夢実現研究所

信仰と希望と愛、この三つはいつまでも残る。その中で最も大いなるものは愛である。

老化は体の乾燥が原因だった

2007-09-20 16:20:19 | 読書要点


老化は体の乾燥が原因だった 石原結實
1章いつまでも、もっともっと若々しく生きられる!
 腹まわりの中年太り、髪の毛の腰がなくなってぱさぱさ、これら老化現象の原因はただ一つ、体の乾燥が進んでいる結果。
1.無理して水を飲んでいないか
□水の飲みすぎが老化を早める
 私たちの体の中の細胞・臓器は「水分」と「体熱」によって働いている。
 水分を過剰に摂取すると、体を冷やす。すると、細胞内に水分が吸収されず、細胞間質に水分がたまってしまう。これがむくみの原因。
 瑞々しい肌などを保つために必要な水分とは「細胞内の水分」のことであり、細胞外液は害になる。
□体熱が下がると乾燥が進む
 35℃という低体温は、細胞内に水分を吸収させる力を阻み、老化や病気を早める要因。
□体温が低くなった原因
①筋肉労働や運動の不足→筋肉を鍛える→体熱をつくる→水分が細胞内に送り込まれる
②体を冷やす食べ物の摂取
③塩を避けすぎている
④血液をサラサラにして血栓を防ぐ、ということで水分を採り過ぎている。
 老化防止→血液中の水分を細胞内に十分吸収させるためには、まず、細胞内の水分を先に排泄する必要がある。
 出すためには、腎臓の働きを促すこと。
2.なぜ減塩しても血圧が下がらないか
□塩分不足で全身がカサカサに
 人間の体内では、塩分は水分とくっついて動いている。体の中は、一定のミネラルバランスが保たれている。
 よって、体から塩分だけを都合よく減らすことはできない。
 ゆえに、必要以上に塩分が減れば、水分も減ってしまう。そして全身がカサカサになる。そして老化へ。
3.食事を減らすよりも、食べたものを出す
□ダイエットがうまくいかない理由
 食べるものを減らすことより、きちんと排出することが肝心。
 ゆえに食べなくても、痩せることはない。
 年をとればとるほど、細胞は水分を摂り入れにくくなり、余分な水分が全身の袋状の器官や下半身に溜まっていく。ゆえに、この余分な水分をいかに排出するかが課題。
□体内の老廃物を切り出したいのなら朝食を無理に食べない。
 朝は余分な老廃物と水分を排出するチャンスであるし、胃腸の活動も不十分な状態なのだから、無理して食べる必要はない。
 朝食はミネラル・糖分ともにベストバランスの「人参・林檎・塩ジュース」「生姜紅茶」を摂る食事がベスト。
 そうすると、体内の余分な水分によるブヨブヨの水太り下半身デブが予防・改善でき、全身の細胞を瑞々しく潤して老化をストップさせられる。
 しかし、夕食を抜いても、排泄作用を高めることはできない。

4.保湿は肌からではなく、体の中から
□塗りすぎが肌の老化を早める
 肌の乾燥を防ぐ上で必要なこと2つ
 ①入浴
 入浴で体が温まれば、腎臓も温まり、活性化する。すると余分な水分が速やかに排出される。
 その上、体が温まることで、皮膚細胞の代謝も活発になり、乾燥してしぼんでいた皮膚細胞に新鮮な水分が摂り込まれ、瑞々しさを取り戻す。
 さらにたっぷり汗をかくと、汗が天然のNMFナチュラル・モイスチャライジング・ファクターとして皮膚表面に潤いをもたらし、さらなる美肌効果をもたらす。
 ②保水性
 水分を吸収して、瑞々しくなった細胞を保ち続けること、保水性が必要。
 これに効果があるのが「ヌルヌル・ネバネバ食品」の摂取。
 山芋、ワカメ、納豆などにはムチンという成分を含み、これが若々しい細胞を保つ。

5.脳の萎縮も必ず防げる
 脳の老化現象=脳の乾燥
□体が乾燥すると脳もスカスカになる
 皮膚が乾燥している人は、脳も乾燥している可能性が高い。
 脳の乾燥を防ぐには、「脳の細胞の乾燥を防ぐ運動」が必要。

