発表会に思う

色とりどりのレオタードを身に着けて、子供たちが体育館のマットの上を、跳ねる。
孫の「ま」ちゃんの通っている、新体操の教室の、発表会である。

まだ、体の出来上がってなさそうな、小さな子供から、すらりと足の伸びた、高学年の子供まで、一堂に集まって日頃の練習の成果を披露する。

「ま」ちゃんも、団体と個人の演技を披露し、最後、結果発表では、惜しくも入賞出来なかったが････、私達の目を楽しませてくれて････、それでいい、と私は思う。



夕方、「ま」ちゃんから電話が入る。
「来てくれてありがとう」と、言われる。
入賞しなかったが、参加賞をもらったことを、とても喜んでいる。
しばらく、あれこれ、「ま」ちゃんとおしゃべりする。
私も「今日はありがとう、とても楽しかった」と、伝える。

こうした、ひとつひとつの出来事が、私達の日頃の生活に、はりを持たせてくれる。生きていく、励みになる。
ありがとう、と、感謝するのは、私の方である。