夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
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熱中症、「なぜ」高齢者に多い理由、遅ればせながら私は学び、やがて微苦笑を重ねて・・。

2017-07-06 16:23:29 | ささやかな古稀からの思い

先程、ときおり愛読しているネットの【NIKKEI STYLE】を見ていたら、
『高齢者に多い熱中症 「なぜ」を知って、親を気遣う』と見出しを見たりした。

私は年金生活の72歳の身であるが、午前中のひととき、殆ど毎日のように
自宅から3キロ範囲にある住宅街、遊歩道、小公園を歩き廻っている。

特に熱い時節には、コンビニなどで冷えた煎茶のペットボトルを買い求めて、
木陰にあるベンチに座り、水分補給を兼ねて休憩することが多い。

このような平素の生活をしている私は、「なぜ」熱中症は高齢者に多いか、学びたく記事を精読してしまった。
やがて私は、高齢者の癖に無知だったことが多く、多々教示させられた。

この記事はライターの伊藤和弘さんが、白十字訪問看護ステーション統括所長の秋山正子さんに取材されて、

纏(まと)まれた記事であり、【NIKKEI STYLE】に7月6日に配信され、無断であるが転載させて頂く。

《・・気温や湿度が上がり、熱中症が多発する季節になってきた。
そこで、環境省主催の「平成29年度熱中症対策シンポジウム」より、
ビジネスパーソンに役立ちそうな3講演の内容を一つずつ紹介しよう。

第2回はケアーズ代表取締役、白十字訪問看護ステーション統括所長の秋山正子さんによる「熱中症・脱水予防講座」。
高齢者向けの内容だが、ビジネスパーソンは高齢の親が、熱中症にならないようにするための注意点として役立ててほしい。

約20人の看護師が在籍するケアーズ白十字訪問看護ステーションは、
東京の新宿区と千代田区で訪問看護を行っている。

2011年、住人の53.6%が高齢者という新宿区の団地・戸山ハイツに、
医療・健康の相談ができる「暮らしの保健室」を開設。

毎年夏になると高齢者向けに「熱中症予防講座」を開いている。
そこでどんな話をしているのか、が本講演の内容だった。

☆熱中症で亡くなる人は、高齢者が圧倒的に多い

1968年から1995年にかけての「熱中症による年齢階級別死亡者数」を見ると、
熱中症で亡くなる人は70歳以上の高齢者が圧倒的に多い。

高齢者には、まずその事実をしっかり認識してもらうという。

熱中症の発生状況には「スポーツ」、「労働」、「日常生活」がある。
スポーツや労働で、熱中症になるのは炎天下で男性に多いが、
高齢になると、日常生活で起こしやすくなる。

この場合、男女差はあまりなく、ずっと屋内にいながら、熱中症になってしまう人も少なくない。

2008年夏の東京消防庁管内における熱中症による救急搬送人数と気温の関係を見ると、
前日に比べて気温が急に高くなると、熱中症患者が増えている。

「これは体が暑さに慣れていないため。
急に暑くなった日はくれぐれも注意して、意識して水を飲むように指導しています」と秋山さんは話す。



☆高齢者は脱水を起こしやすい

高齢者は、体内の水分が少ない。
体内の水分の割合は、赤ん坊が70~80%、成人が約60%に対し、高齢者は約50%に減ってしまう。
もともと持っている水分が少ないため、高温・多湿などの環境要因のほか、発汗・下痢などによって、すぐに脱水症状を起こす。

水は生命を保つ上で、酸素の次に重要な物質だ。
栄養素や酸素を運ぶ、老廃物を排せつする、体の様々な機能を維持する、といった役割に加え、
体温を調節する働きもある。

そのため脱水が起こると、熱中症になりやすくなる。
特に認知症の人は、脱水を起こしやすい。

「認知症になると、自律神経の働きが悪くなって、脱水を起こしやすくなることもありますし、
判断力が衰えているため、脱水症状を自覚できません。

お茶の入った湯飲みを持っていても、持っているだけで、まったく飲んでいないこともあります。
周囲の人が注意してあげることが必要です」(秋山さん)

実際、こんなことがあった。
5月の連休明けで急に暑くなった頃、団地で一人暮らしをしている90代の女性が、
テレビのリモコンが見つからないと「暮らしの保健室」を訪ねてきた。

彼女は軽い認知症があるが、少し支援すれば、日常生活は送れていた。
同じ悩みで3回もやってきたので、不審に思って自宅を訪ねてみたところ、
窓が閉めきってある上、なんと暖房がついていたという。

「暑いのでエアコンをつけたけれど、冬に使った暖房になったままだったのでしょう」
と秋山さんは推測する。

さらに高齢者では、エアコンを使わない、防犯のために窓を開けない、
夜間トイレに起きないように水を控える、といった習慣を持っている人も多い。
そのため、室内で熱中症になるリスクが高くなる。

高齢者に多い高血圧や糖尿病といった生活習慣病も、脱水を促進することがある。
「心疾患や腎臓病で、水を控えるように言われている人もいます。
でも夏場と冬場では、飲んでいい水の量も変わってくるはずなので、
主治医に確認してください、という話をしています」と秋山さん。

 
☆汗をかく夏は塩分の補給も忘れずに

熱中症が疑われたら、まずは涼しい場所へ運び、衣類を緩める。
さらに体に水をかけたり、濡れタオルを当てたりして体を冷やす。

特に太い血管がある首、わきの下、足の付け根などを冷やすと、全身を冷やすのに効果的。
これらの部位に、ハンカチに包んだ保冷剤を当てるなどするといいだろう。

汗をかくと、水分だけではなく、塩分も失われる。
そこで水だけを大量に飲むと、利尿作用によって、さらに塩分が失われるという悪循環に。
暑い夏には、水分とともに塩分の補給も忘れてはいけない。

