畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

連載103-2「雪道」(その2)

2017-03-19 12:09:55 | 暮らし

 (かんじき。これを履いて道を踏む)

      雪道(その2)

 それまでの間、十二月から二月の日の短い時期の朝は辛かった。

朝の暖かい布団の中で気持ちよく眠っているところを母に起こされる。

父と一緒に玄関を開ける。そこから道までの数メートルの間は雪の階段である。

 

 屋根から下ろした雪が道路も埋め尽くし、道路は地面から随分と上になってしまう。

家の茶の間から通行人の足が見える事も珍しくはなかった。

人家と人家の間は低いため、人々は道路の勾配を登ったり下ったりしながら歩き、

誰も冬は当たり前の事と不平も言わなかった。

 

 カンジキを履き、まずはその高い道までスコップか「コスキ」と呼ぶ木製の道具で、

さながら雨上がりの蟻のように、雪を撥ね上げながら上がる。

そこからは道に積もった雪を踏み固め、ゴム長だけで歩けるようにしなければならない。

                 (続く)

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サンドコンサートで木管楽器を聞く

2017-03-19 05:20:06 | 暮らし

 

 昨日は朝日酒造主催のコンサートに行ってきました。

色々な用件や、今日のスベルべママの姪の結婚式のことなどがありようやく行けることになったのでした。 

 

 翩翻と翻る。でもないけれど、さりげなくつるされている銘酒「久保田」の幟。

広くて、天井が高く寒いエントランスホールも春の気配で少しは暖かい。

 

  昨日は木管楽器の三重奏で奏者は若い女性ばかり。

特に司会も立てず、自分たちで自己紹介から曲目紹介、楽器説明と結構忙しい。

 

  Sando Concertsとありますが第三土曜日の意だとか。

スケジュールの1月2月と行き、今回が木管トリオです。来月は残念ながら予定があって行けません。

 

  ここで、一旦コマーシャルでもありませんが、料金などの情報です。

近くには、美味しい蕎麦の「蛍庵」や直営の売店などもありますよ。

 

  葦(リード)が生み出す魅惑のハーモニー。と、あります。

木管楽器の優しい音色が、エントランスホールに行き渡り何とも言えない雰囲気を醸し出す。

 

 クラリネットはリードが一枚で、オーボエ、ファゴットは二枚。

そんな違いを実物を外して見せて下さり、リードだけを吹いて見せてくださったり。

 ま、小学校で子供たちを相手に演奏会って雰囲気。スベルべのように薄い頭の子供も多かったですけれどもね。

スベルべママは一足早く長岡の娘のところに行き、スベルべは友人夫妻の車に同乗して会場で合流。

 お彼岸、結婚式と気忙しい中でのコンサートではあったけれども楽しかった。

会場の受付の方とも顔なじみになり、7月からは農天市場で行けなくなることまで覚えられてしまいました。

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