Jazzでティータイム

Jazzが好き、映画が好き、そしてワンコが大好き!
日々のこと、思いの丈を裕子ママが綴ってみます。

桜と歌舞伎・・・・・・

2013-03-24 | 日記

昨日、東京日帰りでした。

桜さえも名古屋飛ばし・・・・・・

3月は東京の方が暖かかったからです。

今年は目黒川の桜にしました。

青空の元のでお花見を期待して出かけたのですが・・・・・・生憎の曇り空!

青空と桜のツーショットは残念ながらで・・・・それでも満開の桜桜桜!

例年より人が多いのは、きっとドラマ(「最高の離婚」)のせいかも。

若い女性がしきりに撮影に使用した家屋を撮っていましたから・・・・。

目黒川散策は初めてでしたが、なかなかいいものですね。

 

そして赤坂大歌舞伎は勘九郎、七之助の「会談檜乳房」を赤坂ACTシアターで。

原作は明治の人情噺・三遊亭円朝作「怪談乳房榎」

怪談と銘打っていますが、やはり見ものは三役早替り。

勘三郎が取り上げ、ヒットした作品。

早替り、本物の水を使った立廻り等、見せ場の多い狂言です。

昨年、逝去した勘三郎の十八番の一つである舞台を必死に引き継ごうと

勤めている二人を応援しました

まだ山ほど学ばなければならなかった芸の師を失った不安は相当な

プレシャーでしょうが、勘九郎の声は勘三郎を彷彿とさせ、観衆の心からの応援に

兄弟で応える姿にこの先の「中村屋」の精神をしっかりと継承して行けると確信しました

 

日帰り最後は昨年10月に復元された赤レンガ駅舎を見物!

やはりドームを見上げて・・・・・改装で発見された12支や鷹の彫刻は写真では

撮れませんでした!

次回、ゆっくりと鑑賞します。

 名古屋はこれから桜が咲き始め、いよいよ春本番!!!

 


知らなかったこと・・・・・

2013-03-11 | 日記

昨夜、wowowで偶然見た映画「サラの鍵」、とても重い映画でした。

東京国際映画祭最優秀監督賞/観客賞を受賞、昨年、口コミで話題になった映画でした。

1942年、パリでユダヤ人が競輪場に収監された悲劇を描いたベスト・セラーの映画化。

フランスは1940年、ドイツ軍に占領され、フランス国内でのドイツ軍ユダヤ人迫害、

排斥にフランス国家が加担していたのです。

占領下にあれば、仕方のないことかもしれないが、当時フランスでもユダヤ人に

対する脅威と羨望があり、連合軍ではあったのに、ドイツ人と同じような

気持ちで一部の人は喜んで協力したと史実にはありました。

 

映画は・・・・・・

1942年、フランス軍がナチスの命令によりパリ在住のユダヤ人約12,000人を

一斉検挙し、市内にあった競馬場に5日間水も食料も与えず収監していた。

そこからの行先は終焉の待つ収容所に送られて行った。

家族で検挙される時、とっさに弟を部屋の納戸に入れた10歳の姉サラが、

「すぐ迎えに来るから、音を立てずに隠れていなさい」と言って、鍵をかけて弟を隠した。

現在のパリ・・・・・・

夫の祖父母から譲り受けたアパルトマンに住む女性記者はかっての

住人がユダヤ人家族でその娘サラが収容所から脱走したことを知る。

サラと弟の足跡をたどる中で明かされていく秘密・・・・・・・・。

 

1995年にシラク大統領がでフランス国家がユダヤ人迫害に加担していたと

演説し、国民は衝撃を受けたそうです。

 

過去と現在とを時代交錯させながら、女性記者が紐解いていくのだけれど、

その終末までの秘密は悲劇を思い起こさせ、女性記者の家族さえも

壊れていくのを感動と言うのだろうか?

ラストが感動とコメントにあったけれど・・・・・・納得のいかない終わり方だった。

連合軍であったフランスがナチスと同じことをしていた事のショックのほうが大きかった。

 

理由は・・・・・・

フランスを代表する監督ルネ・クレマンの作品「パリは燃えているか」を見ているから。

彼は第二次世界大戦中、対tp独レジスタンス運動に参加していました。

「パリは燃えているか」は、第二次世界大戦末期の独軍下パリを舞台に、

パリ解放に向けてのレジスタンスの活躍を描いた作品。

仏米合作映画、今思えば、チョー豪華キャストの映画でした。

アラン・ドロン(太陽がいっぱい)、ジャンポール・ベルモンド(勝手にしやがれ)、

カーク・ダグラス(スパルタカス)、アンソニー・パーキンス(サイコ)、

イヴ・モンタン(恐怖の報酬)&シモーヌ・シニョレ(悪魔のような女)・・・確か夫婦だった?

ロバート・スタック(アン・タッチャブル)、ジョージ・チャキリス(ウエストサイド物語)、

ゲルト・フレーベ(007・ゴールドフィンガー、チキチキバンバンなど)、

オーソン・ウエルズ(市民ケーン、第三の男)

モノクロだったけれど、ラスト、パリ解放の場面から現代のパリ上空の俯瞰でカラーになり、

 そこにモーリス・ジャール(アラビアのロレンス)のパリ解放の喜びを軽快なワルツで

 表現した美しい曲が流れていた。

 アコーディンオンの演奏がいかにもプランス!!!

 勿論、今でも口ずさめます。 

この映画でフランスもナチスに抵抗していたという思いが強いから・・・・・。

 

ただ、10歳の時のサラを演じたメリジェーヌ・マヤンヌの演技が秀逸、とくに目の

演技が素晴らしかった!

 女性記者は1996年に「イングシッシュ・ペイシェント」でアカデミー主演女優賞に

ノミネートされたクリスチティン・スコット・トーマス。

ホロコーストを主題にした映画はやはり見るとあとが辛いです。

 


東日本大震災とオリンピック招致

2013-03-09 | 日記

明後日は大震災から3年目に入ろうとしています

メディアは一斉に特集記事や番組を組んでいます。

その直前に2020年のオリンピック開催地候補になっている東京は海外から

その委員達を招待して、東京をアピールするのに必死でした

一晩の晩餐会の費用が一人100万円!!!

それでも前回の誘致作戦の時より、ぐっと予算を減らしたと・・・・のたもうた!!!

東京でオリンピックを開催すれば、震災地は復興すると本当に信じているのだろうか?

政治家とゼネコンと官僚の汚い見栄と利権だけで必死になっているのがミエミエ。

イスタンブールに決まると思いますけど・・・・・・

本当に復興のためというなら、被災地で開催したら、どうですか?

 

震災地の瓦礫が片付けられた事を復興と勘違いしている。

違うでしょう・・・・!

瓦礫も少し片付いた程度では、ありませんか!

大切なものを一瞬にして無くした方の気持ちは誰にも支えることはできないけれど、

せめて1日も早く普通の生活に戻れるように援助しなければ・・・・・。

家族間がしっかりとつながっている人たちもいれば、バラバラになって

離婚したり、離婚を考えているという統計が1年前より増えているという。

あの狭い仮設住宅は仮設なのですよ!

復興資金がそのうち、本来の目的以外に使われそうで不安です。

陸前高田の奇跡の1本松も変です

1億円もかけて、模型の松立てて、復興になるのかなぁ~?

おまけに以前の松とは角度が違うって・・・・!

やはり変です!

震災に遭われた方の悲しみや悔しさ、辛さの叫びが聞こえているのに、

聞こえていないふりをする国に国民の気持ちは怒りだけです