前々回の「KY龍馬の居眠り剣法」、そして前回の「佐那ちゃんの30分フォーリンラヴ」と、ガッカリするようなことが続いたので、正直、視聴テンションが緩やかに下降線をたどりつつあったのですが、今週は…うん、今週は良かったです!
第1話以来の出来で、息を吹き返したのではないでしょうか。やっぱり幕末ものってのは、黒船が来ないことには始まらないやね。先週から楽しみにしていた、龍馬とコゴローちゃん一緒に黒船を見に行く、の話なんですが、志士予備軍の青年たちにとっての黒船ショックっていうものが、実にリアルに切々と出てました。
まあ、若干「え…?」と首をかしげるようなところはあったのですが(後述します)、今回は、幕末ものには絶対欠かせぬエピソードである「黒船in浦賀」に特化して言えば、出色の出来ではないでしょうか。
このへんで、福山龍馬をあらためて見直したんですけど、やっぱり一番いいのは「純情さ」や「一途さ」っていうものが、作ったふうじゃなくナチュラルに出てることじゃないでしょうか。いや、福山雅治本人がどうかは知らないけど。この種の一途さって言うのは、本業役者じゃない人が、どうしたって少ない演技の引き出しを総動員してマジメに演じるところから、おのずとにじみ出る味なんですね。バクチみたいなキャスティングでも、こういうのが引き出せてきたら、うん、まずはいいかなと思います。これって「新撰組!」の香取慎吾とか「風林火山」のガクトにもありましたからね。
というわけで、今週も気分よくいけます「龍馬伝」第5話。どちら様もお付き合いよろしくう!
前回の続きで浦賀に黒船が来て(一瞬出て、わわわわ〜〜!とか言って黒船を指差す漁民が、蛭子能収サンのように見えたが…気のせい?)、江戸はてんやわんやの大騒ぎ、諸藩の武士は湾岸警備を割り振られ、古道具屋に具足を買いに走ったりして…という混乱を呈します。
品川台場の警備に借り出された土佐藩ですが、龍馬は退屈して、「ちょっと黒船を見にいって来ますき」って持ち場を離れ、断崖を這っていって黒船に近づこうとします。そこで出会ったのが、同じように持ち場を離れて黒船見物に来ていた桂小五郎ね。
このふたり、実際に黒船が目の前に現れると、あまりの巨大さに腰を抜かしちゃって、ぱっくり口をあいたまま閉じなくて、とりあえず刀をぬいて「うわー、ギャー!」とか気合をかけてみるものの、巨岩のような黒船にはなんにも通じず、へたり込んだまま黒船の通過を見守る…
という、この一連が、なんかすごく良かったですね。過去作の黒船目撃シーンというと、沖合いに停泊した黒船(長崎ハウステンボス提供)との合成で、「うわあー!!」ってお約束のように驚いてみせる、という、ある種の定型の世界だったんですが、黒船の大きさというより、黒船を目の前にした日本人の小ささとか無力さを、こうリアルに感じたのははじめてです。
びっくりしすぎて、やたら饒舌に質問魔になってしまった龍馬と、逆に無口になってしまったコゴローちゃん。子供みたいな龍馬の質問に、ぼそぼそ無感動に答えるコゴローちゃんが笑えました。想定外のものをみて驚きすぎて、感情のはしごをとっぱずしてしまった、みたいな、その衝撃の大きさが伝わってきて、良いシーンだったです。
ふたりの黒船目撃シーンはなかなか瑞々しくてよかったんですが、時代の状況を説明する「ペリーとその部下」のシーンと、「江戸城殿中」の場面があいかわらずダイジェストっぽく、このやる気の無さの温度差すごい(笑)。老中部屋がタコ部屋みたいだし、浦賀からの知らせに「なんと!」とか驚くリアクションが、まんま「そのとき歴史は動いた」だし。ずっと屏風のなかに籠もってる理由もわからんし。ペリーの出演シーン&台詞が、これも伝承芸のように過去作と真同じだし。 まあ、こんなとこでオリジナリティを出す気はないんでしょうけど、もうちょっと何とか…ねえ。
唯一よかったのは、ペリーの部下と日本側が対話するときに、英語→オランダ語→日本語→オランダ語→英語という、まどろっこしい三段通訳でした。英語と蘭語の字幕も、必要があるかないかは別として(笑)、なんだかグローバルな感じで新鮮でしたし。これは話がツーカーといかないわけだよね…と、けっこう納得もしちゃったし。
それにしても、「時を稼ぐのじゃ!」みたいな分かりやすすぎる老中の対応と、「アヒル上様」サービス出演の臆面のなさは…。このドラマにおける江戸城シーンは、あきらかにやる気ゼロと見ましたが如何?
こまったことに、やる気ゼロの場面は江戸城ばっかりじゃないんですよね。土佐の、地元の高知城。ここで今回、山内豊信(のちの容堂)が登場するんですが…。
あのう、言いたくないんですけど、この人って1827年生まれで、この時点でまだ27歳なんですぜ? 青年大名ですがな。それを、白髪の近藤正臣が還暦の赤いチャンチャンコみたいなもん着て、どこのご隠居ですか。長沢まさみの役年齢問題どころじゃないわな。いくら飲みすぎで健康を害して老けて見えるんだと言い聞かせようと思っても…無理! そこんとこはどうなんですか、考証の大石学&山村竜也先生。
ついでだから言うけど吉田東洋も、この時点でまだ36歳とか、そのくらいのもんだよ。田中泯の実年齢&ビジュアルではどうかと思いますよ。
で、この高知のお城のシーンの趣旨は、黒船来航して未曾有の国難に立ち向かうため、土佐でも藩政改革を行う、その人材開拓のために建白書を公募したということなんですが、このあたりの説明がチョーいい加減で、国難といっても何にどのような危機感を感じているのか、これだけではさっぱり分かりません。
あと、武市道場で「神州日本を異国に汚されては帝に対し奉り申し訳が立たない!」みたいな檄をとばすとこもありましたけど、土佐の郷士と勤皇思想の特殊な関係については、もうちょっと丁寧にフォローしていただきたいです。これだけだとわかんないし、半平太が建白書を藩主に褒められて、ハハーッと這い蹲り、感激して「素晴らしい殿様!」とか興奮しまくる態度とも矛盾します。この矛盾を突き詰めていくと、幕末の思想的な火薬庫に行き当たるのですから、それなりに大事なところだと思いますが。
