世界に一つだけの姥花日記

貴方は貴方らしく私は私らしく、世界にただ一つだけのきれいな花を一生懸命咲かせましょう。
シニア主婦の平凡な日記です。

ニュージーランドの山旅 その6~アオラキ/マウント・クック国立公園

2016年04月30日 | 海外旅行


<マウント・クックとフッカー湖>

いよいよやってきました!最後のハイキング、アオラキ/マウント・クック国立公園です。

標高3754m、富士山より少し低いながら、登頂は難しいとされているニュージーランドの最高峰、秀峰マウント・クック。

言葉では表現できない美しさと崇高さです。アオラキはマオリ語で「雲を突き抜ける山」の意味。

この山を中心に3000m級の山々が連なり、谷間は数多くの氷河で形成されています。

この地域も年間平均降水量は4mと多く、マウント・クックの雄姿全貌をみることのできるハイカーは幸運だと言われています。

私たちはその幸運に恵まれました。これ以上の晴天を望むことのできないほどの雲ひとつない青空!

風もなく、最高のハイキング日和でした。

フッカーバレートラックをマウントクックの雄姿を眺めながら、ターミナルレイクとなるフッカー湖まで往復4時間のハイキングです。

解説は不要でしょう。画像と共にフッカーバレーをご一緒に歩いて頂ければ幸いです。

 

さて居心地最高のワナカ湖畔のホテル・エッジウォーターを8時半に出発。

マウント・アスパイアリングが美しく見えます。

走ること3時間、マウント・クックを代表するサザンアルプス山脈、「南半球のアルプス」と称される山々が見えてきました。

ブカキ湖はやはり氷河湖。氷河湖独特のミルキーブルーでその美しさはこの世のものとは思えません。

マウントクック周辺の氷河の水が流れ着く湖で、この湖を横目に見ながらマウントクック国立公園へ。

ここからWorld Heritage(世界遺産)エリアになります。

この草原で、こんなダイナミックな景色を眺めながら、贅沢なランチタイムです。

マウントクックビレッジのキャンプ場がフッカー・ヴァレー・トラックのスタート地点、12:40ハイキングスタート。

以下写真だけね。

ハイキング道から少し外れたところにアルピニストたちのモニュメントがあります。

このモニュメントは、この山域で遭難したアルピニストたちを慰霊するために建てられた碑です。

確かつり橋がハイキングゴール地点フッカーレイクまで3箇所あったような気がします。これはいくつめの吊橋だったか?

橋のたもとで見つけました。マウントクックリリーです。この時期に咲いていることは珍しく、感激!

私たちを待っていてくれたのでしょう。

 

道は平坦でとても歩きやすく、スニーカーでも充分歩けます。私たちの格好は少々仰々しいです(苦笑)。

フッカー川はブカキ湖よりさらにミルク色に。ほぼオフホワイト色です。

9年前にここを歩かれ二度目となるツアー仲間のMさんご夫婦は、以前いらしたのは11月。

このあたりは一面マウントクックリリーが咲き乱れていたと仰っていました。

綺麗でしょうね~。今はツワブキのような大きな葉だけが目立ちます。

ニュージーランドは秋です。リンドウが咲いていました。

14時20分 ターミナル湖となるフッカー湖に到着。ここから先は一般のハイカーは立ち入ることができません。

流れてきた氷河の欠片でしょうか。

氷河湖畔の元乙女。サングラスをかけているのでボカシなしです。

氷河湖は氷河が削り取った岩石の粒子で濁り、乳濁色をしているのが特徴です。

その岩石の粒子が流れていくうちに次第に沈殿し、あのブカキ湖のようなミルキーブルーに変わっていきます。

カナダでも美しい氷河湖をいくつも見ましたが、ニュージーランドの氷河湖も優るとも劣らぬ神秘的美しさでした。

復路は自由に歩いて16時半、ハーミテージホテルに到着。

部屋からはマウントクックが正面に見え、至福の時の流れでした。

それにしてもここも大半が外国人。日本人は少なく、中国人ばかりでした。う~ん

次回でニュージーランドの山旅紀行も最後にしたいと思います。

現地ガイドならでは余談もご紹介します。またお遊びにいらしてください。 

 

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ニュージーランドの山旅 その5~丘を越えて(ロッキーヒルへ)

2016年04月29日 | 海外旅行

 
4月13日朝撮影 マウント・アスパイアリング(3033m) 手前ワナカ湖

ニュージーランドには6個の国立公園があります。そのうち5個が南島に集中。その5個とは!