市販されている経口補水液には、塩分が含まれている。
スポーツドリンクに比べると、糖質が少なく、塩分が多いのが特徴だ。

経口補水液は、自分で作ることもできる。
500ミリリットルの水に、20グラムの砂糖と1.5グラムの塩を加えればいい。

「暮らしの保健室」の熱中症予防講座では、実際にその場で作り、参加者に味を確認してもらっているという。

布団に入る前後、入浴の前後、運動中と運動の前後には、必ず水分をとるようにしよう。
「また、お酒を飲んだ後も、水を飲むようにしてください。
ビールは利尿作用があるので、水の代わりにはなりません」と秋山さんは注意する。

食事にも水分が含まれている。
暑いと食欲がなくなりがちだが、脱水を防ぐためには食事をきちんととることも大切だ。

エアコンを適切に使うことに加え、熱中症を防ぐには、夏に起こしやすい脱水を防ぐことがポイント。
こまめに水と塩分をとり、脱水を起こさないことを心がけてほしい。・・》

注)記事の原文に、あえて改行を多くした。


私は東京の調布市に住む年金生活の72歳の身であるが、
私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、我が家は家内とたった2人だけの家庭であり、
雑木の多い小庭に築後39年を迎える古ぼけた一軒屋に住み、
お互いの趣味を互いに尊重して、日常を過ごしている。

そして私より5歳若い家内も、お互いに厚生年金、そしてわずかながらの企業年金を頂だいた上、
程ほどの貯金を取り崩して、ささやかな年金生活を過ごしている。
                       

私は幼年期に農家の児として育てられた為か、寒さには強く、暑さに何よりも苦手な身であり、
家内は寒さに弱いが、夏の暑さは30度ぐらいでは平然としている。
こうした風変わりな夫婦なので、困ったなぁ、と少しばかりため息をしたのである。

このような状況であり、家内はクーラーの冷風が苦手であり、
私はクーラーの冷風をこよなく愛するタイプであり、
毎年、夏の初め梅雨の時節は、我が家は『冷たい戦争』となってきた・・。

家内からすれば、女の人は冷え症の方が多く、冷風は禁物なのよ、
と天上の神のような声に私には聴こえたので、
これ以来、私なりに多少耐えてきたのが実情となっている。

私が若き40代の当時、サラリーマンで奮闘していた時、
休日の時、テレビで確か主婦連の女性が、
夏のクーラーは程々に倹約して27度を超えたら、体調を配慮してクーラーを、
このような発言をしていた。

我が家は古い温度計しかなかったので、
まもなく私は真夏日の日曜日に渋谷のデパートに出かけて、
西ドイツ(現在・ドイツ)製の堅牢な温度・湿度計を購入したりした。
               
                我が家の居間にあるが、今回は特別に移動して記念写真とした。

そして、この後の暑い日になると、
『XXちゃん・・30度を超えているょ・・主婦連だって・・体調を配慮してクーラーを・・と言っていたよ』
と私は温度計を指して、家内が見た後、クーラーの冷風をセットするのが、
ここ20数年の我が家の習性となってきた。


年金生活の中、私は平素の買物を家内から依頼された品を求めて、
私は独りで歩いて7分前後にある最寄のスーパー2店か、
或いは最寄駅まで15分前後歩いて、数多くスーパー、専門店で買い求めたりしている。

この後、自宅の付近3キロ範囲にある遊歩道、小公園などを歩いたりしている。

熱い時節になると、ときには扇子を取りだして扇(あお)いだりしているが、
汗がひたたり落ちる・・。
          

やむなくハンドタオルで顔などを拭いながら、できる限り樹の下にある歩道を歩いているが、
炎天下の道もあるので、高齢者の私でも気合いを入れて、冬の寒さを思い浮かべて、
足早に歩いているのが実情であった。

こうした中でも、34度前後を超えた場合は、やむなく利便性の良い路線バスに乗り、
バスの車内の冷気に甘えて帰宅することもある。

もとより高齢者の私が、熱中症で倒れて救急車、病院に入院するは、
世の中にご迷惑するので、私なりに自己防衛策としている。

そして帰宅後は、洗面所で顔を洗い、エアコンの冷気の中で、衣服を着替えたりしている。

この間、家内は平素の室内の掃除を終えて、
居間のエアコンの冷房を省エネの28度に設定している・・。
やがて居間、玄関の内部、洗面所、トイレ、台所など完全冷房となる。

そして私たち夫婦は、17畳ぐらいの居間で、日中の大半を過ごしている。


こうした中、昼下がりのひととき、私は簡易ベットを敷いて、
横たわりながら本を読んだりし、ときには昼寝をしたりしている。

家内はソファーに座り、本を読んだりし、テレビを視聴したり、
日中のひととき、居間の片隅で夏掛けの布団にくるまり昼寝をしたりしている。

やがて夜の8時過ぎには、2階の寝室に冷房のセットをしたりしている。

このような我が家の夏の陣としているが、もとより熱中症で救急車のお世話になることは避けたく、
冷茶、アイスコーヒー、ときにはペットボトルの麦茶、ウーロン茶を飲んだりして、
私たち夫婦は熱い季節を過ごしたりしている。

こうした生活を残暑が残る秋のお彼岸の頃まで、過ごすが我が家の実態となっている。

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