こういうのは幕末ドラマ的にはもっとも難しいのですが、難解だからって気軽にスルーすると、ドラマ自体が偏差値低く見えますのでね。いずれ主要キャストの生き方にもかかわってくるので、いい加減にやらないでくださいと申し上げときたいです。
ただ、下士格の半平太は座敷に上がれず、庭に這いつくばって、殿様は一顧だにくれないというシーンは、格差社会が良く見えてよかったですね。弥太郎も建白書を出すのですが、こっちは完全無視。で、負け惜しみに加尾ちゃんに「わしは出しちょらん。わしが建白書を出すのは大きく世の中が動いてからぜよ」とか言って、後姿でフルフルと屈辱に震えている。この劣等感の塊みたいなシーンもよかったなあ。
さて、龍馬のほうは黒船ショックから立ち直れず、とくに、黒船を相手に剣を抜いて無力感に打ちひしがれたのがトラウマで、コゴローちゃんを訪ねて人生相談をします。でも、龍馬よりもっとショックをうけていたコゴローちゃんは、なぜか「こういう時には学問なんじゃ!」とかいって寝ずに本をよんで顔に隈を作っており、あまり相談相手になりません。
ああいう外国船に、なんとしても立ち向かって日本を守る!と言い張るのが攘夷派。外国を受け入れて近代化しなくてはいけないというのが開国派…と、さりげなく基礎的な時代説明、そこはわかりやすいですね。ただしコゴローちゃん的には、どっちが正しいのか「わからない…」と。
この正直さと、まじめさと、思いつめ体質がいかにも桂小五郎という感じで、とにかく未曾有の事態が自分の理解を超えてて、分からない、でもなにかとんでもなく時代が動こうとしている興奮もあったり、そのあたりのテンションが実にリアルでいいですね。
「あのバカみたいなデカ船に、剣なんか役に立たない。修行していてなんになりますろう」と真顔で相談する龍馬に、コゴローちゃんは氷のような顔をして「剣を捨てるのか。それは自分の存在を捨てるっちゅうことか。そんな大事なことを他人に聞くな!」と。いやーこれいい台詞。今週の白眉! じつは同じことをコゴローちゃんもヒシヒシ思ってる…と、台詞では言わないんだけど、想像させるところがいいよね。
そんなわけで龍馬は、道場に通っても剣の修行にあんまり身が入らないわけです。この人はやたら正直で、佐那ちゃんにも「剣なんかなんの役に…」という、個人的なモラトリアムを打ち明けてしまい、「ここは剣術道場ですよ。そんなこと口が裂けても言っちゃいけません!」としかられてしまいます。それはいいんですが、なぜそれで「佐那は龍馬を特別な目で見るようになっていた」(←ストーリー本より)ってなるのか、よくわかんないけど、佐那ちゃん可愛いから、まあいいです。
で、佐那ちゃんの兄上の重太郎さんが、佐那ちゃんが買ってきた金鍔を龍馬にあげてしまったことを根に持って「あれは俺の大好物だったのに!」とか言って、それで「お前は坂本が好きなんだな!!」と見切ってしまうわけです。当の龍馬は惚れた腫れたどころじゃない心境なのですけど…。
その龍馬のココロここにあらず状態を、定吉先生が見抜いて稽古で喝を入れるのですが、龍馬はバカ正直にも「あの黒船から比べれば刀なんかは縫い針じゃ、いまなんのために剣の修行をしちゅうか分からんがです」とか言ってしまうんですね。
これって、字面だけだとあきれたKY発言みたいだけど、このくらい、黒船ショックをうけたあとの武士の無力感というのは実際、深刻だったんだと思いますよね。龍馬の発言に、定吉先生は「出てけ」といって道場を追い出すんですが、そのあと、常の稽古を始めた重太郎さんが微妙に涙目だったり、定吉先生の無表情がひきつったような感じだったり…実はこの人たちも、刀の時代、武士の世というものが揺らぎ始めているのを、かなり鋭く感じているということが伝わるわけです。
そういう、行間の表現から時代の空気が立ち上ってくるのはいいですね。やっぱり、幕末モノが動き出すのは黒船以降なんだなあ。うん。
今週の半平太さん
もうちょっといい台詞を与えてあげてほしい…ってすごく思ってしまった。あとの惨劇への伏線も必要なのに、勿体無い。
今週のコゴローちゃん
目の下のクマが…(笑)。このマジメで天然な感じが、すごく桂小五郎だわ。良い良い。あと、「己の存在にかかわることを…」のくだりで、斜め後ろから龍馬をにらむキューっとした三白眼がすてき〜〜(壊)
来週!来週は、いよいよ吉田松陰の登場ですっ!期待は高まりますね!龍馬が松陰先生といっしょに密航を企てる…?なんて新史実はなしでお願いしたいですが、この両人の強引な邂逅は、はたしてどうなりますか? 次週を待て!
ではっ!
第1話以来の出来で、息を吹き返したのではないでしょうか。やっぱり幕末ものってのは、黒船が来ないことには始まらないやね。先週から楽しみにしていた、龍馬とコゴローちゃん一緒に黒船を見に行く、の話なんですが、志士予備軍の青年たちにとっての黒船ショックっていうものが、実にリアルに切々と出てました。
まあ、若干「え…?」と首をかしげるようなところはあったのですが(後述します)、今回は、幕末ものには絶対欠かせぬエピソードである「黒船in浦賀」に特化して言えば、出色の出来ではないでしょうか。
このへんで、福山龍馬をあらためて見直したんですけど、やっぱり一番いいのは「純情さ」や「一途さ」っていうものが、作ったふうじゃなくナチュラルに出てることじゃないでしょうか。いや、福山雅治本人がどうかは知らないけど。この種の一途さって言うのは、本業役者じゃない人が、どうしたって少ない演技の引き出しを総動員してマジメに演じるところから、おのずとにじみ出る味なんですね。バクチみたいなキャスティングでも、こういうのが引き出せてきたら、うん、まずはいいかなと思います。これって「新撰組!」の香取慎吾とか「風林火山」のガクトにもありましたからね。
というわけで、今週も気分よくいけます「龍馬伝」第5話。どちら様もお付き合いよろしくう!
