数年ぶりの

春に仕事が始まるまで、数年ぶりにはじめてしまいました。

短編

2016-01-20 10:15:16 | 小説
今日も朝から雪が降っていて、気温も低い。
朝起きて、何かをおなかに入れようと思い、台所に向かい、冷蔵庫の扉を開けて、ガッカリ。
「お母さん、何か食べるもの無い。」
「昨日時間が無くて。買い物を今日してくるから、何かコンビニにでも行って好きなものを買ってきて、序でに、お母さんのもね。」
幸いな事に、自宅から歩いて行けるところにコンビニが有るので寒いけど行くことにした。
「寒い、なんでこんなに寒いの」
そんな独り言を言いながら雪道を歩いて行くと、なにか、音が何処からか聞こえてくる。
周りを見ても、誰も居ないし、音の出るものも無いし、何処から聞こえてくるんだろうと、耳を澄ますと。
「あれ、この音は携帯の音。」
音がする所に行くと、なんと、雪中から聞こえてくる。
どうしたらいいものかと、思いながらその携帯を拾い上げ、画面を見ると、自宅から電話と出ていた。
「もしもし」
「よかった、もしもし」
「はい」
「この携帯、僕のです。」
「はい」
「何処に有りました、取りに行きたいけど」
「はい」
「聞いていますか、どこに取りに行けばいいですか」
「はい、それでは、△△のコンビニに預けておきますから、名前を教えてもらえますか。」
「○○です、今から行きますので、宜しくお願いします。」
○○、どこかで聞いた名前だった、同じ名字だからと言って、私が知っている○○とは違うかもしれない、そう思いながら携帯を預け、目的の物を買って来た。
それから、何日が過ぎたろう、何時も行くコンビニから私に電話が掛かってきた。
このコンビニは友人のお父さんが経営しているので、電話が掛かってきても不思議ではない。
「△△です、数日前に携帯電話を預かったんですが、未だに取りに来ていないんです、携帯の持ち主の自宅に電話をすると使われて居ないと言うので、この携帯から電話をしょうと思うんですが、パスワードが掛かっているのでかけれない、それで○○さんに。」
「私に言われても」
「そうなんだけど、一応、預けた人なので」
「そうですね、それでは私の方で何とか連絡取ってみます、後で携帯を取りに行きます。」
確かに、後で取りに行くと言っていたのに、どうしたのだろう。
私の友達の彼が確か、同じ名前の人と友達だったのを思い出し、違うかも知れないけど、一応連絡をすることにした。
それから数日してから、友人と一緒に来たのはその彼だった。
「こんにちは、久しぶり。」
「ほんとう、久しぶりね、」
「彼が●●が探している人を知っていると言うので連れてきました。」
「とにかく中で話しましょう、何か飲む。」
「やっぱり、●●が知っている人の実家の電話番号だったけど、今はそこには誰も住んでいないんだって。」
「彼からその後を聞いて。」
その後に、友人の彼が話しだした。
「○○の携帯電話を拾って、取りに行くから預けておいてと言う話を聞いて、最初は冗談だろうと行ったんです、だってあり得ない事なんだから。」
「あり得ないこと」
「そう、○○は昨年、事故で亡くなっているんだ、それも、家族4人の内、仕事に行っていた姉だけが事故に合わなかった。」
「それは何時頃。」
「雪が降っていた時だから、12月の初めごろかな。」
12月上旬だと、私の母親の父親、私からだとおじいさん。
けがをして、入院したと言うので、私も一緒に九州まで何日か行っていた時期だった。
だぶん、ニュースが地元で無いので知らなかったと思う。
「それで、○○の携帯だけど、事故の後、探しても何処に有るのか分からなかったと親戚の人が言っていた。」
「でも、確かに私は電話に出て、自宅のでんわ番号を聞いたし、名前も聞いた、」
信じてもらえないまま、○○の姉が住んでいるマンションに携帯電話を持って行ったのは、翌日だった。
その時に分かった事だけど、携帯の中には○○の子どもの頃から現在までの写真が保存されてした、その中に○○と●●が並んでいる写真が数枚有ったと言う。
                           完

