五行詩（５）五行だけが条件の自由詩、今回は「大地にたってごらん」

 

五行詩(56)五行だけが条件の自由詩

今回は「大地に立ってごらん」

大地に立ってごらん

 

洋子ちゃん

 

靴下脱いで

 

大地に

 

立って

 

ごらん

 

 

 

わーい

 

つめたくて

 

きもちがいい

 

目を閉じて

 

静かに周りを感じてごらん

 

 

 

さわさわと

 

かぜのおと

 

きのすれあうおと

 

おはなしている

 

たくさんのき

 

 

 

ことりのこえ

 

うたっている

 

たのしそう

 

ようこも

 

いっしょにうたいたい

 

 

 

あたたかい

 

おひさまの

 

あたたかさ

 

おかあさんの

 

おふとんのなか

 

 

 

いいにおい

 

はなの

 

におい

 

たくさんの

 

うれしいにおい

 

 

 

つめたい

 

あしのしたで

 

なにかかんじる

 

みんなは

 

いっしょたのしいね

 

――――――――――――――――――　コメント　―――――――――――――――

 

コンクリートジャングルでお住まいの皆さん、たまには靴下脱いで大地に立ってみてください。

 

忘れていた自然の躍動、音、匂い、楽しいざわめき、太陽の暖かさ、大地のおおらかな存在。

 

恥ずかしがらずに、人目を気にせずに、大地に立ってみてください。忘れていた自然を肌で感じてほしい。

 

あなたの溜まっている、どよんでいる、エネルギーが冷たい足を通して大地にアースされ、新たにまわりから素晴らしい歌と匂いと暖かさを伴い、エネルギーが注ぎ込まれるのを感じるでしょう。

 

今度公園に行って、ご家族で子供さんといっしょに、まだ、さみしい独り者の人も、大地に立ってみてください。あなたのエネルギーに変化が起きるでしょう。