北からアベルタスマン国立公園、アオラキ/マウントクック国立公園、ウエストランド国立公園、

マウント・アスパイアリング国立公園、そしてフィヨルド国立公園です。

ミルフォード、ルートバーンはフィヨルド国立公園に属し、ワナカ湖近郊はマウント・アスパイアリング国立公園となります。

<4月12日>

<黄金のポプラ並木とで早朝のワナカ湖>

この日はワナカ湖に隣接するダイヤモンドレイクとロッキーヒル(マウンテン)を周回するハイキングへ。

約3時間のコースです。

<ダイアモンドレイク>

ここでも黄葉に染まる秋の美しいワナカの景色を堪能しました。やはり400~500mの標高差です。


<またまた虹が!>

海外の山々はトレールがしっかりしていて歩き易いで>すが、この山は一部日本的。

慎重に歩かなければならない岩ゴロゴロの道が何箇所かありました。日本の山を歩いているみたいね、と。

この日は比較的お天気も安定していて(晴天とはいきませんでしたが)、多くのハイカーと出会いました。

山頂で出会ったチェコ出身の若いお嬢さん。今はオーストラリアに住んでいるとのこと。

9月には日本を訪れるそうで、とても楽しみにしていると言っていました。

こうして見ず知らずの外国の方々とざっくばらんにお話できるのも、海外旅行の楽しさですね。

たどたどしい英語でも何とか通じるものです(汗)。

ニュージーランドはオーストラリアシドニーから飛行機で3時間。手軽に訪れる方が多いそうです。

山頂から眺めるワナカ湖。南島で3番目に大きな湖で、南北に全長42キロ、

氷河の侵食によって形成されたU字谷に位置する氷河湖です。

今までのティアナウ湖もワカティブ湖も代表的な氷河湖です。

この日はいわゆるシャワー(にわか雨ののようなもの)にあうこともなく、快適なハイキング。

今回のトレッキングの中では最も歩き甲斐のあるコースでした。

良い写真があまりなくてすみません。今日はこのあたりで!

次回が素晴らしいです。快晴に恵まれ仰ぎ見たニュージーランド最高峰のマウントクックのなんと美しいこと!

どうぞお楽しみにね!

 

そういえばゴールデンウイークでしたね。皆様いろいろ楽しいご予定がおありでしょう。

最後までお読み頂き、ありがとうございます。

Have a good week! !

 

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ニュージーランドの山旅 その4~丘を越えて(ジャーマンヒルズ)

2016年04月27日 | 海外旅行

TVの画面から熊本地震情報が消えました。

緊急事態を脱することが出来たことに、他事ながら安堵しています。

まだ行方不明の方もいらっしゃいますし、辛い日々に変わりはありませんが、とりあえず少し落ち着いきているように思えます。

何もできない自分を歯がゆく思いながらも、被災された皆様が一日も早く日常の生活を取り戻されることを祈ってやみません。

 

       

ニュージーランドの山旅の続きです。山旅の記事も少々息切れ、だらけてきました(苦笑)。

もう少しで終わらせるつもりです。今しばらくお付き合いください。

写真満載で一気に参ります。

4月11日、と12日は「丘を越えて」のハイキング。

<4月11日>

クイーンズタウンの街とワカティブ湖。ワカティブ湖は南島で2番目に広い湖。1番はテアナウ湖。


<ワカティブ湖畔にたたずむ元乙女(笑)>

クイーンズタウンから19世紀後半に起こったゴールドラッシュ当時の雰囲気が未だ残るアロータウンへ。

午前中、アロータウンのすぐ裏にあるジャーマンヒルズまでハイキングです。


<Arrowtownの街から点線部分を1周します>

美しく黄葉した渓谷を眺めながら緩やかなアップダウンを繰り返しながら歩きます(標高差400m)。

沢を渡り、黄色く染まる秋の渓谷美を堪能し、約3時間のハイキングです。

時折犬(大型犬)を連れた若者に出会いましたが、ハイカーらしき人は皆無。

今まで殆ど出合うことのなかったお花でしたが、この山では何種類か見つけました。名前不明。

   

ナナカマドの木は大木で赤い実はこぼれんばかりに房のようにたわわに実っています。これには驚き!

