como siempre 遊人庵的日常

見たもの聞いたもの、日常の道楽などなどについて、思いつくままつらつら書いていくblogです。

龍馬伝 第5話「黒船と剣」

2010-01-31 23:07:49 | 過去作倉庫07~10
 前々回の「KY龍馬の居眠り剣法」、そして前回の「佐那ちゃんの30分フォーリンラヴ」と、ガッカリするようなことが続いたので、正直、視聴テンションが緩やかに下降線をたどりつつあったのですが、今週は…うん、今週は良かったです! 
第1話以来の出来で、息を吹き返したのではないでしょうか。やっぱり幕末ものってのは、黒船が来ないことには始まらないやね。先週から楽しみにしていた、龍馬とコゴローちゃん一緒に黒船を見に行く、の話なんですが、志士予備軍の青年たちにとっての黒船ショックっていうものが、実にリアルに切々と出てました。
 まあ、若干「え…?」と首をかしげるようなところはあったのですが(後述します)、今回は、幕末ものには絶対欠かせぬエピソードである「黒船in浦賀」に特化して言えば、出色の出来ではないでしょうか。
 このへんで、福山龍馬をあらためて見直したんですけど、やっぱり一番いいのは「純情さ」や「一途さ」っていうものが、作ったふうじゃなくナチュラルに出てることじゃないでしょうか。いや、福山雅治本人がどうかは知らないけど。この種の一途さって言うのは、本業役者じゃない人が、どうしたって少ない演技の引き出しを総動員してマジメに演じるところから、おのずとにじみ出る味なんですね。バクチみたいなキャスティングでも、こういうのが引き出せてきたら、うん、まずはいいかなと思います。これって「新撰組!」の香取慎吾とか「風林火山」のガクトにもありましたからね。
 というわけで、今週も気分よくいけます「龍馬伝」第5話。どちら様もお付き合いよろしくう!

 前回の続きで浦賀に黒船が来て(一瞬出て、わわわわ~~!とか言って黒船を指差す漁民が、蛭子能収サンのように見えたが…気のせい?)、江戸はてんやわんやの大騒ぎ、諸藩の武士は湾岸警備を割り振られ、古道具屋に具足を買いに走ったりして…という混乱を呈します。
 品川台場の警備に借り出された土佐藩ですが、龍馬は退屈して、「ちょっと黒船を見にいって来ますき」って持ち場を離れ、断崖を這っていって黒船に近づこうとします。そこで出会ったのが、同じように持ち場を離れて黒船見物に来ていた桂小五郎ね。
 このふたり、実際に黒船が目の前に現れると、あまりの巨大さに腰を抜かしちゃって、ぱっくり口をあいたまま閉じなくて、とりあえず刀をぬいて「うわー、ギャー!」とか気合をかけてみるものの、巨岩のような黒船にはなんにも通じず、へたり込んだまま黒船の通過を見守る…
 という、この一連が、なんかすごく良かったですね。過去作の黒船目撃シーンというと、沖合いに停泊した黒船(長崎ハウステンボス提供)との合成で、「うわあー!!」ってお約束のように驚いてみせる、という、ある種の定型の世界だったんですが、黒船の大きさというより、黒船を目の前にした日本人の小ささとか無力さを、こうリアルに感じたのははじめてです。
 びっくりしすぎて、やたら饒舌に質問魔になってしまった龍馬と、逆に無口になってしまったコゴローちゃん。子供みたいな龍馬の質問に、ぼそぼそ無感動に答えるコゴローちゃんが笑えました。想定外のものをみて驚きすぎて、感情のはしごをとっぱずしてしまった、みたいな、その衝撃の大きさが伝わってきて、良いシーンだったです。

