☆yukarinの映画鑑賞日記α☆

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犬神家の一族(2006)

2006年12月16日 | ★★★★

犬神家の一族(2006年版)
公開:2006/12/16(12/16鑑賞)
製作国:日本
監督:市川崑
原作:横溝正史
    『犬神家の一族』(角川文庫刊)
出演:石坂浩二、松嶋菜々子、尾上菊之助、富司純子、松坂慶子、萬田久子、葛山信吾、池内万作、加藤武

今年はイーサン・ハントも走った、ジェームズ・ボンドも走った・・・
そして金田一耕助も走った!!
しかし・・・金田一さんだけはしんどそうだった。

 

信州の犬神財閥の創始者・犬神佐兵衛が永眠した。佐兵衛には腹違いの3人の娘、松子、竹子、梅子がおり、それぞれに佐清、佐武、佐智という息子がいた。さらに、犬神家の屋敷には佐兵衛の恩人の孫娘である野々宮珠世も住んでいた。しかし、全員が固唾をのんで見守るなか公開された遺言状には、「佐清、佐武、佐智のいずれかとの結婚を条件に、犬神家の全財産を珠世に譲渡する」と記されていた。この予想だにしない事態に、一族の間で血で血を洗う惨劇が繰り広げられていく。事件の調査を開始した名探偵・金田一耕助は、次第に犬神家の血の系譜の裏にある大きな謎を解き明かしていくのだが…。(allcinema ONLINE)

リメイク話が発表されてから待ちに待った作品です。
金田一シリーズでも一番好きなのが「犬神家の一族」。

そりゃぁ、オリジナルが最高ですよ!!

あれは完璧だった!

でも監督がやりたいって言うんだもん観てあげなきゃいけないでしょう。

普通に暮らしてりゃ遺産が入ってたのに、
あの人が早く帰ってきてれば悲劇が起こらなかったのに、
今の鑑定方法があれば一発で本人確認できたのに・・・これは違うか。
なんとも言えないドロドロした人間関係や、純愛や親子愛が入り交じったところが好きです。
偶然が重なったせいで歯車がどんどん狂っていく・・・そんな所が面白いのです。

オリジナルはミステリーさが強調されてましたが、
今回は純愛や親子愛が強調されてたような気がします。
主要キャストもまあ良い方だと思います。
メインテーマも同じでうれしい。
あの曲を聴くと始まるぞ~という気がします。
金田一のトランクも昔のものが保管されてたというし、これはうれしいね。
映像も建物などの雰囲気もかなりこだわってるのがわかります。
私は・・・まぁとりあえず全体的には文句なしとしましょう。あるけど(笑)

よくここまで再現してくれたリメイク作品だ!!

そりゃ同じ監督さんだもの当たり前!

予告で見たときの“金田一さん”のセリフの深キョンにはおいおいっと思ったけれど、
オリジナルの坂口良子さんもキーが高かったし、そんなもんか。

やはり、高峰三枝子さんの犬神松子の存在は大きかったです。
富司純子さんも熱演でしたが、
あの高峰さんの存在感や威圧感というかあの怖さにはかないませんね(笑)
初めて見たときは本当に怖かったですもん。

松坂慶子さん、萬田久子さんを竹子と梅子にもってきたのも良かったです。
松坂さんの狂い方もすてき♪
松嶋菜々子さんの珠世もいいんですが、

松嶋さん、でかっ!!!

奥菜恵ちゃんとのシーンはすごく大きく見えてしまいました。
 ↑この人がちっさすぎ^^;

さらに文句を言うとすれば、佐清と珠世の身長が気になるところですが、
年齢的にもどんなもんでしょう、、、
戦争からかえってきた人間として、佐清は細すぎ~やわすぎ~っ
やっぱりあおい輝彦さんだよな~

今回は推理、探偵映画というよりも、ホラー映画みたい(笑)

松子の後ろに佐兵衛の亡霊が!!

こえぇーーーよ、仲代さん!
佐兵衛はオリジナルの三国連太郎さんにも負けず怖い顔でしたな。
でも、佐兵衛の経歴や過去があっさりしてたかな。

ホラーといえば、殺人が起きるたびに笑ってしまいました私。
奥菜恵ちゃんの失神にも笑った。
倒れ方は爆笑もんです。
そうそう、母親からの突き飛ばされ方も笑えました。
それぞれの死体も上に同じ。
湖に突き刺さった死体は今回はちょっと足が曲がってましたね。
やはり真っ直ぐでないと・・・
これは名シーンのひとつ。「犬神家~」といやコレだ(笑)
ジャボジャボされててかわいそう、、、でも笑える~

前回出演されてた方が、今回は違う役で出演されてたのはうれしいですね。
一番嬉しいのは石坂さんの金田一ですが、
やっぱり無くてはならない警察署の署長さん!
同じ方だし、“よーし、わかった!”の名セリフはうれしい。
ちょっと感じが丸くなった署長さんでしたが。
那須神社の神官さんも同じ。
お元気でなによりです~っ

熱心なファンの方はいかがでしたでしょうか。
私はストーリーが好きなので、ほぼ忠実に再現されてたのがうれしいです。
最初から最後までストーリーを知ってるのに、
わくわくしてました。
水戸黄門の印籠のように、くるぞくるぞ~きた!という感じで鑑賞しとりました。

ラストの金田一が去るシーンはカットしたな~っ
ここは残念^^;

・・・やっぱりオリジナルが好き☆

*映画鑑賞★日記・・・より転載


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