 

パラパラと時々小雨が・・・・。日本人はすぐに雨具を身につけますが、現地の方は平気です。

ニュージーランド人のガイド曰く、「こんなの雨じゃないよ!」。そうです、すぐに上がるのです、でもまたすぐ振り出す。

下山して午後からは傘が必要なぐらい本格的に降ってってきました。それでも1~2時間でやみ、晴れ間も。

ころころ変わるお天気です。そこでクレーグ(ガイド)曰く、「これが雨!ニュージーランドの空は女心と同じね」と(笑)。

その言い方が可笑しくて笑ってしまいました。

アロータウンでガイドの案内で軽食レストランへ。コチラのサンドイッチは何処で食べても美味しいです。

ただし凄いボユーム!太るの覚悟で完食です。

でもよく歩いたからでしょうか。帰国後恐る恐る体重計にのるも出発前と変わらずでホッ

アロータウンの街は19世紀後半ゴールドラッシュで栄えた歴史を持ち、現在も当時の面影を残す建物が並びます。

またこの町は秋の黄葉の名所として有名で、ハイカーにも人気のある町です。

 

 
<アロータウンの街角 どこかアメリカ西部的な雰囲気のある街です>

 

午後、アロータウンの町を散策した後、ワナカへ行く途中ワイナリーに寄り、ニュージーランド産のワインの試飲。

 

 

飲めない私のはずですが・・・・気分が高揚してるといけちゃうのですね、飲めたから不思議?

この日からワナカ湖畔のリゾートホテル・エッジウォーターに2連泊。ゆったり過ごせる最高級のホテルでした。

 

 

Aツアーは料金が高目の割りには今までのツアー、あまりホテルがよくありませんでしたが、

今回はどこも素晴らしい!ベッドもお部屋も広く、ゆとりと癒しの空間でした。シ・ア・ワ・セ!

 

 

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ニュージーランドの山旅 その3~紅葉黄葉の秋

2016年04月25日 | 海外旅行

ニュージーランドは南半球、日本とは季節が逆になります。

今日本は春、ニュージーランドは秋です。

緯度は稚内と同じですが、比較的1年中温暖で、南北の気温差も非常に小さく、とても住み易い自然環境のようです。

今年はやや秋の到来も遅れている様で、漸く木々が赤、黄色に染まり始めた所でした。

4月10日

この日はフィヨルド国立公園のもう一つの有名なトレール、ルートバントラックの最初の一部を歩き、

360度の大展望の広がるキー・サミットまでを往復する約3時間のハイキングの予定でした。

 

ところが天候思わしくなく、登っても何も見えないということで、相談の上、予定を急遽変更。

少しでも天候の良い近隣のショートハイキングに切り替えました。

メンバーもたった4人だけ、ツアーリーダーも地元のニュージーランド人、話が早いです。

ニュージーラント滞在中にほぼ毎日見た虹レンボー!

ニュージーランドは「虹ランドだね」と皆で感激。日本では年に数えるほどしか見られない虹。

それもとても色が鮮明で、見事な虹でした。

 

こちらはそのショートーハイキングのひとつ。苔に覆われた森です。

正式な公園の名前は忘れましたが、私たちは勝手に「Moss Garden」と名付けました。

神秘的な幽玄の世界です。

柔らかい、優しい手触り、まるでふわふわの緑の絨毯の様です。空気もしっとりとして、お肌も潤う感じ(笑)。

ダイヤモンドレイク

周囲の山々が水面に映り、とても静かな穏やか可愛い湖でしたが、バスが数台停泊、聞こえてくるは賑やかな中国語!

ニュージーランドも中国からの観光客が多く、空港、観光地、ホテルは英語の次には中国語が書かれていて・・・・。

東に向かうに従って青空も見えてきました。分水嶺を挟んで西は雨、東は晴れ。余りのお天気の違いに愕いてしまいます。

車中から。秋!

 

この鳥はタカヘ。飛べない鳥です。キウイと同じくニュージーランド固有種で絶滅危惧種に指定されている鳥です。

野鳥保護センターで保護されています。この公園でピクニックランチ。ひとっこ一人いないのどかな空間です。

そうです!ニュージーランドの人口は日本の30分の1ですって!

クイーンズタウンに向かう途中でトイレ休憩した町。その美しさにため息が出ます。

まるでメルヘンの世界!

