一文字 寅 の 「風菜園(かぜさいえん)」 

「天に星。地に花。人に愛。」 風に乗って、日々の所感を「風菜園」から発信してまいります。

「酔いの道 気づけばここは 姫の路」 道理で落ち着かないはずだ。 日本酒『試』 【兵庫・姫路】8/17

2016年09月22日 01時05分15秒 | みんな~愛『酒』てるかい

(日本酒『試』 姫路)

 

■2016/8/17(水) 曇

今年の夏、久々姫路へ。姫路城が大改修工事に入る直前の暑い夏に来て以来だ。

それにしても 新幹線からもちらりと見えてたので今さらだが

 正面突き当りの姫路城は噂通りの「しろすぎ城」


 

城のイメージとしては前の方が落ち着いて良かったけどな・・・

と思いつつ 本日の目的は、城(白)にあらず

 

 

機会あれば前から寄りたい寄りたいと思っていた日本酒『試』へ 

ようやく寄ることができた。

 

 

扉が開き一歩店内に足を踏み入れると280もの兵庫県産の日本酒、思わず息を飲んでしまった。

 

ご存じの通り兵庫は酒米の王様・良質な山田錦の圧倒的生産県として知られるが

酒にしても灘の酒だけでなく日本海側から播磨に至るまで

質・量ともに桁違いのパワーを持っている。

 

 

 

店に入って注文の仕方など説明を伺うと

この端末で、好みの条件を入れればスクリーニングしてくれて

好みのタイプを注文できるとのことだったが、機械に選んでもらうことに

まどろこしさと抵抗感を覚えるタイプの私は、説明もそこそこに口頭で注文を伝えた。

  

「富久錦の純米吟醸と 鳴門鯛の大吟に 龍力の純米 

とりあえずその三酒いただけますか」

 

 

すでに日本酒を愉しんでいる客は6名ほど 空間に対して決して多くない。

それにしても280種の兵庫の酒が、こうして並ぶと壮観な眺めだ。

 

 

兵庫の酒は、奈良の酒に比べるとキレも強く 男性的

同じ関西の中でもかなり性格が違うと感じた。

 

三杯を飲み干した後、追加で二杯頂くことに

選んだのは、「小鼓」の路上遊花と「雪彦山」の純吟

 

「雪彦山」を 「ゆきひこやま」とか「ゆきひこさん」と詠むなかれ

「せっぴこさん」と憶えていただきたい。日本三彦山の一つ

一つは福岡の英彦山 もう一つはどこだろう?

 

少し甘めのあと口は私好みで、名前と共に気に入った。

 

姫路城は、時代に翻弄された恋多き千姫がいた城でもあるが、

これだけもの種類の酒を目の前にすると 私とて心穏やかならず

 

姫の路で戴いた酒は、酔いにも惑いを感じさせるものだった。

 

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(寅)

 



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