フチ子の湯めぐり紀行

フチ子と行く温泉雑記帳です (^o^)

驚きの100円温泉「松の湯」

2020年11月03日 | 福島の温泉
 福島県大沼郡金山町にある滝沢温泉「松の湯」。


 浴室の床が絶妙に傾斜していますが、湯舟からあふれた湯が一時滞留する部分はしっかり変色しています。放置すると析出物が千枚田状態になる泉質なので、丁寧にメンテナンスされていることが良くわかります。


 浴室の窓を開けると、目の前に源泉井が現れます。褐色の析出物がドームのように成長しています。


 この源泉井から湯舟に供給される湯量は、毎分75.5リットル。源泉温度が約52℃なので、手前から2本のホースで加水されていますが、純然たる放流式の湯使い。湯の鮮度は抜群に良好です。


 こちらが湯口。析出物が盛り上がっています。近づくとこんな感じ。凄いですね~。

 湯は緑灰色に薄く濁っています。金気臭のする源泉を口に含むと、しょっぱくて炭酸味があります。

 塩化物泉なのでよく温まりますが、その割には浴後の爽快感もあります。この日の浴槽内湯温は熱めの44.5℃。熱いのに何度も湯船に突撃したくなる、古遠部温泉のような湯でした。


 こんな素晴らしい温泉に、なんと100円で入れるのです!
 ありがたいことです

滝沢温泉「民宿 松の湯」(福島県大沼郡金山町)
ナトリウム-塩化物・硫酸塩温泉
泉温 52.6℃  pH 7.1
入浴受付 13:00~  入浴料金 100円

驚異の炭酸泉「八町源泉」

2020年08月18日 | 福島の温泉
福島県金山町にある玉梨八町温泉「恵比寿屋」さんの露天風呂がリニューアル。
炭酸量がハンパないという噂を聞いたフチ子は、居てもたってもいられなくなり早速訪問しました。

 野尻川の右岸に立つ恵比寿屋さん。
左岸側の専用駐車場に車を停めて橋を渡ります。
護岸壁を赤く染める析出物の上にテラス状に張り出した下屋が2つ見えますが、これが新しい露天風呂です。

そして、こちらがその露天風呂! 素晴らしいっ!

 渓流側は、アブの襲撃を抑止するためネットで仕切られています。
左が八町源泉(炭酸泉)で、右が玉梨源泉。
いずれの湯舟もおひとり様用サイズ。

まずは川の対岸から引き湯している玉梨源泉の樽風呂へ!



そして、いよいよ念願の八町源泉へ!




湯量が減ってきている玉梨源泉は、これまではお隣の共同浴場「亀の湯」にて、玉梨源泉とのブレンド湯を味わうほかありませんでした。
この湯舟に注がれているのは、単独の八町源泉。湯面から炭酸の泡が飛び跳ねています!


感激ですね~。対岸の「せせらぎ荘」の「大黒湯」や、水没してしまった大塩「河原の湯」に匹敵する泡付きでした。


土湯温泉公衆浴場「中之湯」にて

2020年01月09日 | 福島の温泉
 2011年の1月に撮影した土湯温泉の風景です。
 画像右側に、今はない富士屋旅館と、旧「中の湯」が写っています。

 旧「中の湯」の外観は、こんな感じでした。

 その頃は、このような激熱の源泉掛け流しでした(笑)。


 旧「中の湯」は、大震災で閉館した「富士屋旅館」とともに取り壊され、その跡地に新「中之湯」が完成。2018年4月にオープンしました。

 こちらが新しい「中之湯」。旧「富士屋旅館」の跡地も併せて建設されたので、かつての「中の湯」とは比較にならないほど大きな規模です。

 こちらが男子浴室。右手には露天風呂もあります。

 湯舟は2槽に分かれていて、源泉が異なります。左右で湯の色が微妙に異なっているのがわかるでしょうか。右手の大きな湯舟には単純泉、左手の小さな湯舟には炭酸水素塩泉が注がれています。

 左側の炭酸水素塩泉は、閉館した富士屋の地階に湧出していた独自源泉です。大震災の後、もう二度と入れないかと思っていましたが、再びこの湯を賞味できるようになりました。

