コオニユリ 2010年08月19日 | 山の花 ヒオウギと同じく夏の暑さが似合う花といえば、コオニユリでしょうか。 すっと一段高く伸びあがった花序にヒオウギと似たような橙色の花を咲かせています。 黒い斑点のついた花被片の内側の基部には、蜜をだす溝があります。 アゲハチョウの長い口でこの中にある蜜を吸って、花粉を体に着けてほしいところですが・・・、 ちゃっかり小さなハナバチが蜜だけ吸っていました。
ヒオウギ 2010年08月18日 | 山の花 暑い夏に良く似合う花だと思います。 ヒオウギの名前は「葉は扇状で、この様子が檜の薄板を重ねた檜扇(ひおうぎ)に似ている」ところからついたそうですが、つい葉を写すことを忘れるくらい美しい花を咲かせます。花は1日花で、しぼむ時にくるくるっとねじれていきます。 ヒオウギの種子は真っ黒で光沢があります。 球形で直径が5mmほどでしょうか。 その漆黒さはあまりにも黒く、「ぬばたま」 「うばたま」と呼ばれ、古来より「黒・夜・夕・月」などの枕詞として使われていることは有名ですね。
キハダカノコガ 2010年08月05日 | チョウ チョウとガを含む麟翅目の9割以上はガだそうです。 チョウは注目度が高く歌の歌詞にも入ったりしていますが、ガってなぜか嫌がられますよね、こう書いている私もガはちょっと苦手です。 でもこのキハダカノコガは、なんとなく好きなガです。 鹿の子もようの透かしが入ったオシャレな翅、腹部の黄色い帯は、それなりにハチ風に仕上がっていますね。