前回の続きで浦賀に黒船が来て(一瞬出て、わわわわ〜〜!とか言って黒船を指差す漁民が、蛭子能収サンのように見えたが…気のせい?)、江戸はてんやわんやの大騒ぎ、諸藩の武士は湾岸警備を割り振られ、古道具屋に具足を買いに走ったりして…という混乱を呈します。
品川台場の警備に借り出された土佐藩ですが、龍馬は退屈して、「ちょっと黒船を見にいって来ますき」って持ち場を離れ、断崖を這っていって黒船に近づこうとします。そこで出会ったのが、同じように持ち場を離れて黒船見物に来ていた桂小五郎ね。
このふたり、実際に黒船が目の前に現れると、あまりの巨大さに腰を抜かしちゃって、ぱっくり口をあいたまま閉じなくて、とりあえず刀をぬいて「うわー、ギャー!」とか気合をかけてみるものの、巨岩のような黒船にはなんにも通じず、へたり込んだまま黒船の通過を見守る…
という、この一連が、なんかすごく良かったですね。過去作の黒船目撃シーンというと、沖合いに停泊した黒船(長崎ハウステンボス提供)との合成で、「うわあー!!」ってお約束のように驚いてみせる、という、ある種の定型の世界だったんですが、黒船の大きさというより、黒船を目の前にした日本人の小ささとか無力さを、こうリアルに感じたのははじめてです。
びっくりしすぎて、やたら饒舌に質問魔になってしまった龍馬と、逆に無口になってしまったコゴローちゃん。子供みたいな龍馬の質問に、ぼそぼそ無感動に答えるコゴローちゃんが笑えました。想定外のものをみて驚きすぎて、感情のはしごをとっぱずしてしまった、みたいな、その衝撃の大きさが伝わってきて、良いシーンだったです。
ふたりの黒船目撃シーンはなかなか瑞々しくてよかったんですが、時代の状況を説明する「ペリーとその部下」のシーンと、「江戸城殿中」の場面があいかわらずダイジェストっぽく、このやる気の無さの温度差すごい(笑)。老中部屋がタコ部屋みたいだし、浦賀からの知らせに「なんと!」とか驚くリアクションが、まんま「そのとき歴史は動いた」だし。ずっと屏風のなかに籠もってる理由もわからんし。ペリーの出演シーン&台詞が、これも伝承芸のように過去作と真同じだし。 まあ、こんなとこでオリジナリティを出す気はないんでしょうけど、もうちょっと何とか…ねえ。
唯一よかったのは、ペリーの部下と日本側が対話するときに、英語→オランダ語→日本語→オランダ語→英語という、まどろっこしい三段通訳でした。英語と蘭語の字幕も、必要があるかないかは別として(笑)、なんだかグローバルな感じで新鮮でしたし。これは話がツーカーといかないわけだよね…と、けっこう納得もしちゃったし。
それにしても、「時を稼ぐのじゃ!」みたいな分かりやすすぎる老中の対応と、「アヒル上様」サービス出演の臆面のなさは…。このドラマにおける江戸城シーンは、あきらかにやる気ゼロと見ましたが如何?
こまったことに、やる気ゼロの場面は江戸城ばっかりじゃないんですよね。土佐の、地元の高知城。ここで今回、山内豊信(のちの容堂)が登場するんですが…。
あのう、言いたくないんですけど、この人って1827年生まれで、この時点でまだ27歳なんですぜ? 青年大名ですがな。それを、白髪の近藤正臣が還暦の赤いチャンチャンコみたいなもん着て、どこのご隠居ですか。長沢まさみの役年齢問題どころじゃないわな。いくら飲みすぎで健康を害して老けて見えるんだと言い聞かせようと思っても…無理! そこんとこはどうなんですか、考証の大石学&山村竜也先生。
ついでだから言うけど吉田東洋も、この時点でまだ36歳とか、そのくらいのもんだよ。田中泯の実年齢&ビジュアルではどうかと思いますよ。
で、この高知のお城のシーンの趣旨は、黒船来航して未曾有の国難に立ち向かうため、土佐でも藩政改革を行う、その人材開拓のために建白書を公募したということなんですが、このあたりの説明がチョーいい加減で、国難といっても何にどのような危機感を感じているのか、これだけではさっぱり分かりません。
あと、武市道場で「神州日本を異国に汚されては帝に対し奉り申し訳が立たない!」みたいな檄をとばすとこもありましたけど、土佐の郷士と勤皇思想の特殊な関係については、もうちょっと丁寧にフォローしていただきたいです。これだけだとわかんないし、半平太が建白書を藩主に褒められて、ハハーッと這い蹲り、感激して「素晴らしい殿様!」とか興奮しまくる態度とも矛盾します。この矛盾を突き詰めていくと、幕末の思想的な火薬庫に行き当たるのですから、それなりに大事なところだと思いますが。
こういうのは幕末ドラマ的にはもっとも難しいのですが、難解だからって気軽にスルーすると、ドラマ自体が偏差値低く見えますのでね。いずれ主要キャストの生き方にもかかわってくるので、いい加減にやらないでくださいと申し上げときたいです。
ただ、下士格の半平太は座敷に上がれず、庭に這いつくばって、殿様は一顧だにくれないというシーンは、格差社会が良く見えてよかったですね。弥太郎も建白書を出すのですが、こっちは完全無視。で、負け惜しみに加尾ちゃんに「わしは出しちょらん。わしが建白書を出すのは大きく世の中が動いてからぜよ」とか言って、後姿でフルフルと屈辱に震えている。この劣等感の塊みたいなシーンもよかったなあ。
さて、龍馬のほうは黒船ショックから立ち直れず、とくに、黒船を相手に剣を抜いて無力感に打ちひしがれたのがトラウマで、コゴローちゃんを訪ねて人生相談をします。でも、龍馬よりもっとショックをうけていたコゴローちゃんは、なぜか「こういう時には学問なんじゃ!」とかいって寝ずに本をよんで顔に隈を作っており、あまり相談相手になりません。
ああいう外国船に、なんとしても立ち向かって日本を守る!と言い張るのが攘夷派。外国を受け入れて近代化しなくてはいけないというのが開国派…と、さりげなく基礎的な時代説明、そこはわかりやすいですね。ただしコゴローちゃん的には、どっちが正しいのか「わからない…」と。
この正直さと、まじめさと、思いつめ体質がいかにも桂小五郎という感じで、とにかく未曾有の事態が自分の理解を超えてて、分からない、でもなにかとんでもなく時代が動こうとしている興奮もあったり、そのあたりのテンションが実にリアルでいいですね。
「あのバカみたいなデカ船に、剣なんか役に立たない。修行していてなんになりますろう」と真顔で相談する龍馬に、コゴローちゃんは氷のような顔をして「剣を捨てるのか。それは自分の存在を捨てるっちゅうことか。そんな大事なことを他人に聞くな!」と。いやーこれいい台詞。今週の白眉! じつは同じことをコゴローちゃんもヒシヒシ思ってる…と、台詞では言わないんだけど、想像させるところがいいよね。
そんなわけで龍馬は、道場に通っても剣の修行にあんまり身が入らないわけです。この人はやたら正直で、佐那ちゃんにも「剣なんかなんの役に…」という、個人的なモラトリアムを打ち明けてしまい、「ここは剣術道場ですよ。そんなこと口が裂けても言っちゃいけません!」としかられてしまいます。それはいいんですが、なぜそれで「佐那は龍馬を特別な目で見るようになっていた」(←ストーリー本より)ってなるのか、よくわかんないけど、佐那ちゃん可愛いから、まあいいです。
