タンポポの綿毛

この数日の暖かさで
桜がきれいに咲きました。

春爛漫！


でも、由紀子さんは
桜よりも団子・・・ではなくて！！（笑）

タンポポの綿毛が
うれしくてたまらないようです。



デイの散歩で
外に出かけては
綿毛を吹いて遊んでいるそうです。



由紀子は小さなころから
タンポポが大好きで

歩いている途中で
タンポポを見つけると
その場所にある綿毛を
全部吹かないと動きませんでした。（笑）




でも、思春期に入って
不安定になった由紀子は
外に出かけることを嫌がるようになって・・・

タンポポを吹く姿を
見ることも少なくなってしまいました。




でも、今年は
タンポポを満喫しているんですね？！
ジーン(´・ω・`*)感激・・・




実は・・・
「由紀子とタンポポ」を連想した時
母の中によみがえってくる風景があります。




由紀子がまだ高等部に
在籍していた頃の写真です。



学校に行くのがつらくて
なかなか車から降りれなくて・・・

やっと降ろして教室に行ったら
みんなは校庭で体育をしていて
誰も居なくて・・・


みんなが帰ってくるまで
二人で教室にいたのですが

その時に、教室の窓から
タンポポが見えて

二人で外に出て
綿毛を吹いたんです。




その時の由紀子の姿が
とても寂しそうで
悲しかったのを覚えています。



辛かったんでしょうね…





その後、一年生で
高等部を退学しました。



でも今は
笑顔でタンポポを吹いていると聞いて
本当にうれしいです。



今度の休みには
由紀子とタンポポを探しに
行ってみようかと思っています。

母の心に残ってしまった
あの時の、淋しいイメージを
笑顔のイメージに上書きをしたいんです。



※写真はRecursos2dさんよりお借りしました。


＝ＥＮＤ＝