短編

2016-01-18 08:58:21 | 小説
仕事が終わったのは夜中の1時、私はこのまま神社に初詣に行く。
一人の生活を始めてから初めてのお正月を一人で迎え、仕事帰りに神社に行く事を想像していなかった。
予定では大みそかに実家に帰る予定が、人が足りないという事で急きょ、駆り出されてしまい、仕事が終わった後、みんなで飲みの行かないかと誘われたけど断って、今は電車の中。
ところで、何処の神社に行こうか、実は、初めて神社に行くので、何処に行くか決めていなかった。
○○さん。
私を呼んでいる人が居る、ふと声の方向を見ると。
明けましておめでとう。
あ、あけましておめでとうございます。
みんなと、飲みの行かなかったんだ、僕も、行かなかったんだ。
○○さんは、この電車で通勤しているの。
いいえ、今日はこれから神社に行こうかと思って。
そうなんだ、僕も行こうかな、ここ何年も初詣に行っていないし、一緒に行って良い。
え、一緒にですか、誰かと行く人が居ないんですか。
そうなんだ、行く人が居れば、今頃こんな所に居ないでしょう、迷惑。
別に、良いですけど。
●●さんとは仕事上では一緒になったことが無いので、名前と顔しか知らない。
ね、初詣に行く前に軽く、何か食べない、実は、おなかが空いていて、もう、何度かおなかが鳴っているんだ。
次の駅だと明治神宮だからそこで降りて、お参りに行く前に、どう、出店も出ているようだし。
私は、●●さんの言うとおり、電車を降り、出店で買った物を頬張り、神社へと向かった。
ここからだと、相当時間がかかるけど、待ちます。
せっかくなのでこのまま、並んで行きましょう。
二人は人ごみの中、順番に前に進むのをひたすら待って、ようやく初詣でをすませ、一緒におみくじを引き、お互いのを見せ合っていた。
つい、数時間前まで、話すこともなかったのに、この時間はまるで、いままで付き合っていたカップルのように見える。
○○さん、この後はどうします。
目的も終わったので、帰ります。
その言葉を聞いた●●は、手持ちのバックから、何かを取りだしていた。
もし、良かったら、これに行きませんか。
そう言って、取りだしたのは、スカイツリーの展望台のチケットだった。
実は、正直に言います。
去年のクリスマスに、彼女と別れました、クリスマスの時に、このチケットを見せて、一緒に行こうと言うはずでしたが、先に、彼女から別れてほしいと言われたんです、なんでも、結婚するからと言うんです、結婚すると言われたら、別れるしかないでしょう。
で、別れたんだ。
もし、良かったら、初日の出を見に行きません。
え、その女性の代わりなんでしょう。
違いますよ、本当は行かないつもりだったけど、急に、○○さんと行きたくなったんです。
しばらく考えて、考えたら、一度もスカイツリーの展望台に上がったことがないので、この際だから行くことに決めた。
初日の出の時間には早いけど、その前に上がれるので、二人揃ってその時間が来るのを並んでまっていた。
ようやく、その時間が来て、まぶしい日差しをあびながら、●●と○○から出た言葉は。
来年も、一緒にこの朝日を見れると良いな・・・。 完

年が明けてから

2016-01-17 22:00:06 | 日記
2016年になって、半月が過ぎました。
この間、何をしてきたんでしょう。
大みそかに東京に行き、元旦には帰って来たんですが、それから今日まで行ってきたのは。
会社を定年してから、3年間、健康診断をしていなかったので、自費で検診にいきました。
現役時代は会社で行っていたので、さすがに3年もしていないとこの間、何回か病院に行くことが有ったので、思い切って行きました、結果はまだ分からないけど。
新年会(親戚の)が有ったり。
葬式が有ったり。
夢もみましたよ、この半月の間に、3回ほど、内容は怖いものからおかしいものまで、初夢(10日過ぎなので)ではないです。