I LOVE VIVIANNE

  『世界は私のために回っているのよ♪』
    ★箱入り娘のうちのワンコ★

私の中の彼女

2016-11-07 09:23:51 | 読書


読書熱が燃え続けています。
読み応えのあった角田光代さんの小説。

同時代を生きて来た私にとって
大学を卒業し、売り手市場の就職活動。
昭和天皇の死去、男女雇用機会均等法など
自分の人生を背景に思い出しながら読み進みました。

和歌が仙太郎との結婚を望んでいた頃は
スタイリッシュで真っ当な仙太郎の言葉は
バブル時代の煌びやかな時代を彷彿とさせる。
学生でありながらイラストレーターとして世に名を知られた仙太郎は時代の寵児。
その彼と対等になれると思っていたのに
いつの間にか捻じ曲がってしまった仙太郎と和歌の関係。

和歌の生活は荒み
その頃から彼の言葉に怯え、
彼の顔色を伺うようになる。
彼の洞察は的確で隙を与えないのだ。
和歌には荒んだ生活も彼の望みでないことは十分に理解しながらも
言い訳ばかりを考える。

色んなことを考えさせられた。
恋人の存在、母の呪詛、祖母タエ、仕事の壁。
その中で徐々に精一杯生きていく道を見つけていく小説。
私のこれからの人生の中で
忘れることはないであろう小説。


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