2章元気の素は体内を乾燥させないこと
1.あなたの体の乾燥度はここでわかる
□喉が渇いて仕方がない=体が乾燥している証拠
 喉の渇きは細胞が乾燥しているサイン
□雨の日は体調が悪い=体が乾燥している証拠
 余分な水→体を冷やす
 ゆえに、雨の日に調子が悪い人は、水毒による細胞の乾燥を表している。
 やたら汗をかく人も、健康で若々しい体を保つバランスが明らかに崩れている証拠。γ・GTP値が高い人も同じ。

2.水をいくら飲んでも瑞々しくなれない
 幼児は70%、成人は60%、老人は55%が水分
 体を瑞々しく保たせる水分は細胞内液
 水毒の水分は、本来必要でないところに溜まった水分で、細胞外液
 体の中の水分コントロールの仕組み
①血液中の水分は、全身60兆個の細胞に運ばれる。
②運ばれた水分(細胞内液)は、様々な化学反応のための必須物質として活躍
③その水分が古くなれば、老廃物とともに血液に吸収されて、腎臓に行き、尿として排出される。
 この働きが滞りなく行われるためには熱の力が欠かせない。
 ゆえに、熱がないと①から③のコントロールが崩れる。
□細胞を若返らせる水分とは
 細胞は、それ自体と同じ水と塩のバランスの水なら取り組むが、塩分を欠いたバランスの悪い水分は細胞の外にはじき出す。昆布茶などがいい。

3.老化に待ったをかける「腎」のしくみ
 老化を止めるには、余分な水をじゃんじゃん外に出すこと。
 そのためには腎臓の働きを高める。
 ゆえに、細胞に吸収されない水を摂取してはならない、腎臓を冷やし、機能を低下させるから。


3章全身が瑞々しくなる食べ物、日常生活
1.特効の飲み物
 腎臓の機能を高める不老飲料=「人参・林檎・塩ジュース」→これには、体に必要なビタミン、ミネラル約130種がすべて含まれている。
 人参2本、林檎1個、自然塩の2.5杯
□乾燥を防ぐ生姜紅茶
 生姜を日常的に摂ると、腎臓の血流がよくなって排尿が高まり、発汗を促進する効果がある。
 その結果、余分な水分がどんどん取り除かれ、逆に必要な水分が細胞に取り込まれて、細胞が瑞々しく若返る。
 生姜の効用
① 体を温め、血液、体液の流れをよくする。
② 尿の出をよくして余分な水を排出
③ エネルギーの流れをよくして気力を高める。
④ 血小板の凝集力を弱め、血栓を予防


2.体を潤す、基本食事法
 排泄力を高め、余分な水分を出すのに最適な食事法
① 朝食→「人参・林檎・塩ジュース」→空腹ではないのに、無理して食べる必要はない。
② 昼食→蕎麦→葱、山葵、唐辛子をたっぷりかけて
③ 夕食→和食中心のものを腹八分目
□胃腸に負担をかけない食べ方
 人間の生理には「吸収は排泄を疎外する」という大原則がある。
 食べ過ぎると、消化のため胃腸に血液が集まりすぎ、排泄器官である腎臓、大腸にまで血液が回らない。
 ゆえに、入れる量を減らせば、排泄はよくなる。断食が好例。

3.この食べ物を口にしていれば老けない
□北方産の食べ物を選ぶ
 老化防止食材の選び方
① 北方産の食べ物→葡萄、プルーン、林檎
② 赤・黒・燈・黄色などの暖色の食品→黒パン、玄米、小豆、納豆、海藻、蕎麦、紅茶、黒砂糖、黒酢
③ 塩分のきいたもの
④ 硬いもの
⑤ 赤ワイン
⑥ 動物性の食品
⑦ ヌルヌルネバネバ食品


4.下半身の血流をよくして体の芯から若くなる入浴法
□全身が若返る毎日の簡単習慣
①ゆっくり入浴
②下半身を暖める
③スクワット運動
5.筋肉を鍛えて乾燥を撃退
 尻の肉が落ちる→全身が乾燥した姿
 筋肉には栄養や酸素を運ぶ毛細血管が網の目のように走っている。
 だから、運動して筋肉を使うと、エネルギーが産出され、体温が高くなる。
 尻翳る状態になれば、熱が生まれず、体は冷えたまま。
 すると、腎臓、副腎などの器官が衰え、耳鳴り、白髪、老眼などの老化現象があらわれる。これが腎虚。
 ゆえに、腎臓の働きと直接結びついている下半身の筋肉を鍛えていけば、排泄力は確実に上がる。
①体に無理なく体温を上げる→散歩
②血行をよくし、筋力を上げる。→スクワット運動
③道具なしでもその場でできる→アイソメトリック運動