 シャワー付き混合水栓も完備しています。石鹸やシャンプーなどは持参が必要です。

 こちらが露天風呂。あまり眺望は望めませんが、静かな時間をゆったりと過ごすことができます。



土湯温泉公衆浴場「中之湯」
営業:9:00~21:00(火曜定休) 料金:大人500円
貸切風呂・休憩所もあり

井戸川温泉にて

2019年11月11日 | 福島の温泉
郡山市の山あいにある井戸川温泉を訪ねました。
年季の入った施設ですが、意外ににぎわっています。


食事処や売店などがあり、多くの人たちに愛されています。


眠そうな猫ちゃんが迎えてくれました。


浴室はこのとおり。


掛け流しの湯がガンガン溢れ出しています。


モール臭・金気臭と、かすかな硫黄臭があります。
うれしいなあ~。


奥の扉を開けると露天風呂があります。


それがこちら。


肌に優しいなめらかな湯です。


素敵な秋のひとときでした。



中ノ沢温泉にて

2019年05月16日 | 福島の温泉

異例の10連休となった今年のゴールデンウイーク。
でも、フチ子はずっと仕事。
そこで、連休明けの5月8日に休みをもらい、温泉で疲れをとることに。
しかし、ずっと忙しかった温泉旅館も、この日は軒並みお休み。
新野地も鷲倉も休館。山を下って中ノ沢温泉へ。
こちらも小川屋さん・西村屋さんがお休み。
扇屋さんが営業してくれていたので、そちらにお世話になりました。





青みを帯びて透明な強酸性の硫黄泉が注がれています。



湯船に沈殿した湯花を攪拌すると、みるみるうちに白濁湯に変わります。



まったり♪



こちらは清々しい露天風呂。



かき混ぜると、やはりこんなふうになります(笑)。



4000年前からの先客と一緒に、まったり♪


早戸温泉「つるの湯」湯治棟にて

2018年12月20日 | 福島の温泉

湯治棟が改築された早戸温泉「つるの湯」を訪ねました。
写真左側の大きな建物が湯治棟です。




湯治棟の部屋から眺める「つるの湯」の全景。
山の上の方が白くなっていました。




いまどきの共同炊事場がこれ。
オール電化されていて、調理具の持ち込みは不可。
奥のコインロッカー風の備品は、なんと鍵付き冷蔵庫!




この温泉は、絶景露天風呂が有名ですが・・・




湯治棟の中には、宿泊者専用の掛け流し風呂があります。
平日は、宿泊者も多くはないので、ほぼ貸切で利用できます。




なので、フチ子ものんびりまったり・・・・
抜群の鮮度の湯に酔いしれます。




昔の友人(?)も招き入れて、素敵な湯あみを満喫しました。



高湯温泉「花月ハイランドホテル」

2017年11月24日 | 福島の温泉
福島の高湯温泉「花月ハイランドホテル」にやってきました。
久しぶりに訪問したら、大浴場は改修されて、以前よりもひとまわり小さくなっていました。



