荒れる議場石原知事
「市民運動はハンドリングが難しい」
2012.6.20 20:47
荒れる議場石原知事
「市民運動はハンドリングが難しい」
原発稼働の是非を問う都民投票条例制定を目指す団体からの直接請求を受けた条例案を反対多数で否決した20日の東京都議会本会議。条例制定を求めるグループらが埋めた傍聴席からは、討論や採決で怒号が飛び、議場は騒然となった。
条例案に対する討論では、知事与党の自民、公明が反対の立場。民主は提案した修正案が18日の総務委員会で否決されたことを「残念」としたが、原案への賛否は示さなかった。
討論の中で、生活者ネットワーク・みらいが賛成の立場で、「市民を信じて民主主義を成熟させるためにも都民投票条例を強く求める」と発言すると、傍聴席から拍手が起きた。中村明彦議長は「次に拍手をしたり発声をした場合は退場させます」と警告した。
採決で条例案が否決されると、傍聴席からは条例案に反対の議員らに「落ちろ」などと怒号が飛んだ。収拾がつかないなか、中村議長が「退場退場。騒いでる人間は退場」と声を荒らげる一幕もあった。
条例案原案の採決に自主投票で臨んだ民主は30人が賛成、19人が反対した。
本会議終了後、取材に応じた石原慎太郎都知事は議場が荒れたことに、「人間のセンチメントは理屈では左右できず、市民運動はハンドリングが難しい」と指摘。その上で、「原発の是非はいずれを選択しても人間の生命に関わるので、複合的に考えるべきだ。国の責任で重層的なシミュレーションをして結論を出さないといけない」と語った。
石原知事:長々した前節を構えて私がいいたいことは、福島の原発事故以来かまびすしい原発廃止論の論拠なるものの多くの部分が放射線への恐怖というセンチメントに発していることの危うさだ。
恐怖は何よりも強いセンチメントだろうが、しかしそれに駆られて文明を支える要因の原発を否定してしまうのは軽率を超えて危険な話だ。
軽量の放射能に長期に晒(さら)される経験は人類にとって未曽有のものだけに、かつての原爆被爆のトラウマを背負って倍加される恐怖は頷けるが、しかしこうした際にこそ人間として備えた理性でものごとを判断する必要があろうに。理性的判断とはものごとを複合的に捉えてということだ。
ある期間を想定しその間我々がいかなる生活水準を求めるのか、
それを保証するエネルギーを複合的にいかに担保するのかを斟酌計量もせずに、平和の内での豊穣な生活を求めながら、かつての原爆体験を背に原子力そのものを否定することがさながらある種の理念を実現するようなセンチメンタルな錯覚は結果として己の首を絞める」
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石原都知事の発言はとても残念です。しかし、私たちも考えなければならいないことがあります。
彼の言う「いかなる生活水準を求めるのか」これは 私たちが覚悟しなければいけないことです
そこで素晴らしい本をお勧めします。「テクテクノロジー革命」非電化とスロービジネスが未来をひらく 藤村靖之・辻信一 大月書店 という本があります。
今、目からウロコの内容にワクワクしながら読み進んでいます。
私たちは、もっと広く深く自然の立場から私たち人間の生活を見直す時期にきています。
毎日ニュースでは、経済が世界的不景気で・・・・・・。といつもの調子で不安にさせられます。
でも高度成長は、環境と子供を犠牲にしてなしとげられたと(食品添加物など)、大企業の商品を生み出してきた科学者である著者は反省して、新しい方向を示し活動してその体験を述べています。
経済成長というマジックに惑わされない、自然の中での有限の浄化能力しか無い
地球に住む、私たちの歩むべき一つの方向をこの本は示しています。人間の体にも自然治癒力の能力には限界があります、だから余りに多くの子供たちがアレルギーを持ち犠牲になっているのです。
私もお勧めします。ワクワクして楽しく読ませてもらっています。そうだ!そうだ!と相槌を打ちながら、私の考えがはっきりしつつある今日このごろです。ありがとうございます。感謝です。
それでは良い一日をお過ごしください。 Have a good day。
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