で、佐那ちゃんの兄上の重太郎さんが、佐那ちゃんが買ってきた金鍔を龍馬にあげてしまったことを根に持って「あれは俺の大好物だったのに!」とか言って、それで「お前は坂本が好きなんだな!!」と見切ってしまうわけです。当の龍馬は惚れた腫れたどころじゃない心境なのですけど…。
その龍馬のココロここにあらず状態を、定吉先生が見抜いて稽古で喝を入れるのですが、龍馬はバカ正直にも「あの黒船から比べれば刀なんかは縫い針じゃ、いまなんのために剣の修行をしちゅうか分からんがです」とか言ってしまうんですね。
これって、字面だけだとあきれたKY発言みたいだけど、このくらい、黒船ショックをうけたあとの武士の無力感というのは実際、深刻だったんだと思いますよね。龍馬の発言に、定吉先生は「出てけ」といって道場を追い出すんですが、そのあと、常の稽古を始めた重太郎さんが微妙に涙目だったり、定吉先生の無表情がひきつったような感じだったり…実はこの人たちも、刀の時代、武士の世というものが揺らぎ始めているのを、かなり鋭く感じているということが伝わるわけです。
そういう、行間の表現から時代の空気が立ち上ってくるのはいいですね。やっぱり、幕末モノが動き出すのは黒船以降なんだなあ。うん。
今週の半平太さん
もうちょっといい台詞を与えてあげてほしい…ってすごく思ってしまった。あとの惨劇への伏線も必要なのに、勿体無い。
今週のコゴローちゃん
目の下のクマが…(笑)。このマジメで天然な感じが、すごく桂小五郎だわ。良い良い。あと、「己の存在にかかわることを…」のくだりで、斜め後ろから龍馬をにらむキューっとした三白眼がすてき〜〜(壊)
来週!来週は、いよいよ吉田松陰の登場ですっ!期待は高まりますね!龍馬が松陰先生といっしょに密航を企てる…?なんて新史実はなしでお願いしたいですが、この両人の強引な邂逅は、はたしてどうなりますか? 次週を待て!
ではっ!












江戸城シーンが「その時歴史が…」モードなのは、もう確信犯でやってるに違いないと思ってます(笑)きっと後でどこかで使い回しする気だよ。
土佐藩の殿様の年齢問題はほんとに謎ですよね。老人にしなければならない意味がわからない。近藤さんだってもっと若作り可能でしょ(篤姫のときの高橋御大を考えても)
吉田東洋も、雰囲気はなかなかでしたけどね〜
ところで、竜馬たちが浦賀の警備に駆り出されるシーンで、土佐の三つ葉柏の紋の旗を意識的に長く写してるような感じを受けたんですけども…後のスリーダイヤを連想させているのか?それとも「功名が辻」の復習をねらったのか?
弥太郎は相変わらず汚くって、それで塾生が弥太郎的には加尾さん一人だけになってる所が(コストパフォーマンス意識がゼロ)笑えました。
黒船、やっと来ましたね〜!私も今回、幕末ものは黒船が来てから始まる、と改めて感じました。
龍馬と桂が黒船を見たシーン、あんなに間近に接近して黒船に威圧感がありましたね。
現代だったら宇宙からUFOが来たような感じなのでしょうか…?
国中のサラリーマンは全員解雇とか?…と、現代に置き換えると、考えたくもないくらいのパニックだったのではと思います。
歴史上の事件がドラマに出て来るようになると、その先の展開を知っていても(知っているからかも?)、どうなるんだろうとワクワク、ハラハラしますね。
龍馬周辺もですが、私としては武市、以蔵の今後が気になって、気になって…秋頃はこのドラマでは二人はどう描かれているんだろうと思うと、これからしっかり描いていってほしいと期待しています。
あの弥太郎が、これからどう出世していくのかも楽しみです。
とりとめのないコメントですみません。
来週以降も楽しみなので、ちょっと興奮気味かも知れません
この頃、西洋書といえばオランダ語が主流で
蘭学といえばオランダ語の書籍ばかりだったそうですからね。
それに200年以上戦をしてなかったことで
旗指物をつけた兵士がその旗指物で龍馬一人
満足に追いかけられないというのも面白かったです。
ちなみにあの近藤さんの豊信公に関して
NHKに問い合わせたところ
鯨海酔候と呼ばれた怪物ぶり
迫力を出すために、イメージを重視して
近藤さんがキャスティングされたそうで
その役者さんのバランスも考えて
こんなキャラになってしまったんでしょうね。
吉田東洋もおそらく以下同文って感じがします ̄▽ ̄ゞ
それから幕末では
尊皇思想を説いた書籍が諸藩でブームだったみたいで
そういうところと今回の黒船騒動によって
攘夷思想が色濃く出たのも納得ですが
一番のポイントは
こういう攘夷思想に走る彼らは
黒船を「見てない」という事なんでしょうね。
幕府や桂小五郎は黒船を「見た」からこそ
西洋諸国に負けないように西洋技術を身につけようとし
一方で各地の藩士達は黒船を「見てない」から
幕府が開国をした事をけしからんとして
攘夷に突き進んでいった事とかの対比が
龍馬&小五郎と土佐藩の両者を描く事で
上手くバランスを取ってた感じがします。
今回はようございましたね(笑)。ほっとしました。
庵主さま皆さまおっしゃっるように、黒船を「見た」若い武士たちの知性や感受性のふるえを、こんなにもみずみずしくヴィヴィッドに描くことに成功したドラマは民放はむろん、大河でも初めてですよね〜。
そうだよねぇショックだよねえ、こうして当時の日本人たちは「一途に」坂の上の雲めがけて、駆け上がっていくんだよねえ、としみじみしちゃいました。
佐那ちゃんまわりは相変わらず、なーんか雑なつくりで、私は貫地谷しほりちゃんが惜しくて仕方ないんですが
(私は弱くない、を龍馬との別れの際に言ってほしかった。。もしくは死後(笑)。早すぎる!)
加尾ちゃんがガクモンをすることについてはほんの少々フォローのシーンもあり、加尾ちゃんの自立の歩みをしずかに応援しながら見守りたいです。
当初お嫁に行くことだけを夢見てヘアスタイル本なんかを読んでいるような、つまらない女の子??と演出的に上手に思わせていたので、
こういうイチから成長していくヒロイン、ぜひ見てみたいです。はじめから、アナタはなんか違っていた・・・なーんていう設定ではなく(笑)
ちょっと思うんですけど、このドラマはつくり手のセンスと才気がそれなりにあるぶん、手を広げすぎてるのかもしれないですね。
各人の、たとえば、重太郎せんせの、人物は軽いけど男女のことには妙に勘のいい江戸の二代目ふうや、桂小五郎の生真面目で突き詰めて物事を考えるふうは、なかなかうまく表現できてるぢゃないか、とエラソーにうなってます。
だから各人の持ち時間が少なくなって、自然、台詞に食いたりなくなっちゃうのかも。
乙女ねえやんとか武市さんなんて、今のところ持ち時間ゼロに等しくないでしょか!?