 ふたりの黒船目撃シーンはなかなか瑞々しくてよかったんですが、時代の状況を説明する「ペリーとその部下」のシーンと、「江戸城殿中」の場面があいかわらずダイジェストっぽく、このやる気の無さの温度差すごい(笑)。老中部屋がタコ部屋みたいだし、浦賀からの知らせに「なんと!」とか驚くリアクションが、まんま「そのとき歴史は動いた」だし。ずっと屏風のなかに籠もってる理由もわからんし。ペリーの出演シーン&台詞が、これも伝承芸のように過去作と真同じだし。 まあ、こんなとこでオリジナリティを出す気はないんでしょうけど、もうちょっと何とか…ねえ。
 唯一よかったのは、ペリーの部下と日本側が対話するときに、英語→オランダ語→日本語→オランダ語→英語という、まどろっこしい三段通訳でした。英語と蘭語の字幕も、必要があるかないかは別として(笑)、なんだかグローバルな感じで新鮮でしたし。これは話がツーカーといかないわけだよね…と、けっこう納得もしちゃったし。
 それにしても、「時を稼ぐのじゃ!」みたいな分かりやすすぎる老中の対応と、「アヒル上様」サービス出演の臆面のなさは…。このドラマにおける江戸城シーンは、あきらかにやる気ゼロと見ましたが如何?

 こまったことに、やる気ゼロの場面は江戸城ばっかりじゃないんですよね。土佐の、地元の高知城。ここで今回、山内豊信(のちの容堂)が登場するんですが…。
 あのう、言いたくないんですけど、この人って1827年生まれで、この時点でまだ27歳なんですぜ? 青年大名ですがな。それを、白髪の近藤正臣が還暦の赤いチャンチャンコみたいなもん着て、どこのご隠居ですか。長沢まさみの役年齢問題どころじゃないわな。いくら飲みすぎで健康を害して老けて見えるんだと言い聞かせようと思っても…無理! そこんとこはどうなんですか、考証の大石学&山村竜也先生。
 ついでだから言うけど吉田東洋も、この時点でまだ36歳とか、そのくらいのもんだよ。田中泯の実年齢&ビジュアルではどうかと思いますよ。
 で、この高知のお城のシーンの趣旨は、黒船来航して未曾有の国難に立ち向かうため、土佐でも藩政改革を行う、その人材開拓のために建白書を公募したということなんですが、このあたりの説明がチョーいい加減で、国難といっても何にどのような危機感を感じているのか、これだけではさっぱり分かりません
 あと、武市道場で「神州日本を異国に汚されては帝に対し奉り申し訳が立たない!」みたいな檄をとばすとこもありましたけど、土佐の郷士と勤皇思想の特殊な関係については、もうちょっと丁寧にフォローしていただきたいです。これだけだとわかんないし、半平太が建白書を藩主に褒められて、ハハーッと這い蹲り、感激して「素晴らしい殿様!」とか興奮しまくる態度とも矛盾します。この矛盾を突き詰めていくと、幕末の思想的な火薬庫に行き当たるのですから、それなりに大事なところだと思いますが。
 こういうのは幕末ドラマ的にはもっとも難しいのですが、難解だからって気軽にスルーすると、ドラマ自体が偏差値低く見えますのでね。いずれ主要キャストの生き方にもかかわってくるので、いい加減にやらないでくださいと申し上げときたいです。
 ただ、下士格の半平太は座敷に上がれず、庭に這いつくばって、殿様は一顧だにくれないというシーンは、格差社会が良く見えてよかったですね。弥太郎も建白書を出すのですが、こっちは完全無視。で、負け惜しみに加尾ちゃんに「わしは出しちょらん。わしが建白書を出すのは大きく世の中が動いてからぜよ」とか言って、後姿でフルフルと屈辱に震えている。この劣等感の塊みたいなシーンもよかったなあ。

 さて、龍馬のほうは黒船ショックから立ち直れず、とくに、黒船を相手に剣を抜いて無力感に打ちひしがれたのがトラウマで、コゴローちゃんを訪ねて人生相談をします。でも、龍馬よりもっとショックをうけていたコゴローちゃんは、なぜか「こういう時には学問なんじゃ!」とかいって寝ずに本をよんで顔に隈を作っており、あまり相談相手になりません。
 ああいう外国船に、なんとしても立ち向かって日本を守る!と言い張るのが攘夷派。外国を受け入れて近代化しなくてはいけないというのが開国派…と、さりげなく基礎的な時代説明、そこはわかりやすいですね。ただしコゴローちゃん的には、どっちが正しいのか「わからない…」と。
 この正直さと、まじめさと、思いつめ体質がいかにも桂小五郎という感じで、とにかく未曾有の事態が自分の理解を超えてて、分からない、でもなにかとんでもなく時代が動こうとしている興奮もあったり、そのあたりのテンションが実にリアルでいいですね。
「あのバカみたいなデカ船に、剣なんか役に立たない。修行していてなんになりますろう」と真顔で相談する龍馬に、コゴローちゃんは氷のような顔をして「剣を捨てるのか。それは自分の存在を捨てるっちゅうことか。そんな大事なことを他人に聞くな!」と。いやーこれいい台詞。今週の白眉! じつは同じことをコゴローちゃんもヒシヒシ思ってる…と、台詞では言わないんだけど、想像させるところがいいよね。

