YU@Kの不定期村

不定期に気ままに、映画&特撮レビューブログ。

災害と神秘の狭間で。「GODZILLA」(2014)が還る場所(サンプル)

2015-12-17 15:32:32 | 映画



こんにちは、YU@K(@slinky_dog_s11)です。

よもや次の“ヤツ”はまた海の向こうからやってくるとは思いもしなかった。10年前に映画館の無い田舎町の会館に設置された粗末で小さいスクリーンにて数ヶ月遅れの「FINAL WARS」を鑑賞したあの日を今でも覚えている。あの時と同じワクワクとした高揚感と、オタクに“なってしまった”からこその面倒臭さや不安を抱きながら、2014年7月25日、私はIMAXスクリーンを前に座っていた。程なくして画面が暗くなり、お馴染みのIMAXの紹介ムービーで更に気持ちを高め、そして錯綜する過去の資料の断片に存在した巨大な怪獣と大きなキノコ雲、まるで死の灰のように降り注ぐ不気味な映像の中心に薄らと浮かび上がる「GODZILLA」の文字を観て、心の中で大きくガッツポーズをしたものだ。

原作・東宝株式会社、製作・レジェンダリー・ピクチャーズ。2014年夏の大作となったギャレス・エドワーズ監督の「GODZILLA」。日本では10年間沈黙していた怪獣王が、2度目の海を越えてやってきた。私は平成VSシリーズ世代のゴジラファンで、初めて映画館で観たのは「vsスペースゴジラ」だと記憶している。我が物顔で九州を練り歩くゴジラと、圧倒的なパワーで福岡の街を結晶に変えるスペースゴジラ、そして変形合体で男気を見せつけるモゲラ。この三つ巴の戦いに当時目を奪われ、それ以来ゴジラシリーズを観るようになっていった。

2014年の「GODZILLA」は10年ぶりのシリーズ最新作(?)であり、この10年間は“怪獣特撮冬の時代”とも言われる期間だったかもしれない。2013年の「パシフィック・リム」、そしてこの「GODZILLA」、翌年には「ジュラシック・ワールド」が大ヒットを飛ばしたりと、度重なる黒船襲来を受けてか、その冬の時代は少しずつ春に近付いているような感覚がある。言うまでもなく、2016年には「シン・ゴジラ」の公開が控えている。





この「GODZILLA」は非常に語れる“角度”が多く、例えば「映画として」どうなのか、「怪獣特撮として」「ゴジラシリーズとして」、そして個人的には「ディザスタームービーとして」という観点も加えたいのだが、語ろうと思えばいくらでもやれるし、それはまた良い意味で最高に“面倒臭い”映画だとも言える。私も公開当時の自分の感想を色々と掘り起こしながらこのレビューを書いているが、言いたいことがありすぎてしっちゃかめっちゃかになっていた。そんな混ざりに混ざった色々な感想を、あえて脈略なく徒然と綴ってみたい。


※※※


いきなり私事で恐縮だが、実はこの映画、公開日に夫婦で映画館に駆け付けた。といっても嫁さんは全くと言っていいほどにゴジラに興味がない。私が家でDVDなりを観ていても「ふーん」という感じで意に介さず。何度かオススメしてみたものの全く手応えがなかったので、「GODZILLAを観に行く」と言った際に「私も」と言い出したのには非常に驚いた。

というのも、嫁さんは実はディザスタームービーが大好きな人間だ。さすがにもういいだろ、というレベルで何度も「デイ・アフター・トゥモロー」を観るのが好きで、当時も「イントゥ・ザ・ストーム」にかなり熱狂していた。TVで流れる予告CMで「GODZILLA」を観た際にそのアンテナが反応したらしく、公開初日で主に怪獣好きな客が多い異様な空気感のIMAXシアターに一緒に向かった。ディザスタームービーという観点で考えると、本作は割と優秀な部類に入るのではないだろうか。改めてVFX大盛りな映像で怪獣映画を体験すると、「怪獣が出そうで出ない」という焦らしの黄金パターンと、ディザスタームービーの「くるぞくるぞ…!」のヒヤヒヤ感は、本質的に同じであることに気付く……






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