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社会保険労務士としての日々の業務を行う中で、考えたこと、感じたこと、伝えたいことを綴る代表コラム。

時間外労働の上限規制等に関する労使合意について

2017-03-20 23:28:41 | 労働法

経団連のホームページに「時間外労働の上限規制等に関する労使合意文書」が掲載されています。http://www.keidanren.or.jp/policy/2017/018.html

3月17日に働き方改革実現会議において、政府と経団連、連合は、「時間外労働の上限規制」に関して共同提案をしました。企業にとっては非常に気になる繁忙期の特例は安倍首相が示した月100時間未満で決着がつきました。

 労働基準法に指針を定める規定を設け、労働基準監督署は指針に基づき、企業等に必要な助言や指導を行うことになります。「インターバル制度=退社から翌日の出社までに一定時間の休息を設ける制度」については、法改正して努力規程になる予定です。

上限規制の内容としては以下の通りです。(「時間外労働の上限規制等に関する労使合意文書」より抜粋)

1.上限規制

時間外労働の上限規制は、月45時間、年360時間とする。ただし、一時的な業務量の増加がやむを得ない特定の場合の上限については、

  1. 年間の時間外労働は月平均60時間(年720時間)以内とする
  2. 休日労働を含んで、2ヵ月ないし6ヵ月平均は80時間(*)以内とする
  3. 休日労働を含んで、単月は100時間を基準値とする
  4. 月45時間を超える時間外労働は年半分を超えないこととする

以上を労働基準法に明記する。これらの上限規制は、罰則付きで実効性を担保する。

さらに、現行省令で定める36協定の必須記載事項として、月45時間を超えて時間外労働した者に対する健康・福祉確保措置内容を追加するとともに、特別条項付36協定を締結する際の様式等を定める指針に時間外労働の削減に向けた労使の自主的な努力規定を盛り込む。

(*)2ヵ月ないし6ヵ月平均80時間以内とは、2ヵ月、3ヵ月、4ヵ月、5ヵ月、6ヵ月のいずれにおいても月平均80時間を超えないことを意味する。

上記からすると、休日労働を含み単月で90時間の時間外労働をした場合、翌月は70時間に抑えなければならないということになり、細かくブレーキを効かせる感じでしょうか。

2ヵ月ないし6ヵ月平均の80時間と単月100時間には「休日労働時間数も含む」というところがこれまでと比較して非常に厳しく、また月45時間を超える時間外労働は年半分を超えないという点ではこれまでの特別条項の「臨時」と同じ考え方になっています。

勤務インターバル制度は職種によっては導入することが難しいという点もあり、努力規定になりましたが、上記の基準を長時間労働がある企業が守るためには、本腰を入れないといけないと感じます。

いよいよ桜ももうすぐという春めいた空気の3連休で気持ちがウキウキしてきますね。3連休はなんとか無事に最後のセミナーレジュメを仕上げ、駅ビルに入ったニトリを見に行って帰りにお花を買ってベランダに並べたり、「電通の深層」という本を買って読んだりして比較的家の近辺で過ごしました。

国際化推進特別委員会の委員になっているで少しは英語が話せたら(せめてもう少し聞き取れたら)と思っているのですがラジオは挫折したので、4月からテレビの英会話を聞くことにしたのでテレビの予約機能がついたPCを購入したり、乾燥機能が不安定な洗濯機の原因を解消したり、春に向けてかなり準備万端になってきました。

今年は桜を堪能したいですね。

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