アトムの子のスピリチュアリズム日記/東京スピリチュアリズムサークル(旧 埼玉シルバーバーチ読書会)感想

     
      この地上人生を生きる目的は、『霊界』という本来の世界へ帰るための準備期間です。

3月の読書会に参加して…Vol.2

2017年03月30日 06時17分43秒 | 日記

続き…

        「シルバーバーチの人生観」の抜粋

※2月の読書会で学んだ「シルバーバーチの人生観のポイント」①~⑨のそれぞれの抜粋

①地上人生の正しい位置づけ

「忘れないでいただきたいのは、地上生活は永遠の生命活動の中のホンの一かけらにすぎないということです。ただの影を実在と思い違いをなさらないようにしてください」(道しるべ P99 後3行目~後2行目)

※いつでも、こういう視点(霊的視点)で見ることが大切なのです。

・「物的身体に宿っている皆さんはどうしても地上生活のことだけを念頭におかれます。わたしたち地上を去った者は皆さんの永遠の生命を念頭に置いて、それをホンの一時期のものとして位置づけます」(道しるべ P138 後3行目~後1行目)

②地上人生の目的

・「人生の目的はいたって単純です。霊の世界から物質の世界へ来て、再び霊の世界へ戻った時にあなたを待ち受けている仕事と楽しみを享受(きょうじゅ)する資格を身につけるために、さまざまな体験を積むということです」(潮文社(1)P45 3~5行目)

・「地上という物質の世界での生活を通じて魂を成長させ発達させて、死後に始まる本来の霊の世界における生活に備えているのです」(スピリチュアルメッセージ P172 後3行目~後1行目)

③霊界に持っていけるのは霊的・精神的なものだけ

私たちの世界では名前は何の意味もありません。地上時代の名声は何の価値もありません。魂の価値は地上時代の肩書ではなく、何を為したかによって自らを裁き、それが現在の個性を形成しているのです。霊界の唯一のパスポートは魂の発達程度です」(潮文社(10)P94 後5~後3行目)

・「階級・肩書・職業・肌の色ーーこんなものが大霊を前にして何の意味がありましょう。真に誇れるもの、真の気高さは魂にかかわるもの、霊にかかわるもの、精神にかかわるものです。それこそが永遠の実在なのです」(道しるべ P99 1行目~3行目)

④地上人生における最重要事項は「霊的成長」

・「賢明な人とは、すべての体験を魂の成長にとって有益となるように受け止める人、試練にしりごみせず、誘惑に負けることなく、困難に正面から立ち向かう人です」(道しるべ P93 10行目~12行目)

※賢明なひと = 真理を知って、実践する人のこと。

・「霊の優位性の自覚にもとづく修養的(霊主肉従)生活ーーこれが最高の生き方です。既成のテキストはいりません。魂の成長ということだけを心がければいいのです」(最高の福音 P243 後4行目~後3行目)

※霊的真理普及は最高の利他愛の実践

・「知識というのは自分のものとして取っておくためではなく、他人に分けてあげるために与えられるのです。他人に分けてあげることによって、さらに知識の泉に近づくのです。知識は他人にあげることによって減るものではありません。反対に増えるのです。霊的知識を分け与えれば、それだけ霊性が豊かになるのです」(道しるべ P134 後1行目~P135 3行目)

・「どうかあなたも、地上世界を毒している諸悪の駆逐(くちく)のために、わたしたちの味方になってください。わたしたちの新たな道具として、一命を捧げていただけませんか。あなたの行為によってたった一つの魂でも救うことができれば、それだけであなたの人生は無駄でなかったことになります」(最高の福音 P55 後3行目~P56 1行目)

⑤霊的成長は、「霊主肉従」「利他愛の実践」「さまざまな苦しみの体験」を通してなされる

◆霊主肉従

・「精神的にも霊的にも自己を厳しく修養し、生活のすべての側面を折り目正しく規制し、自分は本来は霊であるという意識をもって、行動のすべてに霊の優位性を反映させなさい、と。霊の優位性の自覚にもとづく修養的生活ーーーこれが最高の生き方です」(最高の福音 P243 7行目~10行目)

※肉を食べなければ、それで良いということではありません。食欲・考え・言動を(霊的に)優位に持っていく、考えるということが大事なのです。

◆利他愛の実践

・「自分を忘れ、人を思いやる生活を送れば、霊性が発達します。そういうように摂理ができ上がっているのであり、そこに例外はありません」(最高の福音 P29 4行目~6行目)

◆さまざまな苦しみの体験

・「人間の生活に過ちはつきものです。その過ちを改めることによって魂が成長するのです。苦難や障害に立ち向かった者が、気楽な人生を送っている者よりも大きく力強く成長していくということは、それこそ真の意味でのご利益(ごりやく)と言わねばなりません」(潮文社(1)P56 後1行目~P57 2行目)

