透明な歳月の光 曽野綾子さんより

彼女の文章はいつも味わい深い。
どこか皮肉屋でしかし的を得てる。
冷たそうでいてしかし人間としての深い洞察と愛情がある。
おそらく彼女を好きな人と嫌いな人が世間では半々ぐらいかと思う。
私はある意味、彼女の文章を読むことで救われている人間だ。
彼女のものの考え方はクリスチャン故なのかもしれない。
人間を平面的に見てはいけない。人間は色々な顔を持っている。
悪人でもあり善人にもなりうる。これはいつも私の心に叩きつけられている。

今日の産経新聞に掲載されていた内容は「手抜き癖」にも効用ありだ。
手抜きだから続くこともあり、ずるいから追い詰められもせず
怠けの精神が強いからこそ、新しい機械やシステムの開発につながる。

介護中の私にとって、ほっとする一文だったので掲載しておく。