 そんなわけで龍馬は、道場に通っても剣の修行にあんまり身が入らないわけです。この人はやたら正直で、佐那ちゃんにも「剣なんかなんの役に…」という、個人的なモラトリアムを打ち明けてしまい、「ここは剣術道場ですよ。そんなこと口が裂けても言っちゃいけません!」としかられてしまいます。それはいいんですが、なぜそれで「佐那は龍馬を特別な目で見るようになっていた」(←ストーリー本より)ってなるのか、よくわかんないけど、佐那ちゃん可愛いから、まあいいです。
 で、佐那ちゃんの兄上の重太郎さんが、佐那ちゃんが買ってきた金鍔を龍馬にあげてしまったことを根に持って「あれは俺の大好物だったのに!」とか言って、それで「お前は坂本が好きなんだな!!」と見切ってしまうわけです。当の龍馬は惚れた腫れたどころじゃない心境なのですけど…。
 その龍馬のココロここにあらず状態を、定吉先生が見抜いて稽古で喝を入れるのですが、龍馬はバカ正直にも「あの黒船から比べれば刀なんかは縫い針じゃ、いまなんのために剣の修行をしちゅうか分からんがです」とか言ってしまうんですね。
 これって、字面だけだとあきれたKY発言みたいだけど、このくらい、黒船ショックをうけたあとの武士の無力感というのは実際、深刻だったんだと思いますよね。龍馬の発言に、定吉先生は「出てけ」といって道場を追い出すんですが、そのあと、常の稽古を始めた重太郎さんが微妙に涙目だったり、定吉先生の無表情がひきつったような感じだったり…実はこの人たちも、刀の時代、武士の世というものが揺らぎ始めているのを、かなり鋭く感じているということが伝わるわけです。
 そういう、行間の表現から時代の空気が立ち上ってくるのはいいですね。やっぱり、幕末モノが動き出すのは黒船以降なんだなあ。うん。

今週の半平太さん
 もうちょっといい台詞を与えてあげてほしい…ってすごく思ってしまった。あとの惨劇への伏線も必要なのに、勿体無い。

今週のコゴローちゃん
 目の下のクマが…(笑)。このマジメで天然な感じが、すごく桂小五郎だわ。良い良い。あと、「己の存在にかかわることを…」のくだりで、斜め後ろから龍馬をにらむキューっとした三白眼がすてき~~(壊)

 来週!来週は、いよいよ吉田松陰の登場ですっ!期待は高まりますね!龍馬が松陰先生といっしょに密航を企てる…?なんて新史実はなしでお願いしたいですが、この両人の強引な邂逅は、はたしてどうなりますか? 次週を待て!
ではっ!


20 コメント

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女子供向け大河? (SFurrow)
2010-01-31 23:34:46
なのかどうか、よくわからんですけども(笑)今日の展開も、「非常に良かった」というのとも微妙に違いますが、なんというか「素直な作り」で後味良く見られましたね。
江戸城シーンが「その時歴史が…」モードなのは、もう確信犯でやってるに違いないと思ってます(笑)きっと後でどこかで使い回しする気だよ。
土佐藩の殿様の年齢問題はほんとに謎ですよね。老人にしなければならない意味がわからない。近藤さんだってもっと若作り可能でしょ(篤姫のときの高橋御大を考えても)
吉田東洋も、雰囲気はなかなかでしたけどね~

