで、現代において吉見順正が生きた時代のような狂気に身を投じた弓の鍛錬はできそうにありませんが、その気概に少しでも触れれるよう努力したいと強く思います。


では、皆さまもそれぞれの弓道修練に励まれ、それぞれの思いが届くよう重ねて心からお祈り申し上げます。