私は土佐の若い衆では、望月亀弥太しか記憶がないので(それはモチロン司馬先生のあの小説に拠ります)、庵主さまの土佐勤王党塾、切にお待ち申し上げます。
今回は全体的に人物描写がマンガチックで、あまり印象に残りませんでした。
ストーリーも「黒船が来た、龍馬が見に行った、道場を破門された」だけの内容でしたし。
庵主様もおっしゃる通り、黒船来航を受けた江戸城内の描写がウソくさく、
「篤姫」の同じ場面はずっとましだったと記憶しているだけに
「もうちょっと落ち着けや、お前ら」と画面に向かってつぶやいてしまいました。
龍馬が「剣なんか黒船に対して役に立たない」と言い、
道場の人たちがそれに対していきり立つのも、
当時、本当にそうだったんだろうか?という疑問がわきました。
この時代、鉄砲だって大砲だって既にありましたよね。しかも江戸より前の戦国時代から。
どうして自分たちには剣しかないというような発想になってしまうんでしょうか?
映画「ラストサムライ」を見て、当時の日本には火器がなかったような描写なのに違和感を抱いたのを思い出しました。
江戸という時代自体、戦のない太平の世だったわけですから、
剣で人を斬った経験のある武士なんてほとんどいなかったはずで、
道場でも実戦のための技術というよりは、
今で言う「剣道」に近い考え方で教えていたのではないかと想像するのです。
女子供が大勢教わるシーンも前回ありましたよね。
だから、剣では黒船に立ち向かえないからといって、剣の稽古がむなしくなるということはないんじゃないかと思ってしまうんです。
まあ、「刀は武士の魂」という考え方からすれば、
長らく実戦に使われることのなかった刀が、黒船の登場でこの先も兵器として使われないことが決定的になり、
武士の存在意義が揺らいでしまったのだろうという想像ができないことはないのですが。
本当のところはどうだったのかなあ?
たぶん私が勉強不足なんでしょうけれど。
黒船の乗組員だったかどうかあやふやですが、当時の外国人の記録に、
日本人が蒸気機関を見てやたらと驚くのでなく、懐から紙と筆を取り出して熱心にスケッチするのにびっくりしたとあるのを、
何かの本で読んだ記憶があるので、
そういう冷静な日本人が今回1人でも出てくればリアリティーがあったかなあ?なんて思います。
お疲れ様です。
先日は、おほめのコメントをありがとうございました。
もう、師匠にほめられて、天にも登る気持ちです。
いやいや、早速自分の記事にも使わせてもらいまして、
すいません、こんな奴で・・・(苦笑)。
さて、今回も、女性には人気のようですね。
まあ、「男性大河ファン」的視聴を続ける自分としては、
頭の中で勝手にこさえた感がハンパないすよ!非リアルすぎですよ!作り話感ハンパないすよ!この惨状、どうすんの?、龍馬さん!
「龍馬」に普通に「嫉妬」です!、鬼小町さん!
ただの逆設定かよ!、弥太郎さん!
ほんとに「弥太郎」塾行ってるよ?(笑)、広末さん!
あまりに、現代的説明口調過ぎだぞ!、桂さん!
ちょっとベタ過ぎです!、黄門様!
またも、現代的指摘かよ!、乙女姉さん!
いつか見た風景!。「お殿様、ご乱心でござるー!」
土佐まわりが、「男性大河化!」。いいすよ、いいっすよぉー!
という意見に集約されております。
まあ、自分的には、「女子供たらし大河」「「雰囲気」だけ大河」と評価を下してしまったので、
まあ、その評価から、あまり変化はないと思われますねえ。
まあ、「女子供たらし大河」ですから、女性の視聴者の方々が喜ぶのは、正解ですよね。
そういう意味では、本作は王道を言っていると言うことができると思いますね。
もちろん「女子供たらし大河」と、してですが・・・(笑)。
さて、では、意見の交換など。
こういうのが、一番楽しいということが、大河ブログをやっていて、やっとわかったので(笑)。
>」それを、白髪の近藤正臣が還暦の赤いチャンチャンコみたいなもん着て、どこのご隠居ですか
自分は、逆の意見になりました。
この脚本家は、対立的な関係性をつくると、徹底的に真逆の関係性を設定し、効果を最大限に発揮させる、
という、脚本の黄金率を使用しています。武市塾と、弥太郎塾の関係みたいに、というわけです。
さらに、善悪二元論を使用するという、「非リアル化」の権化です。
まあ、子供向けロボットアニメ的な敵味方表現です。「少女漫画」的シナリオです。
ですから、「正義」の武市軍団、「悪」の「上士」及び「東洋、容堂軍団」と、表現しているのだ、と断じました。
>このあたりの説明がチョーいい加減で
まあ、これについては、自分の「わかったぞ!「龍馬伝」の本質!」という記事で指摘しているのですが、
女性や子供相手なら、「リアル感いらない」し、「歴史感いらない」し、「説得力いらない」し、「作り話感なんて、どうせわからない」と考えている、ということですね。
という脚本家なので、説明がチョーいい加減になっていると思われます。
つまり、今後も、チョーいい加減が、続くと思われるんですよね。自分のの考証では。
>、いい加減にやらないでくださいと申し上げときたいです。
なので、ずーーーーーっと、いい加減だと思うんですよね。哀しいことですけど。
もう、この大河については、自分なりに引導を渡してしまいました。
今後は、その見方、分析が間違いか、どうか、
だけが、視聴ポイントになっています。
