ウィトラのつぶやき

コンサルタントのウィトラが日頃感じたことを書いていきます

共謀罪と加計学園問題の扱いで急激に悪化した安倍政権のイメージ

2017-06-15 16:55:14 | 社会

最近の国会の動きを見ていて、私の安倍政権へのイメージは急激に悪化している。最初は加計学園問題に対する対応である。最初の文科省の調査はいかにもおざなりで、「無い」ということを示すために条件を区切って調査した結果を報告した。

更に、文部科学省の前川前次官の発言に対する菅官房長官の個人攻撃である。本題とは関係のない話を持ち出して「前川氏は悪人だ」というイメージ操作をやろうとした。安倍総理は国会で良く野党に対して「イメージ操作だ」という発言をするが、これほどひどいことは野党はやっていないと思う。記者会見と国会という違いはあるにしても、である。文科省内にこれに反発する職員が続出して続々と情報が流出し隠しきれなくなった。安倍総理の周辺から支持があったことは多分間違いないだろうと思う。それで文科省は判断をゆがめた、と私は思っている。

判断のゆがみは京都産業大学と加計学園が争っていたとき「近くに獣医学部がない地域に認める」という判断を最後の段階で強く打ち出した点にある。このような条件は地理的条件なので条件を付けるなら最初から言うべきである。この条件は判断を曲げるために打ち出した方針だと私は考えている。この点を野党があまり言わないのはどうしてだろう、と思っている。

共謀罪の採決もひどいものだと思う。野党の質問にまともに答えないで一定時間審議したからと言って強行採決に持ち込む、という国会軽視の姿勢が明らかに見えている。私は法案自体にはそれほど強い反対ではないのだが、進め方は「有無を言わさず」に数の論理だけで押し切った感じがしている。私個人の感覚で言えば、自民党が言うようにテロを防ぐために「テロ準備罪」を作ること自体はあってよいのだが、政府はテロ『等』準備罪と『等』を入れており、これを決して外そうとしない。これは危険だと言って野党が色々質問をするのに対しては曖昧な答えしかせずに強行採決に踏み切った、という印象を持っている。

要するに今のやり方だと政府がやろうと思えば何でもできてしまうという感じが強い。以前から日本の国会にはこのような傾向があったのだが、今回は特にひどいと感じている。野党側が「聞く耳持たず」という態度なので、与党だけが悪いとは言い切れないが、今回は与党のひどさが目立った感じがしている。

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首相周辺のわきの甘さ (世田谷の一隅)
2017-06-16 13:16:11
最近話題になっている加計学園や共謀罪法案問題の対応を見ていると、少し強引で、首相自身の周辺のわきの甘さが気になります。

それよりも、私がもっと気になるのは、民進党のだらしなさです。党首が、左に寄った講堂や発言で、目先のどちらかというと些末な問題を取り上げて、政権を追求しようとする戦法に陥っている、これを誰もちゃんと修正しようとしない野党第一党の姿勢です。北朝鮮の問題、憲法改正論、経済政策など、本来高いレベルで論議すべき課題がいっぱいあるのに、些末な問題を引っ張り出して、審議拒否、不信任案提出などの愚策に陥っている。

次の国政選挙まではしばらく期間があるので表面化しないかもしれませんが、これでは民進党は票を取れないでしょう。よほどの失政がない限り、次の選挙で自民党+公明党は安泰でしょう。「それを国民が望んでいる」との判断になると思います。

それに異を唱えた長島氏が民進党を見限ったとしても、大きな力を結集できていません。

私自身は、今の安倍政権の施策に、色々と気になる点はあるものの、ひっくり返して、他の「誰々さんならもっとうまくできそうだ」と思うだけの人が見当たりません。従って消極的ですが、今の自民党・安倍政権を支持する立場です。

それにしても、文科省の前川前次官を筆頭とする岩盤規制に固執する官僚のみっともなさは、この際、もっと膿を出した方が良いと思います。

確かに高額退職金を手にした後で、「実はあの決定は...」と発言することの影響が、後輩の官僚、行政にどんな影響を与えるのかですね。

ほとぼりが少し冷めた頃に、どこかの文科省の外郭団体の役員におさまって、又、2000万近い年収の旨味のポジションに就くであろう実態を追及するマスコミはいないのでしょうか?
マスコミのマッチポンプ (UCS-301)
2017-06-19 18:05:19
私も世田谷の一隅様と同意見です。

加計学園にしても森友問題にしても、マスコミの提供する情報をなんの検証もせず鵜呑みにしたため、民進党はブーメランを食らうハメになっています(もはやお馴染みですが…)。

政権の方も隙があるのは事実ですが(完璧な政権が今まであったも思えませんが)、このようなことが国会で議論されているのは無駄と言わざるを得ません。政権側は茶番を茶番で返したに過ぎないと思っています。個人攻撃は確かにいただけませんが、のこのこ出てきた前川氏にも大いに問題があると思います(これもマスコミに乗せられたのでしょうか?)。

「テロ等準備罪」で十分に議論できなかった(と民進党が言う)のは、加計学園や森友問題で長々と茶番劇を演じた民進党の自業自得だと思います。
マスコミの酷さ… (UCS-301)
2017-07-12 22:02:23
加計学園の問題については7/10に参考人招致が行われましたが、大手マスコミでは(予想通り)前川氏のワンマンショーとして報じていた模様です。

私は青山繁晴参議院議員の質問の全やりとりを見ましたが、マスコミの報じる内容とは似ても似つかない内容でした。

前川氏は「行政が歪められた」と発言されていましたが、もう一人の参考人(マスコミがほとんど報じなかった)である加戸前愛媛県知事は「歪められていた行政が正された」と発言されていました。これを水掛け論と言うならば、暴力団の関係する売春斡旋店に通い詰め、それを”貧困調査”だという人物の発言に社会的信用が果たしてあるのか?と言うことになります。

メディアは「加計ありき」と報じていましたが私にはメディアが「”加計ありき”ありき」で番組を「制作」しているようにしか見えませんでした。また、この青山氏の質問自体を全く報じていないメディアも多かったのではないでしょうか(全部のメディアは見きれていませんので…)。

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