ところで、竜馬たちが浦賀の警備に駆り出されるシーンで、土佐の三つ葉柏の紋の旗を意識的に長く写してるような感じを受けたんですけども…後のスリーダイヤを連想させているのか?それとも「功名が辻」の復習をねらったのか?
弥太郎は相変わらず汚くって、それで塾生が弥太郎的には加尾さん一人だけになってる所が(コストパフォーマンス意識がゼロ)笑えました。
黒船! (淳子)
2010-02-01 00:03:42
今週もおつかれ様です♪
黒船、やっと来ましたね~!私も今回、幕末ものは黒船が来てから始まる、と改めて感じました。

龍馬と桂が黒船を見たシーン、あんなに間近に接近して黒船に威圧感がありましたね。
現代だったら宇宙からUFOが来たような感じなのでしょうか…?
国中のサラリーマンは全員解雇とか?…と、現代に置き換えると、考えたくもないくらいのパニックだったのではと思います。
歴史上の事件がドラマに出て来るようになると、その先の展開を知っていても(知っているからかも?)、どうなるんだろうとワクワク、ハラハラしますね。

龍馬周辺もですが、私としては武市、以蔵の今後が気になって、気になって…秋頃はこのドラマでは二人はどう描かれているんだろうと思うと、これからしっかり描いていってほしいと期待しています。
あの弥太郎が、これからどう出世していくのかも楽しみです。

とりとめのないコメントですみません。
来週以降も楽しみなので、ちょっと興奮気味かも知れません
こんばんはです (ikasama4)
2010-02-01 00:10:19
今回は結構楽しめました。

この頃、西洋書といえばオランダ語が主流で
蘭学といえばオランダ語の書籍ばかりだったそうですからね。

それに200年以上戦をしてなかったことで
旗指物をつけた兵士がその旗指物で龍馬一人
満足に追いかけられないというのも面白かったです。



ちなみにあの近藤さんの豊信公に関して

NHKに問い合わせたところ
鯨海酔候と呼ばれた怪物ぶり
迫力を出すために、イメージを重視して
近藤さんがキャスティングされたそうで

その役者さんのバランスも考えて
こんなキャラになってしまったんでしょうね。

吉田東洋もおそらく以下同文って感じがします ̄▽ ̄ゞ



それから幕末では
尊皇思想を説いた書籍が諸藩でブームだったみたいで
そういうところと今回の黒船騒動によって
攘夷思想が色濃く出たのも納得ですが

一番のポイントは
こういう攘夷思想に走る彼らは
黒船を「見てない」という事なんでしょうね。


幕府や桂小五郎は黒船を「見た」からこそ
西洋諸国に負けないように西洋技術を身につけようとし

一方で各地の藩士達は黒船を「見てない」から
幕府が開国をした事をけしからんとして
攘夷に突き進んでいった事とかの対比が

龍馬&小五郎と土佐藩の両者を描く事で
上手くバランスを取ってた感じがします。
なかなかよろし (ヘリクチュ)
2010-02-01 01:05:48
庵主さま、皆さま、こんばんは~。
今回はようございましたね(笑)。ほっとしました。

庵主さま皆さまおっしゃっるように、黒船を「見た」若い武士たちの知性や感受性のふるえを、こんなにもみずみずしくヴィヴィッドに描くことに成功したドラマは民放はむろん、大河でも初めてですよね~。

そうだよねぇショックだよねえ、こうして当時の日本人たちは「一途に」坂の上の雲めがけて、駆け上がっていくんだよねえ、としみじみしちゃいました。

佐那ちゃんまわりは相変わらず、なーんか雑なつくりで、私は貫地谷しほりちゃんが惜しくて仕方ないんですが
(私は弱くない、を龍馬との別れの際に言ってほしかった。。もしくは死後(笑)。早すぎる!)
加尾ちゃんがガクモンをすることについてはほんの少々フォローのシーンもあり、加尾ちゃんの自立の歩みをしずかに応援しながら見守りたいです。

当初お嫁に行くことだけを夢見てヘアスタイル本なんかを読んでいるような、つまらない女の子??と演出的に上手に思わせていたので、
こういうイチから成長していくヒロイン、ぜひ見てみたいです。はじめから、アナタはなんか違っていた・・・なーんていう設定ではなく(笑)

ちょっと思うんですけど、このドラマはつくり手のセンスと才気がそれなりにあるぶん、手を広げすぎてるのかもしれないですね。
各人の、たとえば、重太郎せんせの、人物は軽いけど男女のことには妙に勘のいい江戸の二代目ふうや、桂小五郎の生真面目で突き詰めて物事を考えるふうは、なかなかうまく表現できてるぢゃないか、とエラソーにうなってます。

だから各人の持ち時間が少なくなって、自然、台詞に食いたりなくなっちゃうのかも。
乙女ねえやんとか武市さんなんて、今のところ持ち時間ゼロに等しくないでしょか!?