高湯温泉は、群馬の万座、新潟の月岡に次ぐ濃厚な硫黄泉。
このとおり、遊離硫化水素の量はかなり高くなっています。



高原の景色を眺められる露天風呂は、湯口の形が以前とは変わっていました。



このとおり、周囲の山々は、うっすらと雪化粧しています。



今シーズン最初の雪見風呂にまったりした一日でした。




土湯峠温泉郷「赤湯好山荘」にて

2017年11月09日 | 福島の温泉
福島の土湯峠付近にある、秘湯「赤湯好山荘」を訪ねました。



宿の建物から少し離れたところに、野趣に富んだ素敵な露天風呂があります。
薄白濁の硫黄泉が掛け流されています。



また、宿の内風呂に接して、こんな露天風呂もつくられています。



浴感が最高にいいのは、こちらの内風呂。
まさに鉄分たっぷりの「赤湯」です。



真っ赤な湯花が体中にまとわりつく至福のひとときです。


湯上りは意外にさっぱりしています。
湯治宿らしく、近隣の野地温泉・新野地温泉の賑わいがうそのように静か。
秘湯感満載の良泉でした。

会津東山温泉「ホテル伏見荘」

2017年10月20日 | 福島の温泉
会津東山温泉の奥まった場所に位置する「ホテル伏見荘」を訪ねました。



湯船になみなみと湯を湛える掛け流しの風景に、思わずニンマリしてしまいました。




台形の湯船は、6人ぐらい一緒に入れそうな大きさです。
タイルの関係で青く見えますが、無色透明の澄み切った湯です。



甲羅の壊れたガメラのような湯口からは36℃ぐらいのぬるい源泉。
右のパイプ湯口からは50℃程度のアツアツ源泉が注がれてきます。
 
付着物から見て、左が石膏泉で、右が芒硝泉だろうと思います。


あきらかに異なる2種の源泉が湯船内で混合されているんですね。
40℃程度の絶妙な湯にうっとりします。






ぬるい方の源泉は床からも噴き出していて、洗い場を綺麗に洗い流していきます。
 



窓の外には湯川の清流が流れ、心和む景色を眺めながら涼むこともできます。
 



長湯しても湯疲れしない、安らぎの良泉でした。

しらかわ温泉「弁天荘」

2017年10月11日 | 福島の温泉

ツルヌルの湯で知られる「しらかわ温泉 弁天荘」を訪ねました。
「しらかわ温泉」という名ですが、場所は白河市域の北端にあたります。
 


こちらが浴室。シャワー付き混合水栓6基とサウナルームがあります。
とても清潔な感じですね。



注がれているお湯は、とても肌に滑らかなアルカリ性単純泉。
微黄褐色透明でモール臭が漂うのは、「いやさか」や「あゆり温泉」と同様です。



浴室から外に出る扉があったので、そちらに行ってみると・・・
打たせ湯2本と、屋根つきの露天風呂がありました。
 


この打たせ湯浴槽には、たくさんの気泡が浮かんでいました。



・・・ということで、アワアワに包まれてみました。



露天風呂もとても気持ちのいいものでした。



忙しい日常から離れ、少し気分転換できたフチ子でした。

大塩温泉の共同湯へ

2017年10月08日 | 福島の温泉
リニューアルして2年が経過した大塩温泉協同浴場(福島県金山町)を訪ねました。
国道252沿いには、ここを案内する幟旗が立ち並んでいて、駐車場もかなり拡大されています。
共同湯でありながら、観光客歓迎の雰囲気があるのが、ここの最大の特徴です。

施設は、お隣の民宿「たつみ荘」さんによって丁寧に管理されています。
旧浴場は無人の施設でしたが、新しくなってからは地元の方が受付に常駐されているようです。



お湯は、うぐいす色の濁り湯。
赤茶色の細かい湯花が舞い、金気臭と、磯の香りのような塩化物泉特有の香りが漂います。




湯口からの湯を口に含むと、「大塩」と呼ばれるだけあって、金山町では一番のしょっぱさです。
これに炭酸の風味が加わるので、複雑な味が口中に広がります。
湯船内の湯温は36℃程度ですが、入っているとじわじわと温まってくるんですね。




露天風呂も設置されています。
ガーゼのような白いネットが張られているのは、炭酸泉に集まってくるアブの侵入を防ぐため。




間欠気味に注がれるぬる湯にひたりながら、奥会津の歴史と未来に思いを巡らせました。



あさかの杜クア温泉館

2017年10月04日 | 福島の温泉
福島県郡山市にあるこの医療施設には、介護用の大きなお風呂があります。



そのお風呂には、なんと天然の独自温泉が用いられています。
病院のカウンターで400円を払えば、一般の人も入れちゃいます。



このとおり、見事な湯量の掛け流し。



こんな素敵な露天風呂まであります。



これぞ街中の秘湯。



ぬるめの柔らかな湯を堪能したひとときでした。

会津東山温泉「東山ハイマートホテル」

2017年10月02日 | 福島の温泉
会津東山温泉の「東山ハイマートホテル」を訪ねました。
ホテルの名前と外観がミスマッチに思えてしまうのですが、気にしてはいけません(笑)。
「ハイマートホテル」とは、ドイツ語で「ふるさとの宿」という意味なのだそうです。



こちらが「河鹿風呂」と命名された浴室。
自然湧出の独自源泉(丸井荘源泉)が掛け流されています。



お湯は無色透明。向こうに見える黄色いものは・・・



物凄いケロリンタワー!(笑)



いかにも芒硝泉らしい香りと浴感を満喫したひとときでした。



早稲沢温泉「森川荘」露天風呂

2017年09月24日 | 福島の温泉
裏磐梯の檜原湖北端付近に、芒硝泉で知られる早稲沢温泉があります。
山の幸などを扱う直売所の裏手にある温泉民宿「森川荘」を訪ねました。




澄み切った無色透明の源泉が掛け流されています。
湯の表面からは、ほんのりと芒硝臭が漂います。




離れには、木造の屋根付き半露天風呂があります。
かつては単管とビニールシートの屋根でしたが、今はこんなに立派。
札を立てて貸切利用することもできます。




木造りの風情が素晴らしく、惚れ惚れします。




湯船の底も含めてすべて木造り。
やさしい木の肌触りと、なめらかな湯の感触に酔いしれる時間・・・




高原にそよぐ風を感じながら、暖かでやわらかい湯と戯れます。




うーん、沁みるなあ。。。

極上の天然炭酸泉!せせらぎ荘「大黒湯」

2017年09月05日 | 福島の温泉
福島県金山町の玉梨温泉「せせらぎ荘」は、昨年リニューアルされました。


左右の湯船には、異なる源泉が注がれています。



右の湯船は、従来から知られている玉梨温泉の源泉。



うぐいす色に濁った湯は、ちょっと熱めですが身体に沁みこみます。



左の湯船からは、新しく掘り当てられた新源泉「大黒湯」が溢れています。



天然炭酸泉のアワアワ度は、金山町内でもここがナンバーワン!





至福のひとときです。