この日はガイドのお膝元、クイーンズタウンが宿泊地。車の移動が長かったので少し疲れました。


<クインーズタウン のワカティブ湖>

それでもお土産を買うとしたらこの町。日本人観光客向けのお土産ショップもあるということで、夕刻買い物へ。

夫とは別行動。彼はこういう買い物に付き合うのは苦手なのです。私も一人の方がいいもん!

唯一夕食がついていなかったので、待ち合わせて夫と二人でちょっぴり恋しくなった日本食レストランへ。

 

 

 

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ニュージーランドの山旅 その2~ミルフォードサウンド

2016年04月23日 | 海外旅行

熊本、大分では今なお地震が続いていますが、それでも徐々に治まりつつあるようにも思われます。

一日も早く静まり、復興が進むことを祈っています。

正直、やはり物理的距離があるためか、こちらでは東日本大震災の時のような影響は全く無く、

日々が淡々とまるで何事も無かったかのように過ぎていきます。これでいいのだろうかと自問自答している私です。

娯楽系のテレビ番組の放送や芸能人の不適切な言葉やブログの内容への批判が高まっています。

私も今は不特定多数の方々に向けて旅行記など綴るのは不謹慎かと躊躇われ、綴る気が萎えています。

どうしたものでしょうか?

それでも敢えて批判覚悟で「ニュージーランドの山旅」、先へ進ませて頂きます。どうぞお許しください。

 

4月9日午前中ミルフォードトラックを歩き、午後はミルフォードサウンドのクルーズを楽しみました。

ミルフォードサウンド!サウンドとは英語で入り江の意味ですが、普通、川の水の氾濫で作られた入り江をいいます。

しかしミルフォードサウンドは川ではなく、氷河が削られてできた入り江です。

厳密にはサウンドではなくフィヨルド。本来ならばミルフォードフィヨルドと呼ばれなければならないのだそうです。

この入り江(タスマン海から15キロ続いている)の奥まったところにあるのがミルフォードトラックです。

1800年、あの有名なクック船長が周囲を航海した折、この入り江がここまで深いことには気付かず素通り。

確かに海に出た折振り返ってみましたが、突き出た岩壁に阻まれ入り組んでいて、入り江の入口が分りません。 。

その2年後、有名なアザラシ捕獲家ジョン、グローノ船長がタスマン海で嵐に遭遇、この入り江に逃げ込み、

偶然この深いフィヨルドを発見、彼の生まれ故郷のミルフォードヘーブンからこの名前がつけられたそうです。

近付くと奥に深く入り江が続きます。

フィヨルドクルーズは約1時間半、両岸には高い険しい山々、その美しいダイナミックな景観に圧倒されます。

中央の後ろの山(?)がマイターピーク。司教のかぶるマイター(冠)に似ていることから名づけられました。

日本で言うとさしずめ「烏帽子岳」というところでしょうか。

海面からそそり立つ山としては世界一とされている1682mの山です。

時折顔をのぞかせるアザラシ?オットセイ?

そして年間8mの降水量があり、一年の三分の二は雨が降ると言われている分水嶺の西側のこの地域。

滝の数は数え切れず、至る所から水がしみ流れ出て来るのだそうです。

滝にもそれぞれ名前がつけられ、そのいわれがありますが、省きます。

この日はそれほどでもありませんでしたが、雨降りが続くと小さな滝があちらこちらに出現するそうです。。

クルーズ船は日本では考えられないほどの至近距離まで滝に近づき、それでも観光客はデッキに出て写真をパチパチ。

夫もカメラが濡れるのを気にしながらもとりあえず数枚。その物凄い音と水量に圧倒され、怖いくらいです。


<スターリング滝 落差155m >

右下に人の顔が見えますでしょ?これぐらい近づきますから、水しぶきを浴びて大変!

いろいろな面で日本と違う光景を見ました。

滝への接近もそのひとつ、船長室へは出入り自由、子供たちが船長の椅子に座らせてもらいニコニコ。

ピースをして何枚も写真を撮ってもらっていました。

またこれは私は見ていないのですが、船の先端ではあの「タイタニック」のまねをして写真を撮っているカップルもいたそうです。

全て自己責任の国、日本では考えられない危険な、でも楽しい微笑ましい光景です。

この日の行程を全て終え、ホテルに戻る道すがら、どこもかしこも羊だらけ。

人間より羊の方が多いと言われているニュージーランド、頷けますね。

 

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