私は土佐の若い衆では、望月亀弥太しか記憶がないので(それはモチロン司馬先生のあの小説に拠ります)、庵主さまの土佐勤王党塾、切にお待ち申し上げます。
当時の日本人ってこんなもん? (嘘苦斎)
2010-02-01 05:27:37
「良かった!」と書いていらっしゃる皆様には大変申し訳ないのですが、
今回は全体的に人物描写がマンガチックで、あまり印象に残りませんでした。
ストーリーも「黒船が来た、龍馬が見に行った、道場を破門された」だけの内容でしたし。

庵主様もおっしゃる通り、黒船来航を受けた江戸城内の描写がウソくさく、
「篤姫」の同じ場面はずっとましだったと記憶しているだけに
「もうちょっと落ち着けや、お前ら」と画面に向かってつぶやいてしまいました。

龍馬が「剣なんか黒船に対して役に立たない」と言い、
道場の人たちがそれに対していきり立つのも、
当時、本当にそうだったんだろうか?という疑問がわきました。
この時代、鉄砲だって大砲だって既にありましたよね。しかも江戸より前の戦国時代から。
どうして自分たちには剣しかないというような発想になってしまうんでしょうか?
映画「ラストサムライ」を見て、当時の日本には火器がなかったような描写なのに違和感を抱いたのを思い出しました。
江戸という時代自体、戦のない太平の世だったわけですから、
剣で人を斬った経験のある武士なんてほとんどいなかったはずで、
道場でも実戦のための技術というよりは、
今で言う「剣道」に近い考え方で教えていたのではないかと想像するのです。
女子供が大勢教わるシーンも前回ありましたよね。
だから、剣では黒船に立ち向かえないからといって、剣の稽古がむなしくなるということはないんじゃないかと思ってしまうんです。
まあ、「刀は武士の魂」という考え方からすれば、
長らく実戦に使われることのなかった刀が、黒船の登場でこの先も兵器として使われないことが決定的になり、
武士の存在意義が揺らいでしまったのだろうという想像ができないことはないのですが。
本当のところはどうだったのかなあ?
たぶん私が勉強不足なんでしょうけれど。

黒船の乗組員だったかどうかあやふやですが、当時の外国人の記録に、
日本人が蒸気機関を見てやたらと驚くのでなく、懐から紙と筆を取り出して熱心にスケッチするのにびっくりしたとあるのを、
何かの本で読んだ記憶があるので、
そういう冷静な日本人が今回1人でも出てくればリアリティーがあったかなあ?なんて思います。
乙女ねいやん (ひろりん)
2010-02-01 22:23:56
庵主さま、塾生の皆さま、こんばんは。

黒船は、当時の人々にとって未知との遭遇、ディープインパクトであったでしょう。竜馬や桂小五郎が衝撃を受け、その後呆けたようになったのも頷けます。

ま、江戸っ子の中には野次馬根性で黒船見物のため小船を出したオッチョコチョイがいたと云いますから。世界情勢など知る由もない市井の人々は案外そんなんだったかも(笑)

胸中のモヤモヤ感を拭えない竜馬(若人)が、桂小五郎(先輩・友人)に疑問をぶつける。それをいなす小五郎であったが、彼自身も答えを見つけたくて同様に悩みまくっていると云う構図。このシーン、私も好きです。安易に答えを求めたがる現代人を皮肉ってる?とも感じました。

乙女ねいやんが竜馬の嘘を看破したのも小気味良かった!人に影響されテンションが高揚し、それをあたかも自身の考えのように周囲に話す・・・。ありがちですよ。いや、散々自分もやり散らかしていたなと云う反省ですが(赤面)。寺島ねいやんには、もっと出番があってもよろしいかと。。。

