台湾小菜「新東洋」(シントウヨウ) 再訪。
夕刻、上野アメ横通りの中華屋台へ向かったところ、どこもみな満席状態。
しかし、嘆くこともない。近くには当店があるじゃあないか。
夜にお邪魔するのははじめてだし、台湾小菜で1杯飲るというのも悪くない。
テーブル席のみでレイアウトされた店内。
店の年配女性(ママさんかしら?)の指示に従い、奥の4人掛け席に着く。
テーブルクロス:なし
卓上調味料:有り(胡椒)
その他:爪楊枝、灰皿、割り箸は中央にまとめて
着座後:メニュー、皿等
まずは、生ビール(中)スーパードライ@500×2を注文。
メニューを広げ、私達は料理選びの作戦会議に入るわけですが、先陣を切り現れたのが、
お通し的な鹽炒花生。こいつをポリポリつまみながら、冷たいビールを喉に流し込む。
8月のまだ蒸し暑い時期だったので、冷房のきいた屋内で正解!としみじみ思いましたよ。
炸排骨(豚ロースカレー風揚げ)@700
カットしたキャベツ、ニンジン、水菜をクッションに、スレンダーな豚肉は力強い衣をまとい、
ほんのりカレー風味。 豚肉が小さめなので、ドレッシングのかかった野菜と合わせ、並行して
食べることで、充足感を得られます。
台湾香腸@600
自家製の腸詰は下にモヤシを敷き、白髪ネギをトッピング。
噛むと、じゅわっと旨味が広がる、その腸詰の美味さはもちろんですが、
ピリッと刺激的な辛さが勝る甘辛タレが味をまとめ上げ、かさ増し的にとらえやすいモヤシも
きっちり主役を補佐する脇役に昇華。一皿の総合力に優れていました。
菜脯蛋(台湾の切干大根の玉子焼き)@700
こんがりと焼き色の美しい厚みのある玉子焼き。
私にとって菜脯蛋のチャンピオンは、何といっても具材がザクザク入った台湾の「豐盛食堂」さん。
それと比べ、当店のものは、たまごの占める割合が多く思えますが、切干大根のほか、
シイタケやネギも入って、同様にふっくらと立体感があり、味は本場台湾を彷彿させてくれるものでした。
今回のオーダーの中では、腸詰に次いで、気に入りましたよ。
豚のミミ@600
こちらもカットしたキャベツ、ニンジン、水菜をたっぷりと敷いて提供。
この様に、ちょこちょこ野菜を合わせてくれるから、一皿にボリューム感が備わります。
豚ミミは、コリッとぷるんと面白食感で、臭みなく、良き酒の友となり、注文した関帝紹興酒(5年陳)
@2,500はあっという間に空に。
なお、ボトル紹興酒のお値段は2,000円~3,500円でボトルキープは2か月。
台湾産以外の紹興酒も置いているので、(台湾産に)苦手意識のある私達には助かりました。
美味しい台湾小菜に酒もぐいぐい進み、関帝紹興酒(5年陳)は2本目に突入。
この日は団体客の予約も入っていて、厨房もフロアを行き来するママさん(仮)も大忙し。
そのため、一見さんにはちょっと素っ気なくも感じられ、中には不快に思うお客様がいたかもしれません。
しかし、これは店へ通うことで、意思疎通が図れ、互いに良いコミュニケーションが取れるのではないか
と思っています。さて、〆は名物の溶き卵あんかけ麺「ローメン」をと思っていたのですが、酒量が増えると
意外に少食な私達。残念ですが、宿題は次回へと持ち越しです。
お会計は、1人当たり5,000円(千円未満四捨五入)
飲みきれないボトルは、持ち帰り可でした。
(訪問日:2016年9月)
台湾料理 新東洋 (シントウヨウ)
東京都台東区上野6-10-2 2F
TEL 03-3831-8822
営業時間/11:30~16:00 17:30~23:00
定休日 無休 -店舗情報「食べログ」より-