ゆきんこブログ

月刊ガソリンスタンド誌
『変化と試練が、人と企業を強くする』
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団塊の世代の悲哀

2009年06月16日 04時17分03秒 | Weblog
定年で離職する団塊の世代が増えるに従って、自分の身の回りにも「格差」が拡大しているように感じる昨今です。

私も団塊の世代ですが、いろいろな友人がおります。
自営業、ある程度の規模の企業の会社役員、弁護士や医者などの個人事業者、一般サラリーマンでこれから退職する人、
すでに退職して再就職している人、そして、すでに退職し再び職を求めて就職活動中の人。
立場は本当にいろいろです。

とにかく人数が多い団塊の世代がこれだけ世の中に放り出されているわけですから、
この大不況とあいまって、世の中の動き自体がこれまでとは大きく変わってしまいまいそうな感じがしています。
政治はこの実態が分かっているのでしょうか、

なかには、子供も正規な仕事がなくて、親子で就職活動中などという笑えない人もいらっしゃいます。

これでは少子化どころか、結婚できない若者が増えてきそうです。
少子化対策大臣の基本的な仕事も景気対策や職業の確保からの生活の問題ということになりますから、
すべては景気対策が基本ということでしょう。

還暦とはいっても、自分も含めこの年齢でしたらまだまだ仕事は現役だと感じます。
企業経営者や地方政治の首長などはまだ還暦家を過ぎた方が多いですね、
業務キャリアなどで必要とされる人材もたくさんいらっしゃるはずなのですが、
逆に、業務スキルが大幅に劣っていたり、考え方が古かったり、感覚的に時代についていけない人も多いわけです。

私の身の回りにも、そんな人間が多いわけですが、
ハイリスクハイリターンの時代ですから、再び仕事に挑むとしたら相当なリスクと自ら仕事に対するマインドに関して、
本当に生まれ変わるくらいの覚悟で仕事に挑む必要があるわけですから、苦しい選択を強いられます。
しかし、よく考えるとこれは、いつの時代でも当たり前のことなのです。

それぞれの業種でそれぞれ生きてきたわけですが、どんな業種でも「生き残り」を賭けた経営改善の真っ只中ですから、今迄の感覚では通用するはずもないわけです。

特に、金融機関などを退職して、再就職する人間は本当に自助努力が必要だといいます。
厳しいようですが、当社にも元金融マンがいて本人も大変苦労しています。
社会が大きく変わっていますから、時代認識を変えて、マインドと心構えも変えて、仕事に臨みましょう。

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