4章気になる病気を薬なしで治す
①糖尿病→下半身が細い→筋肉での糖分消費が少なくなるため血中に残り、糖尿病になりやすくなる。→下半身の筋肉を鍛える+膵臓のβ細胞の乾燥防止→インスリンの産出、分泌を促す。
ひじき、ごぼう、ワカメ 腸から血液への糖分の吸収を防ぎ、血糖の上昇を抑える。
生姜紅茶 生姜、黒砂糖にはインスリンの成分となる亜鉛が多く含まれ、体を温める効果もあるので糖分が燃焼する。
玉葱 血糖値効果作用のグルコキニシが多く含まれる。
散歩 最低20分、毎日。歩いて筋肉を動かすと、糖輸送担体が活性化し、糖分を使い、また、内臓の血行がよくなり膵臓の働きも促進される。
②高脂血症→血液の中に余剰物・脂が多く残っている状態。これは細胞が乾燥して、余剰物を燃やすサイクルが衰えた結果。→いかに余分な水分を排出させるか。→筋肉を鍛える。→生姜紅茶、乾燥を防ぐ食べ物(赤、黒、黄色の食べ物)、早歩き、入浴
ゆで小豆 排尿、排便を良くする。
食物繊維 海藻、豆腐、こんにゃく、黒ゴマ、玄米
④ 胃腸→体が乾燥→生姜紅茶、キャベツ、黒豆、人参・林檎ジュース
⑤ 骨そしょう症→骨の乾燥→生姜紅茶、散歩、フラミンゴ療法、入浴
⑥ シミ、皺→ヌルヌル・ネバネバ食品、半身浴、散歩、人参林檎ジュース、生姜紅茶
⑦ 癌→体を温める→朝食は人参林檎ジュースと生姜紅茶だけ、玄米に梅干、ひじき、野菜、豆、魚介類、散歩、入浴、趣味、感謝→NK細胞の働きを高める

サラリーマンに終焉

2007-09-19 17:06:17 | 徒然、ふと思う


サラリーマンの終焉
 団塊世代最大の失敗は師弟教育と言われている。
 子供に勇気、覚悟、独創といった美徳を教えられなかったこと。
 一流の大学を出て一流の会社、官庁に入るのが幸せなんだと、優しさと安易さだけが美徳と教えた。
 大学を出て、名もない零細企業で働くなんて、とんでもないと。
 現在のサラリーマンに潜在している不安、問題は何か。
 今までの社会では物財の多いことが幸せ、しかし、その価値観が揺らいできているように思われる。
 定年を間近かにして、満足観を感じられるかどうか、大きくクローズアップしてきたのではないか。
 満足とは主観的なもの。
 サラリーマンとして生きるには自分の意見より会社、組織の意見が何より優先される。
 そうであれば、自分で考える必要はないし、選択する必要もなかった。
 同期の者より早く昇進すること、同級生より給料がいいこと、上司に評価されていること、などなどが全てであった。
 また、「好き」より「有利」を全ての選択基準にしてきた。
 二流大学より一流大学が有利、文系より理系が有利、などなど。
 そして、気がついてみたら決断と勇気がなく、昇進などにとって不利になることには、すっかり臆病になってしまっていた。
 さらに、年金や病気に心配し、先行きに怯えている。
 人生は予定通りにはいかない。「その時はその時」という覚悟がない。
 突然、今までの価値観が誤りではなかったのかと気付き愕然とする。
 
 より多く、より早く、より多く、という価値観の下、他の人が階段を一歩ずつ上がるなら、自分は三段跳びで上がって行こう、とずっと思ってきた。
 人生における成功って本当にそうなんだろうか、急いでもゆっくりしても結果は同じではなかったか。
 あと、20年もすれば死んでしまうわが身。
 今までの考え方で計ると、全ての過去が空しくなる。
 家に何千万円と費やし、高い外車に乗って、ブランドの時計を身につけて、それが一体何だったんだろうと、全く、意味のないことだったと。
 そこで、今まではとんでもなく間違っていたのではないかと焦りだしている今日この頃である。