・「私は地上の同志の方に気楽な人生、何の障害もない人生をお約束することは絶対にできません。私から言えることは、障害も困難もその一つ一つが挑戦すべき目標だということです。一つ克服するごとに、あなたは霊的に成長するのです」(潮文社(10)P118 後5行目~後3行目)

・「問題は、人間の多くが、自分が今置かれている境遇に不満をかこつばかりで、過去の生活を冷静に振り返り、不満に思える現在の境遇から一歩離れて冷静に反省すれば、この世はすべて闇だ、イヤなことばかりだと思えたその時期こそ、霊的に最も大きく成長していたことが分かるということを、なかなか悟ってくれないことです」(最高の福音 P51 5行目~8行目)

⑥地上世界は、苦しみや困難の体験を通して霊的成長が促される世界

・「魂は辛い体験、試練、苦難のるつぼの中で真の自我に目覚め、純化(じゅんか)され、強化されて、より大きな人生の目的と意義を理解する素地(そじ)が培(つちか)われるのです」(道しるべ P50 後3行目~後2行目)

・「価値あるものは苦難と悲哀なくしては成就(じょうじゅ)しません。その教訓を地上人は体験という唯一の方法によって学ばなければなりません」(シルバーバーチの教え(上)P44 後6行目~後5行目)

・「痛みも苦しみもない人生、辛苦(しんく)も悲哀もない人生、常に日向(ひなた)を歩き、日陰というものが人生を送る人は、地上には一人もいません。少なくともわたしは、そういう人を知りません」(最高の福音 P49 4行目~6行目)

※苦しいときは、(どうしても)自分だけが苦しいと思ってしまいがちですが、決してそのようなことはありません。

・「苦しむことを知らない人がいるーーーそれはどなたがおっしゃったのでしょうか。苦しみというものは必ずしも第三者の目に見える外面的なものばかりとはかぎりません。心が、精神が、魂が、その内奥(ないおう)で感じるのが本当の苦しみです。人間生活を日常のうわべの現象だけで判断してはなりません。それをどう受け止めていくかは、魂の問題です」(最高の福音 P49 後3行目~P50 2行目)

⑦地上に誕生する前から、自分で自分の人生を選んでいる

・「地上に生を享(う)ける時、地上で何を為すべきかは魂自身はちゃんと自覚しております。何も知らずに誕生してくるのではありません。自分にとって必要な向上進化を促進するにはこういう環境でこういう身体に宿るのが最も効果的であると判断して、魂自らが選ぶのです。ただ、実際に肉体に宿ってしまうと、その肉体の鈍重さのために誕生前の自覚が魂の奥に潜んだまま、通常意識に上がって来ないだけの話です」(潮文社(1)P38 1行目~5行目)

⑧すべての人間に一人の守護霊がついている

・「母体内での受胎の瞬間から、あるいはそれ以前から、その人間の守護の任に当る霊が付きます。そして、その人間の死の瞬間まで、与えられた責任と義務の遂行に最善を尽くします」(潮文社(1)P179 2行目~4行目)

・「いついかなる時も、あなたの身のまわりには見えざる存在がいてあなたを導き、守護し、あなたの存在価値を最大限に発揮させるべく働きかけているということです。一人ぽっちでいることは決してありません。見捨てられることは絶対にありません。いついかなる時も愛のマントに包まれております」(最高の福音 P40 5行目~8行目)

⑨死後、自分の人生を振り返り、自分で地上人生の評価をする

・「自分が犯した過ちは自分で改めないといけません。自分が送った間違った人生の代償を払わないといけないのです。永遠なる公正のもとにおいて、ありとあらゆる勘定が清算させられます。この摂理から逃れられる人は一人もいません」(スピリチュアルメッセージ P65 後4行目~後2行目)

・「そのうちあなたにも、肉体の束縛から解放されて物的な曇りのない目で地上生活を振り返る時がまいります。そうすれば、紆余曲折(うよきょくせつ)した一見とりとめもない出来事の絡み合いの中で、一つ一つがちゃんとした意味をもち、あなたの魂を目覚めさせ、その可能性を引き出させる上で意義があったことを、つぶさに理解なさるはずです」(道しるべ P137 5行目~9行目)

※後悔のない人生を送らないといけません。



※参考資料;スピリチュアリズム普及会発行「スピリチュアリズムによる霊性進化の道しるべ」「地上人類への最高の福音」・他

※なお、これらの引用にあたっては『スピリチュアリズム普及会』の許可を得ています。