夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
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幸福度世界1位のデンマークより、日本のほうが恵まれている、高齢者の私でも学び、微笑みを重ねて・・。

2017-04-20 17:34:28 | ささやかな古稀からの思い
先程、ときおり愛読しているネットの【ダイヤモンド・オンライン】を見ていたら、
【 幸福度世界1位のデンマークより、日本のほうが恵まれている 】と見出しを見た・・。

私は年金生活13年生であるが、敗戦後の荒廃した日本は、
敗戦直後からの一部の裕福な家庭を除き、誰しも貧乏な時代を体験してきた世代である。

私より10歳以上の先代の諸兄諸姉の多くは、それぞれに奮戦し、
少なくとも世界の中でも、有数な経済大国の礎(いしずえ)を努力と英知で築かれた人々であり、
そして後続する私たちの世代、そして団塊の世代も奮闘してきた。

こうした結果として、確かに日本は、世界の主要国の中に於いても、
社会インフラ基本基盤として、電気、ガス、電話、上水道、下水道も殆ど整備され、
学校、病院、公営住宅もあり、鉄道・バス路線、そして道路、高速道路もあり、港湾、橋梁なども、
整備されている稀な国家でもある。

そして年金、医療、介護などの社会保障制度も、多少の難題がありながらも存続している。

その上、経済は都心の一部は活性化しているが、地方は未(いま)だに低迷している現在さえも、
殆どの国民は飢えることなく飽食の時代となり、
医療の充実もあり、主要国の中でも最先端の長寿化の超高齢化社会の時代を迎えている。
             
このように私は漠然としながらも思っているが、改めてどのようなことですか、と思いながら、
こっそりと真摯に精読してしまった。
             

この記事は、漱石アンドロイド、マツコロイドを生み出したアンドロイド研究開発の世界的第一人者で、
大阪大学大学院基礎工学研究科教授・石黒 浩さんが、常識に囚われないモノの見方・考え方のヒントと思いを発露された
寄稿文である。

そして今回、第1回として、日本という国が我々が思っている以上に世界の中でも恵まれた社会だ、という“脱常識的”考察について、
【ダイヤモンド・オンライン】に於いて2017年4月18日に配信され、無断であるが転載させて頂く。

《・・幸福度世界1位のデンマークより、日本のほうが恵まれている
             

☆公共サービスの充実は、貧しさゆえの必然

僕は学会や講演で、世界中の国々を回りますが、日本のように暮らしやすい国はほかにないと実感しています。
これはもう奇跡的なレベルです。

とくに何がいいかと言えば、バランス。
公共サービスが、中途半端なところで止まっているところが、素晴らしいのです。

たとえば、「幸福度ランキング」で1位のデンマーク。
公共サービスがすごく充実していますが、その背景にあるのは、貧しさです。

冬の気温が低いので、決して浮浪者は出せません。凍死する可能性が高いからです。
近代社会において、道端に死体が転がっている状況を容認することはできないでしょう。

公共サービスの充実は、背に腹は代えられない事情から進んだものだと私は想像しています。

北欧の中でもデンマークは最も貧しく、資源がなくて、貿易等でしか生きていけない国です。
それでも公共サービスを充実させなければならないので、当然ながら税金を上げることになります。

消費税率は25%で世界3位の高さ。所得税は40~60%です。
すると何が起こるか。ネガティブなループがぐるぐる回り出します。

税金を上げると、男女共働きじゃないと、平均的な生活ができません。
20代~60代の女性の社会進出率が70%以上という数字は先進的に見えますが、
そうしないと生きていけないのです。

最近の日本でも、少しそのような現象が表われ出しています。

女性が自由に働けるようにするには、幼稚園から大学まで、すべて無料にしなければならない。
個人では貯金はできないが、未来に貯金をしているという構図にしない限り、国民は納得しないからです。
             

☆女性が家事や子育てに集中する選択ができる社会の豊かさ

また、男女共働きになると、弁護士や医者といった机に向かって、
一所懸命勉強したほうが有利な職業は、女性が大半を占めるようになります。
だから、実はデンマークは女性のほうが、平均年収が高いのです。

すべての人が、人工的に子どもをつくるような社会ならばいざ知らず、
妊娠、出産を経験することの多い女性が、果たして男性と同じように働かなければならないのか。

もちろん機会は、平等であるべきだと思いますが、
僕自身、労働における男性と女性の立場は、必ずしも同じでなくていいと考えています。

少なくとも、女性が家事や子育てに集中するという選択ができる社会のほうが、
豊かなのではないでしょうか。

それに加えて、こうした政策を採ると、どうしても公務員が増える。
公務員を国民の1割にまで増やして破綻した国がギリシャですが、
割合はデンマークも同程度で、地方自治体の中には1割を超えているところもあります。

その人たちが何をやっているかといえば、労働集約型の公共サービスしかない。
それは、老人介護なのです。

税負担が大きく、かつ貯金がない人が大半なので、
介護を徹底的に充実させておかなければ、国民の不満が爆発することは目に見えています。
             

☆あなたの想像以上に日本は恵まれている>

ここまでだと「そういう社会もありかな」と思われるかもしれませんが、
一方で先端医療には、十分な支援ができません。

たとえば、癌(がん)だとわかったとしても、かなり長期間待たない、と医師に診てもらえないと聞きます。
そのうちに手遅れになる可能性もあります。

そんなネガティブフィードバックが、ぐるぐる回っているというのがもし現実だとしたら、
それでもまだ、あなたは「デンマークは、すごくいい」「住んでみたい」と言えるでしょうか
(これはあくまで、僕が想像するデンマークの一面だけを取り上げての見方の一つです。
この国の社会のすべての説明にはなっていないことは、ご容赦願いたいと思います)。