あと、10ヶ月か・・・と思っていますが、まあ、土佐周りに「男性大河要素」が残っているので、そちらを楽しみに視聴を続ける予定です。
いやいや、それにしても、庵主殿のところは、盛況ですね。
ま、一部、不貞の輩も、いるようですが。
もし、しつこいようでしたら、自分が出張って一喝しますよ。
まあ、法律のプロを周りに従えてますから、リアルライフで、徹底的に戦うことも可能です。そして、もちろん、勝ちますから。
言論的にがんがん、切り刻むことも可能ですからね。
なにしろ、「瞬殺の外科医」ですから(笑)。まあ、自分でそういうの喜んでるのも、変なアホですけどね(笑)。
斬り合い、やる気まんまんです。
ま、その場合は、庵主殿の場を荒らさないよう、自分のブログに誘いこみますから!。
庵主殿は、あんなの相手にしなくて、結構です。
今後は、我々が守りますから。
ではでは。
黒船は、当時の人々にとって未知との遭遇、ディープインパクトであったでしょう。竜馬や桂小五郎が衝撃を受け、その後呆けたようになったのも頷けます。
ま、江戸っ子の中には野次馬根性で黒船見物のため小船を出したオッチョコチョイがいたと云いますから。世界情勢など知る由もない市井の人々は案外そんなんだったかも(笑)
胸中のモヤモヤ感を拭えない竜馬(若人)が、桂小五郎(先輩・友人)に疑問をぶつける。それをいなす小五郎であったが、彼自身も答えを見つけたくて同様に悩みまくっていると云う構図。このシーン、私も好きです。安易に答えを求めたがる現代人を皮肉ってる?とも感じました。
乙女ねいやんが竜馬の嘘を看破したのも小気味良かった!人に影響されテンションが高揚し、それをあたかも自身の考えのように周囲に話す・・・。ありがちですよ。いや、散々自分もやり散らかしていたなと云う反省ですが(赤面)。寺島ねいやんには、もっと出番があってもよろしいかと。。。
初回〜3話まで『弥太郎伝』の体(てい)で、個人的に今年は弥太郎を追おうと決心した1月。今週、香川@弥太郎の登場が幾分減ってしまったのが気になります。あの感情丸出しは、アクが強いだけにクセになりますから。
予告のちら見では、弥太郎がいよいよ江戸へ?と云う。期待しましょう。香川@弥太郎ファンの皆様。
いや〜 皆さん楽しんでらっしゃいますねぇ〜
わたくし 長崎からの参入でございます。
龍馬伝のOP 違和感を覚える方が多いようですが 蛇踊りに馴染んだ長崎んもんとしてはなんとな〜く長崎が匂ってきて嬉しかったりしております。
福山くんもなんせ長崎出身でございますので、
なんかなぁ〜
眉毛もちっと濃く書いた方がよかとになぁ〜
背筋ばもっと伸ばすさんばぁ〜〜
など 母親のような目で暖かく見守っておりますです ハイ
長崎は龍馬が亀山社中(後の海援隊)を起こした場所でもあり、また三菱の創設者弥太郎の目を通した大河とあれば 我々長崎人としては楽しみな一年となりそうです^^
庵主様 どうぞよろしくお願いいたします
でもペリー来航に対する幕府の慌て方ってなんかデジャブを感じるほどワンパターンで脱力・・・。ほんとすごいダイジェストですね。
今後江戸城内の描写にどれくらい比重を置くのか知りませんが。あとあの屏風はいったい何よ!?と気になります〜。
黒船を見てない土佐の若者達の衝撃は、実際そうだったんだろうなというリアルさがありましたが、武市先生、なんか頭いい人に見えないのですが・・・脚本のせいか??
今のところは弥太郎&桂さんが見る楽しみです♪
黒船が来たことでショックを受ける人々の様子が、なかなか面白かったなーと思った5話でした。豊信様は白髪ではなく、おしゃれな銀髪だと思うことにしました。
しかしホントになんでわざわざあの色の鬘なんでしょうね?(笑)見事なまでに。
私は幕末ものが視聴率悪いのは、説明しすぎるせいだと思っているので、まあ今回くらいので丁度いいかなあとか思っています。まあ、「シーン飛ばした!?」みたいな時があるのは、ちょっと控えてほしいところですが・・・(苦笑)。一昨年や去年のは描写を逃げまくってるのが見てて分かって腹たって仕方なかったんですが、今年のはあえて分かりやすくしているのは伝わるように思えるんですよね。子供向けと言ってしまえばそれまでですが、振り返ってみたら恥ずかしながら、自分が子供の時、聞こえてくる単語が難しくて挫折した大河があったので(恥)。しかもそれからしばらく大河から離れた経験が・・・。せっかくだから、今年の大河は子供もたくさん見てくれて歴史好きのきっかけになってくれたらいいなあとか思うようになってきました。
もちろん、それでいて大人も見応えあるくらいの物になってくれたら一番いいんですけど。
何にしても谷原桂さんがとてもいいので!ホントに頑張ってもらいたいのが一番の本音です(笑)。
>江戸城シーンが「その時歴史が…」モードなのは、もう確信犯でやってるに違いないと
あ、やっぱりそう思います?
なんつーか、あの異常なまでの工夫のなさ、なんなんですかね。「その時…」ごっこやるなら、もーちょっとネタとして笑えてもいいと思うんですが。
あんな調子で大政奉還まで処理されるんなら、ちょっとメゲますけど…。
どこかで使いまわしても出所がなんだか、きっとわかんないですよね(笑)。
>土佐の三つ葉柏の紋の旗を意識的に長く写してるような感じを受けたんですけども…
岩崎弥太郎を汚く描きすぎてることに対処して、三菱ヨイショ対策だと思われます。
>現代だったら宇宙からUFOが来たような感じなのでしょうか…?
