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消費生活アドバイザーの目

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地ビールで被災地復興支援はできるか?

2012-07-05 14:24:01 | 消費生活アドバイザー
先週、上京したおりに社会起業家の若い友人と話す機会があった。
被災地復興のために海外からの支援も引き出し、地域が自立できるように産業を興そうと奔走する姿は頼もしく新しい時代の幕開けを感じさせた。

その中で、東北で地ビールを造って雇用を創出したい・・との話にカチンときて「技術を甘く見るな!」と言葉が強くなってしまった。
現役時代にアグリバイオ事業に携わり、発酵・醸造技術の難しさの一端を垣間見ただけに、地域の人達により特産品としての地ビールを作りたいとの気持ちは良しとしながらも持続可能な産業としては疑問を持った。

日本の地ビールは1994年4月にビールの最低製造量が年間200KL(大瓶で約30万本)から60KL(大瓶で約9万本)に変更され、翌年2月には新潟の上原酒造がエチゴビールを発売したのを皮切りに全国の206ケ所で様々なビールが造られている。
日本地ビール協会

しかしながら、ビール製造には多額の設備投資(数千万円)が必要な上に日本では下面発酵のラガービールに馴染んでおり、地ビールは少量生産で割高、賞味期間の問題もあり観光地や一部の飲食店で飲まれているにとどまっている。
【ビールの種類】

地ビールを被災地で製造し雇用を生み出すには、多額の資金と製造技術者に加え、年間60KL(毎日300本)を捌ききる営業力が必要となる。

地ビールで被災地復興と燃えている意欲のある人物は存在するかもしれないが、夢を実現するための資本と技術は手当できるのだろうか?

だから止めておこうと言うのは簡単だが、出来る方法を考えてみた。

販売面から:ビールの60KL(年間9万本)は無理にしても、麦芽の使用率を調整した発泡酒なら6KLから製造可能であり、一日30本を捌くチャネルが構築できれば参入可能となる。

実際に麦芽に地域の特産品を加えて発泡酒としてユニークな”地ビール”を販売しているメーカーもある。
 「さつまいも」(薩摩明治蔵)
 「山葵」(遠野麦酒苑)
 「りんご」(南信州ビール)

製造面から:製造設備は持たずOEM生産とする。原価は上がるが固定資産を持たない分、資金負担が軽減され、何より製造技術をゼロからマスターする必要がない。

韓国のメーカーが流通業のPBビールを受託しているようだが、日本の地ビールメーカーの中にも引き受けてくれるところもある。

その一つが「サンクトガーレン」、’94年の地ビール解禁前からビールを作っていた岩本伸久が造る「ビール」は、みずから”地”ビールではなく”自”ビールと宣言するほどユニーク、本格的なビールからフルーツ、チョコレートまで幅広い、極め付きはありがとうを伝える「感謝のビール」は一升瓶!

ビール作りのプロフェッショナルと組むことで、被災地に”地場の雇用”と考える熱き想いを商品企画力と販売力に集中、オリジナリティの高い地ビールで勝負することができるのではないだろうか。


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うなぎでワインが飲めますか? 

2012-06-12 06:46:54 | ワイン
「うなぎでワインが飲めますか? 」
田崎真也が2006年に書いた本のタイトルで、様々な料理でワインを楽しむためのアドバイスが書かれています。

昨晩、大分のウナギ料理「入舟」でワインでウナギを楽しむ会が開かれ参加してきました。

東京の「野田岩」や京都の「廣川」等の名店のメニューにもワインが載せられており、ワインがウナギの味わいを引き立たせてくれるのは間違いありません。

でも、大分で”ウナギ”と”ワイン”はな〜と二代目の挑戦に疑問をもっており、先日「京都でウナギ?」と嵐山の「廣川」をご紹介したのも、東京や京都は懐が広いから大丈夫だけど、大分でウナギをワインで楽しむ人はどれくらいいるのか・・と否定的な意見を言うつもりでした。

ところが、昨晩の会では冒頭から隣り合ったチャーミングな女性から「ウナギは廣川ですよね。」と言われてリズムが狂い始め、30人近い参加者の楽しそうな顔を見ていると大分でも意外とありかな?と思い始めました。

実際、二代目の焼くウナギの味をより引き立たせてくれるワインもありました。
個人的には
”白焼き” チリ「タマヤ」 シャルドネ種
”肝焼き” スペイン「ドラゴン」 テンプラニーリョ種
”蒲焼”  フランス「ギガル」 シラー種50%グルナッシュ30%他    

「入舟」は繁華街から離れた立地で車がないと行きにくいので、お酒は無理との先入観がありましたが、ミシュランがタイヤを減らすためにワザワザ遠出してまで食べに行く価値のある店を紹介した「ミシュランガイド」がグルメのバイブルになったように「入舟」がタクシー代をプラスしても”ワインでウナギを楽しむお店”になってくれることを祈念しています。

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京都でウナギ?

