周縁 小論

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有沿道路の大牟田市-大川市が9月16日開通  佐賀空港から大牟田まで車で45分に

2017年07月12日 14時40分52秒 | 行政/政治

                

▽有明海沿岸の大川、柳川、みやま、大牟田4市が9月16日、高速道で直結する。この結果、防衛省が陸上自衛隊の輸送機「オスプレイ」を配備する佐賀空港と大牟田市の三池港間は、車を使うと約45分で往来が可能になるという。

▽この高速道(厳密には自動車専用道路)は、大牟田市と鹿島市を結ぶ「有明海沿岸道路」の1期工事分。通称「有沿(ありえん)道路」と呼ばれている。道路が通る地域の人口が少ない半面、都市高速道並の豪華な整備を進めていることから、有沿を“アリエン(ありえない)”とかけて『ありえん道路』と皮肉る人も少なくない。瀬高町(現みやま市)生まれで自民党道路族のドンだった古賀誠・元衆院議員(福岡7区)の『実力』が分かる道路でもある。

▽道路は、国道208号(佐賀市ー熊本市間)と国道444号(大村市-佐賀市間)のバイパス整備との位置付け。古賀誠事務所が置かれていた大牟田市側から着工し、現在は大牟田市・三池港IC-大川市・大川中央IC間のうち柳川市の徳益ICー柳川西IC間の4.5㎞が未開通。この区間が9月16日に開通し、三池港から筑後川近くの大川中央ICまで一気につながる。

▽現在、佐賀空港から大牟田方面に車で行くには、佐賀県道49号、国道444号、国道208号などを経由して有沿道路を使って約50分。徳益ICー柳川西IC間の開通後は約45分になるという。ただ国交省福岡国道事務所によると、有沿道路が整備されていなかったら約90分かかるため、整備によって約半分に時間短縮されるとしている。

▽さて今後の有沿道路だが、大川市内の大川中央IC-大野島IC間が筑後川に架ける橋の着工メドが立たず、佐賀県側と結ぶ時期は不透明。佐賀県側では嘉瀬南IC(佐賀市嘉瀬町)-芦刈南IC(芦刈町)間が開通していたものの、昨年6月に芦刈南IC付近の盛土が崩落して芦刈ICー芦刈南IC間は通行止め状態になっている。

▽有沿道路の立役者、古賀誠氏は自民党宏池会の会長経験者で自民党経世会(竹下派)の実力者だった野中広務氏と親しく、今も自民党の野田聖子衆院議員(岐阜1区)の後ろ盾。同じ宏池会だった麻生太郎副総理兼財務相とは故加藤紘一氏支持か、河野洋平氏支持かで対立。麻生氏は、多数派工作で古賀氏に敗れて16人の小派閥「大勇会」でくすぶっていた時期もあった。

▽しかし2人は、鳩山邦夫氏の死去に伴う昨年6月の衆院福岡6区補選で落選した蔵内謙氏の支援で共闘、急接近した。謙氏の父が自民党福岡県連会長、福岡県獣医師会長、そして日本獣医師会長でもある蔵内勇夫氏。補選には既に東京都知事に当選していた小池百合子氏が、鳩山二郎氏の応援演説に駆け付けた。さらに安倍晋三首相を麻生副総理とともに支える“骨格”の菅義偉官房長官も二郎氏応援団の1人だった。

▽東京・永田町の「もり・かけ騒ぎ」の真っ只中に、国交省が2カ月も後の有沿道路開通のニュースリリースを発表した。来年度予算の概算要求に向けてのアピールだろうか、それとも深い何かがあるのか…。

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