いやぁ、クーヘンシリーズも続きますねぇ。
今度は良い話を少し。
クーヘンの中心部を串のように通っているベルン通りでのこと。
この道の南端に聖マルティン・コーヘン教会がある。
その尖塔の下でパフォーマンスが行われていた。
ん? 大道芸かな。
実は写真で見る以上の賑わいだったので、まともに撮れたのはこの一枚のみ。
3人の人が縦に並んでいる。
1番下の人の右手にある壺の上に上から2番目の人が乗っている。
2番目の人の右手にある玉の上に1番上の人が乗っている。
そして1番上にいる人は、まっすぐに立ってはおらず、テレビを観るような恰好で横になっている。
きっとトリックを使っているんだろうな。
そして女性陣の後を追って、教会内に入る。
写真撮影は禁止のようだ。
少し暗い教会から外へ出たらまぶしいこと。
一瞬目を閉じて、再び開いた時に飛び込んでした風景はこれ。
石畳の素敵な道路。
正確に言うと風景というより背景である。
そしてたまたまゆきたんくの視線の先にあったのが開いた窓であった。
そう、紳士の窓が開いている。
近くに寄って紳士に声をかけた。
ゆきたんく「Excuse me.」
男性がこちらを向いてくれた。
どうやら英語は通じる方のようだ。
あとは手招きをしてこちらを向かせた。
小さな声で「Your zipper is open.」
日本の「社会の窓」のように婉曲的な言い方を知っていれば良かったのだが・・・
しょうがないので、自分の方を向かせて周囲には聞こえない声で伝えたのである。。
ところが・・・
「Oh, thank you.」と大きな声で言って、その場でジッパーを閉めたのである。
これには周囲も気づくわな。
ご婦人も笑いながら「Thank you so much.」と言ってくれた。
まぁ、ゆきたんくも役にたったな。