逆に、公共サービスが極端に整備されていないのは、アフリカの一部の地域です。
水道も電気もない。
これはこれで大きな問題です。

アメリカはスラム街があるので、どちらかと言えば、アフリカ型に近い。
個人的な見解ですが、スラム街を持っているような国が、豊かで住みやすいとはとても思えません。

そうした国と日本と、どちらがよい国かは一目瞭然です。

いずれにせよ、やはりライフラインなどの生活のベースとなる公共サービスは、
国民が公平に享受できるレベルに達していなければなりません。

イギリスの『エコノミスト』誌が23項目にわたって163ヵ国を対象に分析し、
各国や地域が、どれくらい平和かを相対的に数値化する「世界平和度指数」があります。
これで日本は常にトップ10に入っています。

上位に入っている他国は、そもそも人口が少なかったり、人口密度が低かったり、
あるいは近隣に北朝鮮のような困った国がない、という点に鑑みると、
実質的には、日本がトップではないか、と僕はひそかに思っています。

実際、2016年の1位であるアイスランドの人口は約34万人、2位のデンマークは約570万人、
3位のオーストリアは約870万人。
人口も人口密度も、日本とはケタ違いです。

また、日本が9位であるのに対して(2011年は3位)、フランス46位、イギリス47位、
アメリカは103位という結果を見ても、日本の順位の高さは輝いています。
             

☆日本は皆が助け合って平等になれる国

デンマークのように、公共サービスが重たくなり過ぎて、
ネガティブフィードバックが起こる状態になっているわけでもないし、
逆に公共サービスが手薄過ぎて、死者が出るような状態でもなく、
適度なところでバランスを取っている、日本は世界でも、稀有な国なのです。
世界中からあこがれられている国です。

さらに国民性として、真面目で誠実、差別が少なく、貧富の差が小さくて、社会がフラットなので、
相互扶助の精神が行きわたっている。

そんな国だからこそ、僕は世界に先駆けて、
「日本こそ国民全員が家族になることができる国」だと考えています。

もちろん、人類のゴールは、
「地球上の全員が家族」となることです。

その前段階として、国が一つの家族として、機能する状態が求められます。
僕は、これを「島国仮説」と呼んでいます。
つまり、みんなが助け合って、平等になるということです。
             

☆日本のものづくり世界一は、労働を苦役としない社会ゆえ

そのためには「家族の輪」を広げなければなりません。
血縁だけが家族、一族という幻想を捨て去って、その枠組みを拡大していく必要があります。

そうなると、「僕の父はお金持ちだから、将来は安泰」
「自分の子どもに、お金をどれだけ残そうか」といったような矮小な思考がなくなり、

「この社会にいかにして役に立つか、貢献するか」という思考をする人が増えます。

現在は、その方向へと進んでいる過渡期なのです。

そして、日本は幸運にも世界をリードできる場所にいます。

もちろん、日本にも多くの矛盾はある。
それでも、日本人は矛盾の中を揺れ動きながら、差別の少ない平等な社会の中で、
極端に走る人が少ない、安定した社会を形成してきました。
             

☆日本は再び世界のイニシアチブを取れる

その意味で、親という存在に縛られず、
家族の概念を、国全体にまで拡大できる可能性の高い国だと言えます。
そして僕たちは、そんな日本という国の一員なのです。

さらに言えば、そういう日本だからこそ、ロボットの研究では、圧倒的な強みがあると考えています。

日本はこれまで時計でも、家電でも、自動車でも、ものづくりに関しては、すべて世界一を取ってきました。
「トップになれなかった分野がない」と豪語してもいいくらい、日本人はものづくりが得意です。

それは日本という一つの大きな家庭のようなところで、協力し合えたからだと思います。
             

ヨーロッパは、人種が入り乱れ、貧富の差も大きい。
階級をつくって、上の人が下の人を虐げるような構造になっているので、
労働を苦役とする傾向が強く、働くことの目的が、日本人とは明らかに違います。

日本人は貧富の差がない、非常にフラットな民族なので、
むしろ「社会の中で、自分の役割を見つけよう」というモチベーションで働いている。
だから、よく働くんですね。

労働時間は、いささか長いかもしれません。
しかし、お金のためよりも、ものをつくることへのプライドを心の軸にして働いているので、
いいものができて当たり前で、その結果、すべてのものづくりにおいて世界一になった。

ロボットにおいても、日本は産業ロボットで圧倒的に世界をリードしてきました。
これに続く日常活動型ロボット、日常生活の中で様々なサービスを提供するロボット、
あるいは人間型ロボットの社会は、もうそこまで来ています。

そこで日本は再び世界のイニシアチブを取れると、僕は確信しています。

世界的にも稀有なバランスの取れた国だからこそ、国全体が一つの家族になれる国だからこそ、
世界に先駆けて豊かなロボット社会がつくれるはずだと信じて、研究に取り組んでいます。・・》

注)記事の原文に、あえて改行を多くした。
             

私は希望に満ち溢れた石黒浩教授のご高説を読み、昨今は国家の直面する難題、或いは2025年問題など、
ともすれば悲観的な論説が多い中、プラス思考の石黒浩教授のご高説に賛意しながら、微笑んだりした。

そしてこうした日本になれれば・・・良い、と石黒浩教授のご高説を再読したりし、
《・・日本こそ国民全員が家族になることができる国・・》少しユートピアンがあると思いながらも、
全般として、明るい日本に希望を託して、微笑んだりした。

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