…という感じを、非常にうまく出していましたよね。
そういうのって、案外幕末モノでは難しくて…。黒船の話は誰でも知っているので、その衝撃をリアルに表現するのは難しかったんだと思いますが、今回はすごく良かったと思います。「新選組!」よりよかったくらい。
>秋頃はこのドラマでは二人はどう描かれているんだろうと思うと、これからしっかり描いていってほしいと
そうですね〜。せつないシーンというのは、それまでの人物像をちゃんと描いてないと、いきなり泣かせでは成立しないと、去年のアレをみてつくづく分かってしまったので(笑)、ことしは、そのへんを丁寧に丁寧に描いて、悲劇へ盛り上げていっていただきたいです。
>200年以上戦をしてなかったことで
旗指物をつけた兵士がその旗指物で龍馬一人
満足に追いかけられない
それは面白い見方ですね! ほんとにあんな旗指物をしてたのか(笑)。幕末でも、もう具足を着ることも無いのに、武士の移動のときは鎧櫃を(持っていれば)小物に担がせていたといいますが、着かたも分からなくなってたでしょうしね。
>NHKに問い合わせたところ
鯨海酔候と呼ばれた怪物ぶり
迫力を出すために、イメージを重視して
近藤さんがキャスティングされたそうで
わたしたちの深い疑問を代表していただいて、ほんとにありがとうございます。
ていうか、その答えでは納得できないんですけど私(笑)。
イメージを重視して…って、それはほとんど漫画の発想じゃないですかね。なんか、大目に見ようとおもっても無理かも…。あの容堂候だけは…。
>一番のポイントは
こういう攘夷思想に走る彼らは
黒船を「見てない」という事なんでしょうね。
そこも面白かったですね。黒船を実見した人たちは、みんな、ある種のリアリストになっていくんですよね。それは、龍馬や小五郎だけじゃなく、幕府側の小栗忠順とか、勝海舟ももちろんそうなんですけども。
でも、黒船をみていない闇雲な攘夷パワーがないと、リアリストだけでは歴史は動かせなかったわけでね。そういう、歴史を動かすメカニズムの精妙さが、幕末の一番面白いところだったりします。
なのでこれからが楽しみです。そういうあたりのツボも、うまく押さえた脚本になればいうことないのですが。
>こうして当時の日本人たちは「一途に」坂の上の雲めがけて、駆け上がっていくんだよねえ
ですね〜。「坂・雲」とうまくつながる感じが、今週はよかったですね。
初めて軍艦を見た真之のキラキラした顔を思い出したりして。
>つくり手のセンスと才気がそれなりにあるぶん、手を広げすぎてるのかもしれないですね
たしかに! 実は「新選組!」の序盤のころにもそういう空回り感があったんですけど…あれは結果としては、素晴らしい着地を見ましたからね。
たぶん、才気にまかせていろいろ取り入れる先には、思想っていったら大げさだけど、歴史に対するきちんとした意見というか、知的な要素が必要になってくるだろうと思うんですが…。そのあたり、どうなのか、もうちょっと見守っていたいと思います。
>各人の持ち時間が少なくなって、自然、台詞に食いたりなくなっちゃうのかも
うー、今のとこ、乙女ねえちゃんと半平太さんが勿体無い……。
なかなか忙しくて時間がとれず、お返事が遅くなりましてすみません。
ホントに江戸城内の描写はなんとかならんのでょうかね。これから徳川慶喜や、井伊直弼とか、重要な人物が出てくる(来ますよね?)のにあれでは…。
>剣では黒船に立ち向かえないからといって、剣の稽古がむなしくなるということはないんじゃないかと思ってしまうんです
このことに関しては、考察の必要がありそうですね。
私的には、剣が実戦の役にたたないことに気づいてしまった武士の動揺の描写は、なかなかよかったと思っています。
ようするに、戦国時代のように武器として活躍するとは考えていなかったにしても、「役に立たない」ということを具体的に実感するということは、武士にとって、アイデンティティの問題だったんだと思うんでね。
そこらへんは、あらためて学習会ででも、時間をとってやりたいですが…。
むしろわたし、「剣が役にたたない」ということは、生まれついての武家身分にとってはなかなか実感できないことだったと思ってます。龍馬がそのことに強く反応し、すごいショックと痛みを感じたのは、彼が、厳密に言えば武家身分ではなく、反町人の身分で、あえて厳しく「武士らしく」と育てられたバックグラウンドがあるせいじゃないか…と思えて、そういう奥行きも感じさせて、なかなかいいと思ったのですけど。
いずれにしてもこの問題は、すこし突っ込んで考えたいですね。
近々なにか企画考えますので。
ドラマの見方については、いろんな考え方があっていいと思います。
ただ、わたしは、ここは自分の好みに合わせてコントロールしていたいので、不快なゴミは置いておきたくありません。ですから、ほんとうに無礼なコメントとかは、まじめに読まずに削除することもあります。
なので、これは本当にお願いしたいのですが、そういうのをたまたま(削除前に)目にされても、反応しないでほうっておいてください。自分で掃除します。
反応から火がついて炎上したら、blogやめなきゃなりません。
実際、去年の例の作品で、自分の予想を超えた盛り上がりに(良くも悪くも)なってしまったときには、もし炎上のようなことになったらすぐにblog自体を消し去ろうと思ってやっていました。
他人のbolg上での、無礼で汚いバトルほど嫌いなものはありませんので。
そのあたり、あなたの感覚と違うところもあるのかも知れませんが、そういうのを嫌う人間もいるということで、どうかご理解いただきたいと思います。
そういうことで、今後ともよろしくおねがいいたします。
>江戸っ子の中には野次馬根性で黒船見物のため小船を出したオッチョコチョイがいた
ツアーもあったんですよね(笑)。日本橋発、みんなで浦賀に見に行く団体ツアー。
なんか、日本人の本質って変わってないし、あんまり古きよき日本の美とかいって持ち上げるもんでもないと思うと、ホッと気持ちが和みます(笑)
>胸中のモヤモヤ感を拭えない竜馬(若人)が、桂小五郎(先輩・友人)に疑問をぶつける。それをいなす小五郎であったが、彼自身も答えを見つけたくて同様に悩みまくっていると云う構図
こういうところは上手いです。谷原さんの演技力(この人は脇にまわるとホントに演技がうまいです)もあり、いいシーンでしたね。
やはり、幕末というのは、こういう若者たちの屈折や葛藤が幾重にも重なって時代が動いていくところがあるので。
>寺島ねいやんには、もっと出番があってもよろしいかと。。。
ねえ、もったいないですよね〜。乙女ねえちゃんはもっと面白くできるキャラだと思うのですが。
香川弥太郎ファンはもちろんですが、大森半平太ファンも期待してます。次週からの展開。
長崎からようそこいらっしゃいました。ご当地の方は、特に歓迎でございます。
>OP
五週目にして、やっと旋律が耳に残るようになってきました。あと、OPの映像もすこしわかるようになりました。こんなに理解が遅いのも例年にないことですが(笑)、蛇踊りは、なんつーか派手ですね〜〜。
個人的には、長崎の芸者の蒼井優ちゃんに大きく期待するところです。
>眉毛もちっと濃く書いた方がよかとになぁ〜
背筋ばもっと伸ばすさんばぁ〜〜
など 母親のような目で暖かく見守っておりますです
ちょっと見守りたくなる龍馬ですね。
去年の主役を、そーゆー線を狙ったの見え見えなのにシラケて、見守るどころか早々に見放してしまったのとは、かなり違います。
こちらこそよろしくお願いいたします。ご当地ネタなど、どしどしお寄せくださいまし。
>ペリー来航に対する幕府の慌て方ってなんかデジャブを感じるほどワンパターンで脱力・・・。
デジャブですよね…。あれ見てると、自分はいま平成(か昭和)何年のドラマを見ているのであろうかと、時空の感覚が狂うような気さえします。
「花神」のころと変わってないっつうか…。かたくなにパターンを変えないところに漂う倦怠感とか脱力感とか、なんか変な味をだしてますね…。
>武市先生、なんか頭いい人に見えないのですが・・・脚本のせいか??
ああーーーっっ!!
すごい残念ーーーっ!!