2012-06-10 16:13:12 | グルメ
先日、「嵐山でお昼なら廣川で・・」と木屋町の老舗割烹の若女将に言われ”京都でウナギ?”と思いつつ行ってみました。

天竜寺の向かいにある「うなぎ廣川
数寄屋造りの落ち着いた佇まいで、一階の大きな窓からは明るい日差しが入りモダンなお庭が楽しめます。
(予約すれば二階席で嵐山を借景にうなぎを味わえるそうです。)
窓際で老夫婦がうなぎ柳川をツツキながら楽しそうにおしゃべりしている姿は絵になりそう。
 
嵯峨野は高校二年まで暮らしたホームグランドなのにこんな素敵な店があるのを知らなかったとは・・とお店の方に聞いてみたら、昭和42年の開店で私とはスレ違いでした。

海外からのお客様も多いようで、行った時には二組がうなぎ丼を楽しんでおり、ウナギも国際化、資源獲得競争が激しくなって我々庶民には高嶺の花になるのかな・・などと考えながら美味しいうな重を頬張っていました。

後から調べてみたら「廣川」は2012年にミシュランの星を獲得していて京都を訪れる海外旅行者のコースに入っているようで、寿司のように世界中でマグロの争奪戦をするような事態にはなっていないようだったので一安心でした。

日本の伝統文化である「うなぎ料理」が何時までも楽しめるように”完全養殖”の鰻が経済的に出まわるようになる日を心待ちにしています。
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にはち蕎麦 日本酒の会2001.09

2011-09-18 21:28:09 | グルメ
今月のにはち蕎麦「日本酒の会」は7周年特別企画で大将も力が入っています。

【お酒と料理】

お酒:来福小鳥のさえずり開運義侠
料理:
 江戸昆布蕎麦     汁そばに昆布にトッピング
        大将ご自慢の出汁と昆布の塩分が絶妙の味わい

 鯛うにたれかけ    鯛だけでも唸るのにウニのタレは至福の時
        ウニを裏ごしして出汁汁と合わせ、生うにで食感を出す大将の拘り   
 蕎麦味噌       醤油大豆と蕎麦味噌でお酒が進み過ぎる

 そばがき山葵あん   こだわりの出汁とそばがきに山葵の薬味が活きています

 巣ごもり蕎麦     中華の「かた焼きそば」は好物ですが、
            日本蕎麦を揚げて銀杏餡かけは、この手もありか・・です

 だし汁巻き      蕎麦屋の定番「だし汁巻」は自信がないと出せません

 花巻そば       海苔の香りを楽しむ汁そば

 天麩羅        そば粉で揚げた天麩羅、
            メタボを気にしなければもっと味わいたい!

 ざる蕎麦       これを食べたくて遠くから来るのに仕上げで食べる幸せ

来月の趣向が楽しみです。



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日本酒を楽しむ会(第43回) 割烹小菊

2011-09-14 22:14:11 | 温泉
今回のテーマは「初秋にふさわしいお酒たち」

【お酒と料理】 於いて:割烹小菊

1)松の司  純米吟醸ひやおろし  滋賀県  山田錦50%精米
2)雑賀   純米吟醸 雄町    和歌山県 雄町55%精米
3)三井の寿 ポルチーニ純米吟醸  福岡県  吟のさと60%精米
4)米鶴   特別純米ひやおろし  山形県  出羽の里60%精米
5)宗玄   純米山田錦ひやおろし 石川県  山田錦55%精米

※純米酒 :米、米麹、水だけで仕込まれたお酒
 純米吟醸:精米60%以下のお米を使用し、低音で熟成させる吟醸仕込をして
      米、米麹、水だけで仕込まれたお酒

 ひやおろし:早春に絞られた新酒も、一夏を越しちょうどよい具合に熟成し、
       味ノリしてまろやかに。その旨みたっぷりの円熟の味を届ける
       のが「ひやおろし」秋の味覚とも相性抜群の秋に旬のお酒。
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