初回~3話まで『弥太郎伝』の体(てい)で、個人的に今年は弥太郎を追おうと決心した1月。今週、香川@弥太郎の登場が幾分減ってしまったのが気になります。あの感情丸出しは、アクが強いだけにクセになりますから。

予告のちら見では、弥太郎がいよいよ江戸へ?と云う。期待しましょう。香川@弥太郎ファンの皆様。


福山龍馬の成長を見守ります (マダムエビフライ)
2010-02-01 22:51:37
偶然このサイトを見つけました。
いや~ 皆さん楽しんでらっしゃいますねぇ~

わたくし 長崎からの参入でございます。

龍馬伝のOP 違和感を覚える方が多いようですが 蛇踊りに馴染んだ長崎んもんとしてはなんとな~く長崎が匂ってきて嬉しかったりしております。

福山くんもなんせ長崎出身でございますので、
なんかなぁ~ 
眉毛もちっと濃く書いた方がよかとになぁ~ 
背筋ばもっと伸ばすさんばぁ~~  
など 母親のような目で暖かく見守っておりますです ハイ

長崎は龍馬が亀山社中(後の海援隊)を起こした場所でもあり、また三菱の創設者弥太郎の目を通した大河とあれば 我々長崎人としては楽しみな一年となりそうです^^

庵主様 どうぞよろしくお願いいたします
黒船ショック (Nancy)
2010-02-01 23:10:58
やっと幕末らしくなってきましたね。
でもペリー来航に対する幕府の慌て方ってなんかデジャブを感じるほどワンパターンで脱力・・・。ほんとすごいダイジェストですね。

今後江戸城内の描写にどれくらい比重を置くのか知りませんが。あとあの屏風はいったい何よ!?と気になります~。

黒船を見てない土佐の若者達の衝撃は、実際そうだったんだろうなというリアルさがありましたが、武市先生、なんか頭いい人に見えないのですが・・・脚本のせいか??

今のところは弥太郎&桂さんが見る楽しみです♪
豊信さん (みさき)
2010-02-01 23:17:24
こんばんわ。
黒船が来たことでショックを受ける人々の様子が、なかなか面白かったなーと思った5話でした。豊信様は白髪ではなく、おしゃれな銀髪だと思うことにしました。
しかしホントになんでわざわざあの色の鬘なんでしょうね?(笑)見事なまでに。

私は幕末ものが視聴率悪いのは、説明しすぎるせいだと思っているので、まあ今回くらいので丁度いいかなあとか思っています。まあ、「シーン飛ばした!?」みたいな時があるのは、ちょっと控えてほしいところですが・・・(苦笑)。一昨年や去年のは描写を逃げまくってるのが見てて分かって腹たって仕方なかったんですが、今年のはあえて分かりやすくしているのは伝わるように思えるんですよね。子供向けと言ってしまえばそれまでですが、振り返ってみたら恥ずかしながら、自分が子供の時、聞こえてくる単語が難しくて挫折した大河があったので(恥)。しかもそれからしばらく大河から離れた経験が・・・。せっかくだから、今年の大河は子供もたくさん見てくれて歴史好きのきっかけになってくれたらいいなあとか思うようになってきました。
もちろん、それでいて大人も見応えあるくらいの物になってくれたら一番いいんですけど。

何にしても谷原桂さんがとてもいいので!ホントに頑張ってもらいたいのが一番の本音です(笑)。
もうすこし笑えても… (庵主)
2010-02-02 21:52:53
SFurrow

>江戸城シーンが「その時歴史が…」モードなのは、もう確信犯でやってるに違いないと

あ、やっぱりそう思います?
なんつーか、あの異常なまでの工夫のなさ、なんなんですかね。「その時…」ごっこやるなら、もーちょっとネタとして笑えてもいいと思うんですが。
あんな調子で大政奉還まで処理されるんなら、ちょっとメゲますけど…。
どこかで使いまわしても出所がなんだか、きっとわかんないですよね(笑)。

>土佐の三つ葉柏の紋の旗を意識的に長く写してるような感じを受けたんですけども…

岩崎弥太郎を汚く描きすぎてることに対処して、三菱ヨイショ対策だと思われます。

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