ほんとに、これからバンバン活躍してほしいのに、いまのところまだ頭よく見えないんですもの。門弟たちに聞かせる尊攘講義もあんまり知的じゃなかったし…。
半平太さんにしろなんにしろ、「これからよくなる」となかなか素直に信じきることができないのは、やっぱり去年のトラウマなんでしょうか。
去年のトラウマ振り払うため、一生懸命、意識して期待するようにしてます。
弥太郎さんも楽しみです。
>豊信様は白髪ではなく、おしゃれな銀髪だと思うことにしました。
そうですね…。きっと貫禄出すためにわざわざ老けつくりをしていらっしゃるのよね。
そして、飲みすぎで肝臓悪いから、若いのに顔がくすんでシワッぽいのよね。土佐の家中は、殿様が20代だなんて夢にも思ってないんですよね、きっと。
…って言い聞かせようとしても無理ーーっ!!
>私は幕末ものが視聴率悪いのは、説明しすぎるせいだと思っているので、まあ今回くらいので丁度いいかなあ
ああ…そうでした。去年の駄作があまりにあまりだったので、忘れてましたが、NHKには、「幕末モノを分かりやすくする」という、無駄なトラウマが貼り付いてるのでした。
いいのに…面白くしようと努力すると、ぜったい空回るんだから。「翔ぶが如く」くらいコッテリしてていいのに。ついでに視聴率なんかどうでもいいのに…と思うのは極端か??
>一昨年や去年のは描写を逃げまくってるのが見てて分かって腹たって仕方なかったんですが、今年のはあえて分かりやすくしているのは伝わるように思えるんですよね。
はいはいはい。
こころから同感です。そういうことが言いたかった。
ま、あえて分かりやすい向きに解体しなくていい、というのは望みすぎにしても、変に毒抜きするんでなく、さりげなく、汗臭く暑苦しい方向に誘導していってくれたらいいですね。
桂さんますますいいですよね!
次回は松陰先生も登場するので、桂さんの露出がホント楽しみ。
というか高杉晋作は??でないんですか…?(そればっか)。
すいませんでした。
少し調子に乗りすぎていたようですね。
反省します。
今までの物語は去年の本家大河を思い返せば、個人的にはまだまだ続きを楽しみにしているという感もあり、キワモノやトンデモな展開目的ではなく純粋にストーリーだったり幕末という時代がどのように表現されるのかに期待を込めて見ていると言えるでしょう。また貫地谷しほりさんや谷原章介さんといった風林火山組がどうドラマの中で動いていくのかも期待している所もあったりしますが(笑)。これまでの展開を振り返ってみても、個人的には良いと思える所には、ここ近年の大河の傾向である主人公=世を変える、救うために生まれてきた天命の人という位置付けではなく、身分は低くても武士の家に生まれながらも本当に武士として生きていけるのか?的な位置付けにいた人間が成長していく事で世の中を大きく動かしていく人物となっていく、という所だったりします。自分がどのように生きていくのかまだ分からないと人物が色々な人との出会いや出来事を体験していく中で自分の行き方を定めてそれに向かって邁進していくという方が見応えはあるのではないかと思っています。
今回は黒船来航という激動の幕末の序章の幕開けという出来事だけに、黒船来航が龍馬や桂小五郎のみならず日本人に与えたインパクトやカルチャーショックの大きさというものが伝わってくるようにも感じられました。実際あんな超至近距離で航行していたとは考えられませんが(第一あそこまで接近していたら座礁しそう)、当時の日本人からすればとてつもなく巨大な西洋文明の力の象徴のように映っていたのかもと思えるほどでした。個人的にはSFのファーストコンタクト系の作品でそれこそ地球の文明なんか屁でもないくらい発展した宇宙文明社会からの巨大宇宙戦艦が地球にやってきたかのような感じにも見えたくらいでしたから。ひろりんさんが述べられているように「未知との遭遇」というのがまさに当てはまっているのではないかといえるのではないでしょうか。この黒船来航のシーンを見ていると当ブログでも賛否両論(?)なOPもSFアニメやゲームのようにも見えたりもしました(笑)。
黒船来航について先にコメントされた方も述べられているように黒船を間近で見ようと小船を出した野次馬もいたという話については、私も以前に黒船来航はパニックではなくフィーバーだったというような事を民放の教養バラエティ番組で知りましたが、となると前回の終わり頃の江戸市中パニック描写についてはどうなるのかと疑問もあったりします。一部にはそういった恐慌状態もあったと捉えておくべきなのでしょうか?誰か詳しくご存知の方がいましたらご教授お願いします。しかしながら黒船をリアルに見た事で西洋文明に巨大なインパクトを受けて日本も近代化して生まれ変わらなければならないという意識を強く持っていった人間達がいたという事は、先にコメントされた方、特にikasama4さん、の意見を読んでいるうちにそうではないかと思わされる所であったりしました。となると龍馬が黒船の巨大な姿を間近で見た事によって、武士のあり方や武器としての刀の有用性に疑問を感じるようになったというのは物語的にはターニングポイントになっていくと考えてもいいのでしょうか?個人的にも黒船を見た武士達が自分達のアイデンティティにどのような影響を受けたのかについては気になる所だったりします。
風邪をこじらせておられたとのこと、大丈夫ですか? 厳寒のおりから、ご自愛くださいね。
さて、黒船来航時の江戸市中のパニックですが、今週学習会しようと思ったんですけど、あいにく私もちょっと忙しくて、タイミング逃してしまいました。
同時代の記録によると、「江戸市中、乱世の如し」ということで、女子供を郊外に疎開させる大八車が市中をいきかってごった返し、一時的にパニック状態になったということで、ドラマでの描写のとおりではないかと思われます。
で、問題の黒船見物ツアーなんですが、ちょっと調べたら、そういうイベントで盛り上がったのは、ペリー艦隊の2度目の来航(嘉永7年)の時でした。
最初はパニクって大騒ぎになっても、日本人の常で、のどもと過ぎれば…で、すぐネタにしてイベント化するんですね。再来の時にはすっかり心の準備ができていたのでしょう(笑)。一部には、上陸したアメリカ水兵と酒盛りをして、国際交流に大盛り上がりした庶民もいたということです。
>ここ近年の大河の傾向である主人公=世を変える、救うために生まれてきた天命の人という位置付けではなく
ああ…
なるほど!ですね。去年は論外としても一昨年の人も、特別な運命の星に生まれた人である、みたいな位置づけでしたよね。
そういう前提のない、ごくごく普通の、たよりないくらいの主人公というのも、考えてみれば久しぶりです。むしろ、そっちが大河ドラマの本道じゃないかと思いますよね。
さらに今年は、主人公だけでは頼りなく感じる向きもいる(笑)のに備え、ダークキャラの弥太郎や、悲劇路線の半平太も容易されているので。
とりあえず、素直な気持ちで見て、気持ちの動くままに感情移入していけばいいのではないでしょうか。
きっとその辺から見ごたえは生まれてきますよね…と思って、今日の放送に期待したいと思います。