まほろ駅前狂騒曲 (文春文庫) | |
三浦 しをん | |
文藝春秋 |
まほろ駅前にて便利屋「多田便利軒」を営む多田 彼には高校の同級生であった同居人・行天がいる
何故か騒動に巻き込まれる体質の多田
今回 多田は行天の子供の母親から娘はるを預かってほしいと頼まれる
行天は子供嫌い
対応に苦慮するうち危険な男である星からの依頼も引き受けなくてはならなくなる
全ては行きがかり上 仕方なく
更に母親がおかしな宗教の影響を受けた子供からの救いにも応じることに
そして多田便利軒の常連客の岡は老人たちとある目的の為にバスジャックを敢行する
無農薬野菜を売りとするいかがわしい団体は行天の過去とも関わり
全ての人々・グループがある場所でぶつかって
行天の小指は人生二度目 切れて飛ぶ
筋は通す男の星
うまくいきそうな多田の恋
切れた小指は無事につながったけれど姿を消した行天
けれど多田便利軒の隣に越してきた人物はー
そうして物語は大団円を迎える
同じシリーズの短編「サンタとトナカイはいい相棒」も同時収録
過去に傷ある男達二人 不器用ながらも生きていけています
しをんさんも、下積み時代に住んでいたところです。
というわけで、映画版はしょっちゅう市民ホールなどで上映されていますね。
期間限定ではありますが、この作品の資料展示館が建てられていたこともあり、行きたかったんですが、行けませんでした。
まっき~様から伺うので 行ったことない場所なのに どんどん町田が身近な場所に感じられるようになりました
クイズなどで出ると なんか嬉しくなってしまいます^^;
この作品は一応シリーズ完結編となっておりますが
もしかしたらまた数年後 番外編など書かれないかなーと思っています