ユキだるまのつぶやき

歌う仕事の日常とインディーズならではの話あれこれ

ローマ法王になる日まで

2017-06-17 00:05:10 | 音楽

今日は現ローマ法王「パパ・フランチェスコ」の半生を描いた「ローマ法王になる日まで」を見に行った@新宿シネマカリテ。


IMG_0271

何だか、つい先だって見た「ローマ法王の休日」という映画が、本当にアホみたいに思えてくる。

多分あれは本格的にアホな映画だったんだと思う。


「ローマ法王になる日まで」

これは聖人劇ではない。宗教映画ですらないかもしれない。

だからキリスト像が話し掛けて来ることもなければ、急に後光が差したりすることもない。

パパ・フランチェスコ(本名:ホルヘ・ベルゴリオ)は、アルゼンチン生まれのイタリア系移民の子で、親は教会嫌いであり、恋人も居る・・・という若者だったにも関わらず、イエズス会に入会。

その20歳過ぎから現在まで。

なにしろアルゼンチンの政情は安定することが無く、ペロンが失脚してビデラが大統領になって軍事独裁政権。

恐怖政治である。

危険思想と決めつけられた民衆3万人が死亡、または行方不明。当局による拷問による。

神父たちも例外でなく、殺害されたり、逆に政府に尻尾を振ったり、不幸な時代の犠牲となった。

そんな中でホルヘ神父は常に、貧しく弱い者のために立ち向かっていくのだ。

理不尽で壮絶な状況の中で、神父としての信念を貫くということは、いつ殺されてもおかしくないはずなのに、その中で生かされてきたこと自体が奇跡かもしれない。

任務を背負って生れて来た聖人であることに間違いはないだろう。

優秀な頭脳で、勇気ある決断・行動、を繰り返すかと思えば、貧しい信徒と共に豚小屋でも働く。

恐らくそれだけで一生を終えてしまう可能性だってあったはずだが、天は彼を探し出し、バチカンへ。

法王に選ばれてからも、彼の毅然とした活動は続く。


わたくしが日本でのほほほんと学生時代を過ごしていた、まさにその頃、地球の反対側でこんな残虐なことが日々行われていたことも知らなかったし、まったく己の無知には恐れ入る。

この映画はどなたにもお勧めできます。本当に素晴らしい。

限りなく事実に基づいて作っている・・というプロデューサー、監督の言葉も頼もしいです。




ジャンル:
ウェブログ
コメント   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« 今月の自由が丘報告 | トップ | 週明け »
最近の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。

あわせて読む